February 11, 2017

幸せの素は? -ハーバード大学の長期研究結果

 素晴らしい講演を東大阪のNさんから教えてもらった。


 とにかく、この公演をお聞きください。たったの13分です。(最初タイトルに英語のみの箇所がちょっとだけありますが、あとは全て日本語の字幕がでますから、安心してお楽しみください)

 
タイトルは

『人生をしあわせにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から』 です。


 それではロバート・ウォールディンガー先生、よろしくお願いします。(拍手!)






 翔年はこの研究結果には我が意を得た思いで一杯です。このBlogo左欄の「いきいき塾とは」に20年以上前から、

『人がこの世で味わうことの許される幸は、人間関係の中にしかないのではないでしょうか? 』

と掲げていたのですから。
 
 まぐれ当たりですけど(笑)、ちょっと自慢したくなる預言?でした。

 長生きをしようとか、そのために〇〇の食べ物が健康にいいとか、このサプリメントはシジミが何千個も入っているから体にとてもいいとか、すっぽんの何とかが何とかに効くとか、そんなことは効果がたかがしれているのです。

 よく考えてほしい。シジミ何千個分のエキスのサプリをいくら飲んでも、それがすべて人体に吸収されるなんて事を期待する方がおかしい。

 過ぎたるは及ばざるが如し。翔年に言わせてもらえば、栄養も薬も過剰摂取はいいことなし。腎臓に過剰な負担をかけているだけ。


 飲みすぎ、食べ過ぎはこの薬で防ぎましょうというのも、ちょっと考えたらおかしいです。アクセルをふかしながら、ブレーキも踏んでいるのです。

 食べ過ぎには薬で対処しながら、、運動不足にはお金を払ってネズミがかごの中でするような運動を孤独に黙々とクソ真面目にこなす。

 お金を払って健康を確保したいという考え方自体がそもそも間違い。

そんなことよりも

「良い仲間と愉しい交流をする方が勝る」というのが、ハーバード大の長期研究結果なのです。







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November 07, 2016

お宝の6ペンスより価値あり -子どもや孫たちと遊ぶこと-

 無職の気楽な後期高齢者とはいえ、10月はいろいろな行事や雑事があって忙しかった。たまたま運悪く、来春小学校へあがる孫(女児)の運動会と囲碁の会がバッティングしたことがあった。碁会の幹事役を仰せつかっているし、翌週に孫はピアノの発表会が控えており、それには行くんだから、「まぁよかろう」と運動会は行かなかった。

 後で聞いたら、「ジイジが来てない」と彼女は相当ガッカリしていたという。小太鼓をたたいてマーチングするのを見て欲しかったんだろう。彼女は人前でパフォーマンスするのに臆するところがない。見られて賞賛されるのが大好きなのだ。両親も兄も行くというから、まぁ一人くらい良かろうというジイジの判断が甘かった。まいった。

悲の器001
 というようなことで、ちょっと心を痛めていたところ、あの進化論の大先生のこんなエピソードをたまたま見つけて、またまいった。(笑)
 この逸話はある経済学者の「勉強時間なき苦しみ」というエッセイから、高橋和己先生が小説に取りこんで引用されているものです。

 「四つになるダーウィンの愛児が、「お父ちゃん、一緒に遊んでくれたら六ペンスあげよう。」といって書斎に侵入してきたとき、彼はその申し出をことわる理由はこの世に存しないといってそれに応じたという。」      -高橋和己「悲の器」より-

 
 6ペンスが当時どのくらいの価値があったのかしらないが、ひょっとしたら、ダーウィンの愛児が遊び賃として差し出したのは彼の全財産だったのかも知れない。子供は宝物にしていた銀貨よりも、ダーウィンパパと遊んでほしかったのだ。彼にとってパパと遊ぶことがそれ以上に価値あることだったのは間違いない。

 翻って、長男と長女が幼児の頃、30歳代だった翔年は仕事、仕事で、断る理由が山ほどあった。遊んでやる機会は少なかったなぁ。彼らが6ペンスを差し出しつづけているのを、少しも気がつかなかったのかも知れない。

先生と連弾



以下は蛇足、お金の話です。(お忙しい方はスキップしてください。)

お金の名言1:
真面目な方「お金がすべてじゃないわ
金欠症の方「持っている人は皆んなそう言うんです

お金の名言2:
Money is like muck, not good except it be spread.
(金は肥しのようなもの。{一カ所に溜めておけば臭うが}まき散らせば用をなす。)
      -Francis Bacon-

→ 我が国の現状は、高齢者が長命にそなえて、お金をため込んでいることで金詰まりを起こしている面があると聞く。確かに、報道される高齢者相手の振り込め詐欺や高額商品の騙し売りなどの被害額が驚くほど巨額なことが多いから、あるところにはたんまり貯まっていることは間違いない。本当にベーコン先生がおっしゃるように、臭っているのだろうか? お金がすべて、一番大事、と思っている人が多いことは間違いない。

 ではどうすればよいのか? こんなデフレ状態を如何に脱するか? 政府と日銀はここ数年、市中に出回るお金の量をうんと増やしたけれども、お金は天下に回らない。 絶対的に需要が不足しているから。
 デフレ脱却は大変むずかしい。これぞという政策はなかなか見つからない。

 国の経済や安全保障など喫緊の大問題が山積なのに、国会はつまらん大臣の失言に関して、くだらん議論をつづけている。この種の議論で国民の利益になる結論なんて期待できるとは思えません。


いかなる討論も、十分時間をかけると無意味になる。
      -Arthur Bloch:Murphy's Law-
→ 水掛け論の結論なし、むなしさだけが残る。

議論のための議論はするな。議論というのは、解決策を見つけるためにある。
     -カリン・アイルランド-
→ 我が国会で議論から良い解決策が出されたことが幾つあっただろうか? 国会自らが検証して国民に報告したらどうだろう?


