『4歳の娘がスイミングの着替え中、皆の前でおならをしてしまった時、とっさに「ママがした」といった。(以下略)』
選択日記 | ★ 著者は人間の選択には元来二つの方法があると言う。 |
●中国は、多民族国家である。
「多民族」というとチベット人、ウイグル人、モンゴル人などを想起しがちです。確かに中国は56種類の民族によって成立しています。ただし、こうしたいわゆる少数民族が総人口に占める割合は僅か4%であり、残りの96%という圧倒的多数派を形成しているのは漢民族(チャイニーズ)です。
私に言わせると、この漢民族こそが「多民族」なのです。北京人、上海人、福建人、四川人、広東人、河南人、東北人。……そのいずれもが国家として成立し得る規模を有しているため、感覚的には外国人同士といってもいいくらいの意識の違いがあります。
中国が統一と分裂の歴史を繰り返してきた理由も、ここにあります。独裁政権は、実質的には武力に頼って統一を維持するほかありません。実際に中共政権も人民解放軍をあくまでも「党中央の指揮に絶対服従するもの」とし、国軍化を断固否定しているのはこのためです。
「中国人」というものは、例えば国際的なスポーツの試合や外交問題のような限定的な状況でのみ、頭をもたげる特異な観念なのです。日常的には、あくまでも地縁・血縁最優先。例えば東京のコンビニや居酒屋の中国人アルバイトが、往々にして店ごとに「××人」と地方閥で固まっているのは、その好例といえるでしょう。
もし中共政権による統治を保証している人民解放軍が地縁や利権その他の原因でバラけ始め、党中央軍事委員会を頂点とするピラミッド型命令系統の維持が困難になったときには、国際社会の思惑がどうあれ、中国には割拠に似た状況が現出することになるでしょう。
●必ず「中共語」でニュースを読むこと。
以前にも何度か紹介したことがありますが、ここで念を入れておきます。一般に使われている中国語と、政府や党中央などから発せられる「中共語」は同じものではないということです。
「日中友好」を中国語に訳すると「中日友好」。ただしこれが「中共語」になると意味が大きく異なってきます。凡例をいくつか挙げておきますので、ニュースで中国の公式声明に接するときは、これを以て解読してみて下さい。
「対話」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
「協議」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
「協力」→「中共への奉仕」
「平和」→「中共による制圧下での非戦時状態」
「友好」→「中共に従順」
「交流」→「中共の価値観の押しつけ&軽度の洗脳」
しかしなから、と付け加えておきます。
中国がどうなろうと、日本政府がしっかりしていれば何も心配することはありません。
その日本政府を選ぶのは、私たち日本人です。
ですから結局、日本人一人ひとりの、民度と品格が問われることになるのです。
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