議論するだけなら議員は大勢いる。実行が問題になると誰もいなくなる。
       -J.ラ・フォンテーヌ[1621-95](詩人)-
→ 国会議員はどう見ても数が多すぎる。だから恥ずかしいほどレベルの低い議論が次から次へと延々と続けられているように見えます。国会中継をTVで見て、イライラさせられた人は多いと思う。





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November 05, 2016

スイスイ論語(6) -君子は和して同ぜず-

5日の読売新聞夕刊(拡大すれば、記事が読めます)

すいすい論語006

 新聞記事は子供向けにやさしく書かれていますから、子供も理解できます。けれど、本当に論語が理解できるようになるのは、社会に出て色々な人間関係の中で揉まれてからではないかと思います。翔年は40歳代になってから、「論語」や「言志四録」などを読み始めたら、ストンと腑に落ちることをたくさん経験しました。(笑)

 (このBlogの読者は年配者が多いので、諸橋先生の訳と解説が一番ピッタリくるのではないかと思って引用させてもらっています。)
 
 
君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。(子路第一三)

諸橋轍次先生の訳と解説です。
君子はいかなる場合にも人と相和合して事を執り行うが、人に雷同して事を行うことはない。小人の場合はこれと全く反対で、人に雷同して事を執り行うが、人と和合して事を行うということはない。

※同は、表面上、心を同じくするように見せかけることで、雷同の意。



 古典を味わって、世の中を眺めては、自分を顧みることは有益なことであり、また楽しいことでもありますね。

 スイスイ論語の安岡定子さんが記事で解説されているように、「君子」は「理想の人物」なので、今どきの政治家を論語の尺度で人物評価したらほとんどの人が落第なのではないでしょうか?

 上の言葉を味わっていると、よく似た筆法で論語の為政第二にあるこんな言葉を思い出しました。

君子は周して比せず。小人は比して周せず。(為政第二)

 これも諸橋先生の訳と解説で味わいたいと思います。
成徳の君子は、たれかれの差別なく、広く公平に人と交わって、決して偏頗な交わりをしない。これに反して、徳の修まらぬ小人は、偏頗な交わり方をして、広く公平に人と交わることが出来ない。


 それは君子は心公平で私がない。故にあまねく人と交際ができる。然るに、小人は私心を持っているから、自分の利害にかかわって、その交際もおのずから一方に偏したものとなるのだという。心の公と私とが、この相違をもたらすのだと…。


 隣国の大統領も米国の大統領候補者も、君子というにはほど遠い人物なので、論語の尺度で云々することは止めておきます。





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September 07, 2016

ハートストンとアシモフ -好奇心の刺激本、よい勝負?-

nobodyknow

 先日、梅田の紀伊国屋でぶらぶら本棚をのぞきまわっていた時のことです。まったく偶然にこんな本が目にとまりました。

 タイトルは"the Things that Nobody Knows"(誰も知らないこと)
サブタイトルは”501 misteries of Life, the Universe and Everything"(人生、宇宙、その他なんでも不思議なこと)とあるので、手に取ってページを繰ると、もう好奇心に勝てませんでした。(笑) 
 
 この手の本は1ページから順に読む必要はありません。501項目は完全に独立した読み物なので、どこから読んでも楽しめるのがこういう本の大きな魅力でもあります。

 例えば、大項目の”Hair(毛)"には、
”Why does the hair on our heads grow so long?"(何故我々の頭の上の髪の毛はこれほど長く伸びるのか?) という小項目と、 
"Why do we have pubic hair?"(何故我々には陰毛があるのか?)と言う、とても興味深い小項目が二つ並んでいます。

 著者は商売がうまい。ひっかけられたかも分かりません。 
 なぜって、作者は後者の回答に3つの理由しか挙げていませんが、翔年はもう一つ、別の理由を挙げることが出来ますから。いずれ適当な時を選んで書きましょう。(笑)

 買った本を早く読みたくて急いで帰宅し、辞書をたよりに数項目を読みました。その時、「待てよ、これならついでに類似本のアシモフも読んでみようかな?」と思いました そしてAmazonで衝動買いしました。



asimov'sbook

"Isaac Asimov's book of Facts"(アイザック・アシモフの事実の本)
副題は "3,000 of the Most Interesting, Entertaining, Fascinating, Unbelievable, unusual, and Fantastic Facts."(最も興味深く、面白く、うっとりさせて、信じられないような、稀な、空想的な3,000項目の事実)です。

 この本はかつて「アシモフの雑学コレクション」星 新一編訳で読んでいるつもりだったのですが、この機会に読み比べてみると、どうも翻訳本とは違う感じです。よく見たら星さんのあとがきに、「(前略)文章は直訳ではない。また、西洋史がらみで、日本人に縁のないもの、アメリカの地理など親しみにくいものは、省いた」と断り書きを見つけました。納得。

 と云うわけで、今回初めて原著者の文章に直接ふれて見たいと思います。


 事実は数多く知れば知るほど興味は増すもの。この2冊はゆっくり楽しみながらの読了を目指します。




"退屈の治療には好奇心が必要だ。ちなみに、好奇心を治す薬はない。(The cure for boredom is curiosity. There is no cure for curiosity. -Dorothy Parker-)







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September 05, 2016

ビブリオバトル -読書の甲子園?

(クリックして拡大すれば読めます)
bibliobattle

 今日の読売新聞のコラム「地球を読む」に『ビブリオバトル』が載った。筆者の山崎正和氏によると、これは「読書の甲子園」みたいなものだから、普及することに意義があるという。そしてこのビブリオバトル(Bibliobattle)を義務教育に取り入れることを提案しておられる。

 確かに、わが国の文芸には「講」とか「座」とか言って、仲間が寄り集まってお互いに楽しみながら、切磋琢磨しあって、お互いが高め合う伝統文化がある。コミュニケーション文芸?とでも呼ぶべきか。

 ビブリオバトルの公式ルールはたった四つです。
1 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.順番に一人5分間で本を紹介する.

2 それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分行う.

3 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い,

4 最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.




bibliobattle2


 山崎氏の慧眼に留まったからには、これは面白い文芸活動になるに違いない。最近は若者たちの間に、活字文化を疎んじる風潮が蔓延しているのを翔年は危惧していたが、この運動をきっかけに、読書人が倍増することを期待してやみません。

 関心のあるかたはビブリオバトルの公式ウエッブサイト をご覧ください。





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September 03, 2016

スイスイ論語(5) -君子は其の言の其の行に過ぐるを恥ず-

読売新聞(9/3夕刊)の「スイスイ論語」(クリックして拡大すれば読めます)
スイスイ論語5

 本日の安岡定子さんの「スイスイ論語」は憲問第十四より選ばれたこの言葉です。

君子は其の言の其の行に過ぐるを恥ず。(憲問十四より)

「金谷 治先生の訳」
君子は、自分の言葉が実践よりも以上になることを恥じとする。

※この言葉は我が国に伝わった古い本では定子さんの読み方になっているので、上の訳もすなおにその通りになっています。
ところが、新注といわれる本ではちょっと違っている。どう違うかについては、諸橋轍次、吉川幸次郎、金谷治の三先生とも、同じことを指摘されているのでちょっと触れておきます。


(古注) 君子恥其言過其行也
(新注) 君子恥其言過其行也
上のように「之」と「而」の違いによって、ニュアンスが違ってくる。
諸橋轍次先生は新注に基づいた訳として
君子は自分の言葉に実行が伴わぬことを恥じて言葉を慎み、言葉以上の実践躬行するよう努める。
と言っておられる。

どちらが正しいとかいう問題ではないし、意味するところは同じですが、翔年は諸橋先生の訳の方がより含蓄が深くて、君子らしいと言葉だと思っています。

閑話休題。

論語は全部で二十編ある。各編それぞれその編の最初に出てくる二字或いは三字をとって編名としています。昔は一編ごとに一つの巻物としていたから、その編の順序を示すために第一、第二という言葉を付したらしいですね。



 参考までに論語の全編名を読み仮名付きで記して、これまでの「スイスイ論語」がどの編からピックアップされたかを示しておきます。
 今のところ、定子さんがどのような意図で各編からピックアップされたのか分かりませんが、いずれご本人から明らかにされることでしょう。

 翔年としては、出来るだけ長く続けていただきたいと思っています。何故かといいますと、若い時は「論語」と聞いただけで、「古臭い」という思いが強くて敬遠しますが、社会に出て20年ぐらい過ぎて、よく言えば人生のベテランと言われる年になると、論語の一語一語が心に沁みてくるように思うからです。今まで、敬して遠ざけていた方も、一度論語を紐解いていただきたいと思っています。

学而(ガクジ)第一
為政(イセイ)第二 (スイスイ論語2と3)
八佾(ハチイツ)第三
理仁(リジン)第四
公冶長(コウヤチョウ)第五
擁也(ヨウヤ)第六
述而(ジュツジ)第七
泰伯(タイハク)第八
子罕(シカン)第九
郷党(キョウトウ)第十
先進(センシン)第十一
顔淵(ガンエン)第十二
子路(しろ)第十三
憲問(ケンモン)第十四 (スイスイ論語5)
衛霊公(エイレイコウ)第十五 (スイスイ論語4)
季氏(キシ)第十六
陽貨(ヨウカ)第十七 (スイスイ論語1)
微子(ビシ)第十八
子帳(シチョウ)第十九
堯曰(ギョウエツ)第二十




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August 25, 2016

映画「トランボ (ハリウッドに最も嫌われた男)」

 見たい観たいと思いながら機会がもてなかった映画「トランボ」を、やっと21日に観た。 こういう言い方をしては、ハリウッド関係者に失礼かもしれないけど、ハリウッド映画にしては思想的な出来事を描いてよくできた映画だった。
セックスも暴力もなしでした。(笑)


トランボ

 ソ連との冷戦下にあった1947年、アメリカに吹き荒れていた「赤狩り」(世にいうマッカーシー旋風)の矛先がハリウッドにも向けられてきた頃の実話です。翔年は「赤狩り」は知っていましたが、それがハリウッドにまで及んで、こんなに酷いことになっていたとは露知りませんでした。

 今にして思えば、当時のハリウッド映画はほとんどが娯楽作品、対してフランス映画やイタリア映画は社会の矛盾を描いた優秀な映画があったので、レベルが上という認識が若者の間には定着してました。「赤狩り」の所為だったんでしょうね。そうに違いありません。


閑話休題。
 脚本家のダルトン・トランボがその赤狩りの標的にされた。そして「下院非米活動委員会」に呼び出され公聴会で証言を求められた。

「イエス、ノーで答えよ。」
「”イエス”か”ノー”で答えるのはバカか奴隷だ。」 
 
 こう言って証言を拒んだトランボは、「議会侮辱罪」という罪を着せられてしまう。そして国家への反逆者のレッテルを貼られてしまい、ブラックリストに載せられた人気脚本家は1950年に投獄されるに至ります。

 翌年出所はしたものの、彼の立場は公に活動できなくなってしまっていた。アメリカらしからぬ排除の論議が蔓延っていた。思想信条の自由を大事にする現代の感覚で見れば「無実の罪」をきせられたとしか思えません。映画には描かれていませんが、1952年には、あのチャップリンも同じような嫌疑で米国への再入国を拒否されています。そういう時代だったのです。これはハリウッドの汚点であり、アメリカ史の大汚点でもあります。

 このような嫌疑をかけられたのはトランボ一人にとどまらず、最初の標的となった監督と脚本家の10人は特別に「ハリウッドテン」と呼ばれ、理不尽な弾圧によってキャリアを失い、人生を破滅させられていったのです。
 
 「愛国」という言葉で大衆を煽り、「非国民」という言葉をかぶせて他者を排除する息苦しい社会はどの国でも経験していることです。そうなる危険性は現代社会にもあるように見えます。




人間関係相関図(クリックを2回して最大化すれば、歴史の中で誰がどんな役割を果たしたか、人名が読めます)
トランボ2

 面白いことに、この赤狩りをする「非米活動委員会」を支持する立場の映画人として、ジョン・ウェインやロナルド・レーガン(後の大統領)、エリア・カザン(監督)が実名で出てきます。(史実だから、大スターも大統領もしかたないでしょう。)

 赤狩りに協力した者、抵抗した者、主義主張を変えた者、仲間を裏切った者、政治に無関心で、金儲けしか目がない男の行為が、結果的にトランボを助けることになる人生の皮肉など、ハリウッドの内幕がビビッドに描かれていて、興味がつきませんでした。

 出獄後、愛する妻や子供たちの生活を守るために、いくつもの偽名を使い分けて密かに脚本を書き続け、不屈の戦いを繰り広げたトランボは、ついに「ローマの休日」と「黒い牡牛」で偽名のままオスカー賞をとる。その苦難の過程で、家族愛、家族の絆、夫婦愛、友情など、見どころはたっぷりありますが、それは見てのお楽しみということで…。(笑)

 一言付け加えるなら、この映画は被害者と加害者とを単純に区分けして描いていません。これが素晴らしいと思いました。時代の荒波の中で、それぞれが如何に懸命に生きたかを、善悪をこえた視点でみごとに描いており、出色の出来栄えでした。多様な見方を示すことで、見る者の心に生きるための何か大切なものを残してくれたことは間違いありません。







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August 21, 2016

スイスイ論語(4) -過ちて改めざる、是を過ちと謂う-

クリックして拡大すれば読めます。(読売夕刊 8/6)
スイスイ論語4

 アメリカ滞在中の8月6日の読売夕刊に安岡定子さんの「スイスイ論語」が掲載されました。(アップが遅れましたことをお詫びします)

子曰く、過ちて改めざる、是を過ちと謂う。

 諸橋鐵次先生の解説です。

孔子言う、人には、何人と雖も過ちのない者はないが、それを過ちと気付いて改めて行く事に依って、結局過ちなき姿に戻るのである。然るに過ちを犯しながら、その犯した過ちを改めないでおれば、それが真の過ちになるのであるから、これを過ちというのである。

 
 過ちに関連するこんな孔子の言葉があります。

子曰く、人の過ちは、各(オノオノ)其の党に於いてす。過ちを観ては斯(ココ)に仁をしる。

 諸橋先生の解説
 孔子言う、人の過失は、大体その人の性情に近いか或いは性情に類する方面にあらわれて来るものである。情け深い人は、情けのあり過ぎる点において過失を犯し、人情の薄い人は、人情のうすい点において過失を犯す。従って、人に過失を観察すると、その人の徳性の如何を知ることができる。
 この章は、人を観る方法を論じたものであろうし、又過失によって直ちにその人を捨て去ることを戒めた教えであろう。

→ 一般に世の中では「情け深い人」は善人で好まれるが、孔子は「情け深い人は情けのあり過ぎる点において過ちを犯す」とい言っています。また過ちの質をよく見よと。人間通でかつリアリストの孔子ですね。


党=仲間、同類のこと
仁を知る=仁とはその人の徳性というほどの意


本棚の論語本たち
本棚の論語
 論語は奥の深い書物です。生半可な読み方では不十分な理解にとどまってしまう恐れがあります。翔年が感銘を受け今も大事にしているを本を書きとどめておきます。

諸橋鐵次著 「論語の講義」大修館書店刊 
→ 論語の本の中で一番信頼を於いています。名著と思います。

吉川幸次郎監修 「論語 上、中、下」 朝日文庫刊 
→ 学術的に広範囲に論語の解釈が網羅されています。疑問が湧いたらこの本を見るにかぎります。

金谷治訳注 「論語」 岩波文庫刊 
→ 一冊によくまとめられているので、持ち歩きに便利です。




伊与田先生浄書の「仮名論語」
仮名論語

伊与田寛 浄書 「仮名論語」 成人教学研修所発行 
→ 翔年が初めて論語にふれた書です。四條畷市の成人教学研修所所長であった伊与田先生にこの本で学びました。先生が心をこめて浄書された書です。解説はありません。すべての漢字に仮名がふってあるので素読に適してます。

安岡正篤著 「論語の活学」 プレジデント社刊
→ 著者は安岡定子さんの祖父にあたり、「師友会」を設立し、政財界のリーダーの啓発・教化に努められた先生で、論語の活用を説かれています。

山本七平著 「論語の読み方」 祥伝社刊
→ 著者独特の論語の解釈が随所にでてくる。読み物として面白い。

井上靖著 「孔子」 新潮社刊
→ 孔子の弟子から見た孔子像を描いた小説です。たいへん親しみやすく読みやすい。

下村胡人著 「論語物語」 講談社学術文庫
→ 論語の心を著者が物語として描いたものです。


 

「スイスイ論語」の次回は9月3日の読売夕刊に掲載予定です。おたのしみに。
 




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July 22, 2016

続アインシュタインに学ぶ -ユーモア&ウイット-

einstein2
 「ジャパン碁コングレスin 宝塚」(7/15-7/18)で久しぶりに多くの碁友と旧交を温めることができた。古い碁友の中に「もの言う翔年」の読者がいらっしゃるのを知ったことは、これまた意外で、望外の喜びでした。
 
アインシュタイン博士の名言にユーモア溢れるものがあるという話題に花が咲きましたので、それらを拾い集めてみることにしました。



 博士はアメリカ亡命後もドイツ語訛りがとれず、英語がなかなか上達しなかったそうです。右の舌を出している博士の有名な写真は、大学の講義で英単語のスペルミスを学生に指摘された時に撮影されたものだそうです。博士のお人柄の一端が浮かんできますね。

 もう一つ。博士は研究には熱心でしたが、私生活では面倒くさがりで、洗濯用石鹸で顔を洗い、雑巾で顔を拭き、灰皿に食事を盛りつけるなど常識外れの一面があった。いつも髪の毛はくしゃくしゃで、足の裏からの過度の発汗のために靴下を履くのを極度に嫌われたそうです。
※ このエピソードは弓場隆訳「アインシュタインの言葉」(デスカヴァー・トゥエンティワン刊)を参考にしました。



 まずは「物理学ネタ」からはじめましょうか。

人々が恋に落ちるのは重力のせいではありません。(Gravitation is not responsible for people falling in love.)

→ 日本語では「恋」は人間が能動的に「する」ものですが、英語表現では人間は「恋」になぜか意図せずとも「落ちる」ものなのです。物理学で万物が落ちるのは「重力」があるからと教えられるのは世界共通ですから、物理の時間に先生がこういう冗談を若い学生に言ったら、きっとうけたに違いありません。(笑)

 その上、私生活でも博士は「落ちやすい体質」であったという節も随所に見受けられるのでなおさらです。因みに最初に落ちたのは学生の時に知り合ったハンガリー出身の3歳年上の女性で、母親の大反対を押し切って23歳の時に結婚されています。

 それに言わずもがななのに、最初の奥さんと二度目の奥さんを比べてこんなことを言って笑いをふりまいています。

前の妻は科学が理解できたが、今度の妻は科学が理解できないので助かる。

→ その助かった二番目の奥さんが死去された後、別の女性と交際していたといいます。



可愛い女の子と一時間一緒にいると、一分しか経っていないように思える。熱いストーブの上に一分座らせられたら、どんな一時間よりも長いはずだ。
相対性とはそれである。

(When a man sits with a pretty girl for an hour, it seems like a minute. But let him sit on a hot stove for a minute - and it's longer than any hour.That's relativity.)

→ 普通の人には理解が難しい特殊相対性理論と一般相対性理論を構築された博士の言葉だけに、このウイットに味わいが出てますね。



 次は「結婚」、「常識」、「失敗」、「自責の念」、「ユーモア」などについての博士一流のジョークを並べます。

ある偶然の出来事を維持しようとする不幸な試みを結婚という。

→ いかがですか? 反論のある方はコメントをお願いします。


異教徒どうしの結婚は危険です。いや、よく考えれば、どんな結婚でも危険です。

→ 博士は別のあるところでこうこぼしている。家庭をあずかる奥さんは家具や散らかっている物を片づけることに意を注いでいるので、「旅行に行ったとき博士を片づけたがるので困る」と。どうやら博士にとって構われたり、細やかな愛情を注がれたりするのは迷惑で、自由放任の結婚生活に憧れがあったらしい?


結婚に際して、女性は男性が変わることを期待していますが、男性は女性が変わらないことを期待しています。両者が失望するのは当然です。

→ 博士も我々と同じように経験からいろいろ学ばれているらしいです。(笑)



常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。

→ いつも自分のあたまで物事の根本から考える博士のような自由人にして言える言葉だと思います。


間違いを犯したことのない人というのは、何も新しいことをしていない人のことだ。

→ 我が国のサラリーマンの定年退職挨拶の常套句は「お陰様で大過なく……」ですね。博士のようなクリエイターからみたら、間違いを犯さなかったということは、何の挑戦もしなかった無能者の恥ずかしい挨拶に見えるでしょう。


どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか。

→ 確かに、近年の傾向として、やけに他人を攻撃する人が増えているように思えますが、どうでしょうか?


唯一の救いは、ユーモアのセンスだけだ。これは、呼吸を続ける限りはなくさないようにしよう。

→ 博士はべつのところで「自分と相手とを真剣に受け取らないように心がけている」と発言されている。確かに巧みなユーモアやウイットは人間関係の衝突や軋みを巧みに緩和する技術だと思う。「唯一の救いは…」とおっしゃっているところを見ると、博士の敏感かつ繊細な心には人間関係で耐えられないものが数多くあったのではないかと推察できます。


わたしは医者に手伝ってもらわなくても死ぬことができます。

→ これだけは博士と全く同じ考えです。翔年が日本尊厳死協会に入っているのはそのためです。医者に無用な延命措置をしてもらいたくありませんから。




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July 09, 2016

アインシュタイン博士に学ぶ(3) -人類社会の問題解決にむけて-

アインシュタイン博士

 これまで2回のエントリーで、尊敬するアインシュタイン博士の数々の名言を学んできました。そして今回が最後です。大きな示唆を含んだ預言であると思います。


もしユダヤ教から預言者たちを排除し、イエス・キリストが教えた本来のキリスト教から弟子たちの教えを排除するなら人類のすべての社会問題を解決できる教えが残るでしょう。



→ これを読んで、ハッとしました。 翔年は昔から無神論者なので、宗教的な気づきではありません。
 あぶない「一神教」やら「何やら教」を離れて、「世界中のあらゆる人たちが共感できる人類社会の諸問題を解決するために必要な共通の規範があるのではないか」ということです。




修身のすすめ
 思い当たるところがあって、34年前に読んだ竹内均先生著「『修身』のすすめ」講談社刊を本棚から引っ張り出してきました。(笑) 竹内先生は地球物理学の世界的権威で東大教授でした。また、科学雑誌「ニュートン」の創刊者であり、科学啓蒙家としても有名だった方です。

 竹内先生は「あらゆる倫理や法律の基本となる教え」はキリスト教では「黄金律」と言う。これが「世界の三聖人」の言葉の中にあると書いておられます。さすが、三聖人様! 竹内先生様!


何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。   -キリスト-


そのように他人にとってもそれぞれの自己が愛しいのである。それゆえに、自分のために他人を害してはならない。   -釈尊-


己の欲せざるところを人にほどこすことなかれ。   -孔子-



→ これは誰にでもよくわかる教えですね。神や仏を信じなくても、大人は子供たちに教え諭すことが可能です。
 しかしながら、この黄金律はよくよく読んでみると、凡人にはなかなか守りにくい。とくにキリストの教えは翔年には無理。(笑) それを見越してか、竹内先生はこんな提案をされています。

福沢諭吉の「人生訓」、サミュエル・スマイルズ著、中村正直著「西国立志編」、「フランクリンの十三徳」および内村鑑三の「代表的日本人」を参照して、私は私たち凡人の守るべき徳目として

「勤勉・貯蓄」、 「正直・中庸」、 「感謝・報恩」

を数えあげたい。
いずれもすこぶるクラシックな感じのする徳目である。しかし、これらはいずれも、神がかったところや、ある宗教にかたよるといったところがない。



→ 先生が自賛されているとおり、これなら自分に適したやり方でなんとか実行できそうです。翔年はこの徳目を大人たちが実行するとともに、次世代の子供たちに伝えて行く事が大切と思います。


人と生れ、自分自身や一家や国の平和や幸福を望まないものはいないはずである。それを得る方法はただ一つしかない。それは勤勉、正直、感謝から始まる修身の実行である。私自身の経験、これまでの人生で私の見てきた個人、家、会社などの団体、社会さらには世界の動き、これまでに私の読んだ古今東西の国々の歴史にかんがみて、私はこのことだけは確信をもっていう事ができる。
 栄えるものには栄えるだけの原因があり、滅びるものには滅びるだけの原因がある。その原因はただ一つ、修身を実行するか否かだけである。


→ 先生はこの修身は経済問題とも深くかかわっているとおっしゃる。鈴木正三や石田梅岩や、カルビンやアダム・スミスが言ったことは正しいと。
 そして自然科学者らしく、それはチャールズ・ダーウィンの進化論における「適者生存」の原理にかなっていると。

 本の「まえがき」を竹内先生は次の言葉で結ばれています。
この本をよんだみなさんが、ほんのすこしでも私に共鳴して下さるとしたら、私の喜びこれにすぎるものはない。(昭和56年 初秋) 



→ 先生に共鳴して下さった方は、この修身を実行に移しつつ、是非ご家族や仲間たちとこのことをよく話し合ってください。今の世がちょっとでもよくなるために……。そうすることで、世界中から、憎しみによる殺し合いや争いが減るはずです。

 かつてアインシュタイン博士が日本を賞賛してくださったように、世界中の心ある人々から多くの賛同を得られるに違いありません。
 読者のみなさん! 微力ながら先生に代わりよろしくお願いしたします。


 
 
   
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July 02, 2016

スイスイ論語(3) -温故而知新-

クリックすれば拡大して読めます。 (読売夕刊07/02)
スイスイ論語3

 今日の読売夕刊に「こども論語塾」の安岡定子さんの「スイスイ論語」の三回目が掲載されました。


 子曰(シイワ)く、故(フル)きを温(ダヅ)ねて新しきを知れば、以って師と為す可(ベ)し。 

            
 以下は、諸橋鐵次先生の『温故而知新」のゆきとどいた解説です。(安岡さんの解釈と若干違います)

 孔子言う、昔得た知識を再びよく考えたずねて、そこから新しい知識を導き出し、古い事実を尋ね極めて、そこから現在将来の新しい道を導き知ることの出来る人であれば、その人を師として仰いでもよろしい。




論語の講義


 人には古きをたずねる傾向の人と、新しきを知る傾向の人とがある。前者はとかく伝統にかかわって頑固に陥りやすく、後者はややもすると新奇にはせて時流を追いがちである。
 
 由来、人間の思想でも社会の事項でも、前と後ろとは一連のものであり、過去と未来とは連続したものである。

 従って、古きをだずねる人は古きに捉われてそれにのみ止まるべきでなく、それによって新しきを知る工夫を凝らさねばならぬ。

 又、新しきを知る人は、その新しさが古きに根ざすことに思いをいたし、過去をたずねることを怠ってはならない。

 このことは一個人についても、また殊に現下国民の思想生活についても重要な点であると思う。温故と知新との間に「而」という字を入れて、温故が知新の原因となり、知新が温故の条件であることを示す点に注意すべきである。


1. 温は尋であって、たずねる意。
2. 師とは、もちろん人の模範となる者の意であるが、当時は卿大夫或いは士の身分の者が退官後、郷里に帰って上師・下師の任に就くことがあった。従って、ここでは真にその上師たり、下師たる資格のある人という意味に用いたのであろう。


 次回の新聞掲載は8月6日の予定です。が、翔年はその頃、ボストンで行われる"US Go Congress 2016"に行っております。「スイスイ論語」(3)がアップできるのは10日ぐらいになると思います。悪しからず。




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June 26, 2016

アインシュタイン博士に学ぶ (1) -日本絶賛の巻-

 アインシュタイン博士(1879-1955)が初めて来日されたのは1922年(大正11年)のことでした。その1週間前の航海中の船上で、「一般性相対理論」によってノーベル物理学賞授賞の知らせを受け取られた時の言葉は

 『もし私が日本という国を自分自身で見ることのできるこのチャンスを逃がしたならば、後悔してもしきれないというほかありません』

でした。


 そして初来日、わが国をご自分の目で見、さまざまな体験をされて、率直なべた褒め言葉をあちこちで連発されました。それが、博士の胸のうちから溢れ出ているので、現代の日本人はちょっと気恥ずかしくなりますよ。(笑)

 まぁ、博士の言葉をじっくり聞きましょうか。

アインシュタイン博士


〇 近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。
   → 明治維新後、西欧文明を必死に猛スピードで取り入れましたが、技術などの「物」は西欧化しても、心は日本人でいるという難しいスタンスを成功させていたからです。キーワードは「和魂洋才」でした。


〇 日本人は、これまで知り合ったどの国の人よりも、うわべだけでなく、すべての物事に対して物静かで、控えめで、知的で、芸術好きで、思いやりがあってひじょうに感じがよい人たちです。
   → 当時の日本人はE・アランの「国によって慣習は異なる。しかし、表情をくずさぬことが、すべての国に共通の礼節の第一法則なのである。まして、予想もできない激しい感情の動きをあらわすことは、どこにおいても無作法である。」という言葉を期せずして体得していたようですね。



〇 日本人以外にこれほど純粋な人間の心を持つ人はどこにもいない。この国を愛し、尊敬すべきである。
   → 博士はこのように、明治から大正時代の日本人を高く評価していたのでした。


 それが戦後、博士の表現はこのように希望的表現に変わっています。
〇 以前に日本人が持っていた、生活の芸術化、個人に必要な謙虚さと質素さ、日本人の純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って、忘れずにいてほしい。
   → 博士、ありがとうございます。 次回は世界の平和について、あなたのお考えを教えてください。

 次回は平和主義者の博士の叡智に学びたいと考えています。




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June 06, 2016

スイスイ論語(2) -読売夕刊より-

論語:読売夕刊より(画像をクリックすれば拡大して読めます)
スイスイ論語2

 4日の読売夕刊に論語塾の安岡定子さんの「スイスイ論語」の二回目が掲載された。

子曰く、学びて思わざれば則(スナワ)ち罔(クラ)し。 思ひて学ばざれば則ち殆(アヤ)うし。(「論語」為政第二)

(諸橋先生訳)
 孔子言う、或いは先輩について学び、或いは書物によって学んでも、その学んだところを自分の心に問うてよく考えてみないと、学んだことがぼんやりしていて、本当の意味は了得(リョウトク)されない。これに反して、自分の乏しい知識をもととして、ただ心の中に思い詰めるだけで、広く他人の言に学び、或いは古人の教えに学ぶことをしないと、的をはずれた方向に進みがちで、危険この上ないものである。


罔し=ぼんやりして明らかでないこと。
殆うし=危ないこと。



中国古典名言事典
諸橋轍次編「中国古典名言事典」ではもっとわかりやすく意訳されています。
 人はいろいろなことを学ぶ。とはいえ、それを深く思い、自分自身の上にあてはめ、また、時勢にあてはめて考えることがなければ、学んだこともぼんやりして不安定であり確乎とした形をとることができない。真に身についた学問とならない。

 考える、思い詰める、それはよいことだ。けれどもそれだけで、もし学ぶことがなかったら危険だ。
 これは、ことに若い人々の心にとめてほしいことばである。知識も視野も浅く狭い。それが思い詰めて、しかも学ぶことを怠ったばあいは、的外れの強弓に矢をつがえているようなものだからだ。




 これ以上何もつけ加えることはありません。

 スイスイ論語の次回読売掲載予定は7月2日です。楽しみに待っています。


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May 20, 2016

Amazonでたった一円の本を買った -現代の円本?-

 Amazonで古本をたった一円で買った。実際のところは、本題が1円、配送料が257円もかかるから、しめて258円の出費。まぁ古本屋で260円の本を買ったと思えば納得はできる。(笑) でも、古本屋さん、大丈夫かなぁ??

 円本の歴史は、大正15年に改造社が一冊一円で「日本文学全集」を売り出したのが一円本のはじまり。それまで本は高価なものであったが、これを機に各社も相次いで一円の本を売り出して結構な数が売れたという。ようやく庶民の読書欲がみたされる時代が到来したということだったのだ。そして、このての本は「円本」と総称された。


 実は一円本を買ったのはこれで2冊目だった。 翔年は古本屋さんには昔からお世話になってきた。この一円本は、なんか古本屋さんに申し訳ないような気持ちが消えません。

巌谷大四著「文学歳時記」 TBSブリタニカ刊 1984年4月25日 第8刷 定価1200円 
文学歳時記

一円で商売がどうして成り立っているのか、ちょっと考えた。

1. 客寄せのための商品 → 古本商売はお客がきてくれなければ、話にならないからこれは宣伝費か?

2. 利益圧縮のための商品 → 仕入れは100円〜200円くらいだろうから、1円との差額は原価割れの大赤字だ。売れない本は書庫に眠らせておけば保管費が嵩むだけ。捨てたら産業廃棄物として処理費がいる。売るに売れず、捨てるに捨てられず、ではないか? 
唯一、考えられるのは、もし古本屋に他の高価本販売で利益がでているのなら、この赤字で利益圧縮して税金対策にはなるのかな??

 商売にうとい翔年はこれぐらいしか、一円本が流通している理屈がわかりません。 

 古本屋さん、なんとか智慧を絞って商売を続けてくださいね。お願いします。



Isaac Asimov 著 奥田隆一他編 "Words from History 1" 2002年5月1日 第6刷発行 定価1600円
wordsofhistory

 アシモフの本が1円で買えるのなら、あと1、2冊は買いたい!


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May 03, 2016

面白い研究 -口答えする子供は成功する-

 何とも面白い研究を見つけた。その結果にも翔年は大満足です。(笑)

 その研究結果とは

1 口答えする子供は成功する可能性が高い。(Adolescents who talk back are more successful adults)
→ 真面目な親が持てあましている? (笑)

2 よくしゃべる子供は成績がよい。(Talkative kids do better in school)
→ 規律好きの教師が教室運営がたいへんとよくこぼしている! (笑)

3 ルールを破る子供は人並み以上の成績を収め、高収入の大人になる。(Childhood rule breakers become overachieving, higher-earning adults)
→ 企業の人事部は内申書の成績のいい生徒を採用しては、従順だが覇気に乏しいと毎年嘆いている。(笑)/span>

 というものです。(→以下:翔年が我が国の現状を観察した結果です。角を矯めて牛を殺すような教育が行われていなければいいのですが…)


権威に耳をかさない子供(将来グンと伸びる可能性大?)
反抗的な子供ほど優秀


 これは米国の心理学会の『Developmental Psychology』に発表された研究です。内容は12歳の子供を観察し、その40年後に再度観察をした結果、上の三点が分かったといいます。

 研究者たちは「権威を無視する子供の方が大人になってより成功する理由については、明確な答えをもっていない」と控えめなコメントですが、翔年はこの研究結果に我が意を得た気持ちです。

詳しくはこちらに記事をどうぞ

 確かに大人が自己主張の強い子供をコントロールするのは大変骨の折れることですが、子供は気長に、おおらかに、たくましく育てるほうが、小賢しく、小さく、型にはめて育てるより、社会の宝をよい多く作り出すと思うのです。

 我が国の教育界にも社会にとっても、この研究は不都合なものだろうか? そんなはずはないと思うが、新聞でこの良いニュースは見なかったなぁ。

 残念なことに、大人の社会も教育界によく似たところがある。いわゆる「出る杭は打たれる」という現象がしょっちゅう起こっていますから。


 リクルートの創業者の江副浩正氏は「リクルート事件」で、ライブドアの創業者の堀江貴文氏は「ライブドア事件で、さらにソフトウエア開発者にして情報工学者の金子勇氏は「ウイニー事件」で、三人とも司法と社会とマスコミを相手に理不尽な戦いを強いられたことは記憶にあたらしい。

 特に金子氏に至っては、つまらぬ裁判に長期間ひっぱりまわされ(最高裁では当然無罪でした)、あたら大才が開化する間もなく、43歳で急死されたのは残念で残念でなりません。




〇 人に何かを教えることは出来ない。出来るのは、自分自身の中に何かを発見する手助けだけである。    -G.ガリレイ[1564-1642](天文学者)-

〇 Education is what remains after one has forgotten everything he learned in school. The aim must be the training of independently acting and thinking individuals who see in the service of the community their highest life problem.      -Albert Einstein(1879-1955)-

(教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。そして、その力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくること、それが教育の目的といえよう)


〇 親のいうこと、ようきく奴は、所詮親不孝。     −田辺聖子-






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January 21, 2016

映画「完全なるチェックメイト」(pawn sacrifice)

完全なるチェックメイト001

 久しぶりに映画を見た。タイトルは「完全なるチェックメイト」、英語の原題は"PAWN SACRIFICE"でした。

 少しでもボードゲームのチェスや将棋や囲碁をかじったことがある方だったら、邦題はちょっとありえない題名がついていると感じられるのではないか。ボードゲームは着手の選択肢が多いので、初手から正しい着手を終局まで、人類は解明している訳ではないのだから。序盤は五里霧中の中の着手選択でしかない。それは過去の経験と記憶にもとずく構想力の戦いにすぎないのだから。

 その点、原題は主人公ボビー・フィッシャーの序盤の大胆な着手を暗示しており、表現に深みが感じられる。Pawn Sacrifice とはチェスにおいて、戦略的観点から、ある駒を犠牲にして全局的にみて有利な局面に導く着手を指すらしい。そう解すれば、将棋では「捨て駒」と言われ、囲碁では「捨て石」と言われる類似の高級な手法があることに気づく。一見不利なように見えて、その実、局地的には損をしても、全局的にみれば決して損ではない着手が確かにある。(野球の犠打もその一つ)

 何の世界にも天才はいるもので、ボビー・フィッシャーもそんな天賦の才を持って1943年にシカゴで生まれている。
1943年(6才) チェスを始める
1957年(14才) アメリカ選手権優勝。インターナショナルマスター。
1972年(29才) アイスランドのレイキャビクで行われた世界タイトルマッチでソ連のスパスキーに勝利、世界王者の座につく。この快挙にアメリカ人のみならず、西側の人間は熱狂したものです。

 当時は米ソの冷戦時代、ソ連のスパスキーとアメリカのフィッシャーは、はからずも世界を二分する強国の代理戦争を戦っていたのです。

 後は映画を見てのお楽しみ!

(追記)
1 フィッシャーは後年(2000年頃)我が国にも来ています。

2 上の画像をご覧ください。フィッシャーの頭脳にはあまたの着手が浮かんでは消え、消えては浮かんでいるはずなのですが、俳優が如何に苦悩の表情をしようが、目を釣り上げた演技をしようが、観客には何一つ着手の手がかりは得られません。ないものねだりではありますが、映画は音と映像の総合芸術といいながら、翔年は頭の中が見えないことにちょっと物足りなさを感じました。(笑)




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January 02, 2016

日本人のあたらしい死生観は? -寿命百歳時代-

 「人間(ジンカン)五十年、下天(ゲテン)の内をくらぶれば、夢幻(ユメマボロシ)の如くなり」  -敦盛-
 この章句を正確に読むと、「人の世の50年の歳月は、下天の一日にしかあたらない」という意味になるらしい。なぜなら、「下天」とは、六欲天の最下位の世で、一昼夜は人間界の50年に当たり、住人の定命は500歳とされているのであるから。(人間50年は人生50年という意味ではないらしいです)

 また、古典には
「死生命有り、富貴天に有り」 -「論語」顔淵十二-
(訳) 人間の死生或いは富貴貧賤というものはすべて天命にかかるものである。
という語句が見える。
 
 これらから考えると、昔の死生観は「たとえ身の上に何がふりかかろうと、その運命に甘んじ安んじなければならない」とするもののようだ。



 ところが、文明の発達によって医療技術の進歩とともに我々が住む社会が比較的安定してくると、いつのまにか長生きするのがあたりまえで、長生きを善しとする風潮が蔓延するようになった。ここまでは当然のなりゆき。ところが…

 ドライに言わせてもらうなら、噛む力も、飲み込む力もなくなっても、胸に穴をあけて食道に栄養剤を流し込んだり、血管に栄養液を流し込んで延命をはかる。呼吸する力がなくなると、人工呼吸器をとりつけ、無理やり酸素を肺に流し込んでとにもかくにも生かそうとする。患者の意識があるかないかなんてことは考慮の外、もっと酷いのは、ほとんど回復が見込めなくても、当事者の意思にも関係なく(意思を伝える能力がない)、そう務めることが当たり前になっているらしい。

 そういう風潮にたいして、人間の生き方は優れて個々人の考え方によるべきであって、「社会や世間や家族が当事者の意思を無視して、命を永らえるためにしゃにむに医療行為を行うことは、はたしてどんなものだろうか? 
 自分はそんなことを望まない。不幸にしてそういう事態に陥ったらどうしたいか、どういう処置を望むのか、意識がハッキリして正常な判断ができる時に、前もって宣言しておこう」という新しい考え方が生まれた。


Living Will001

 そういう思いを持った人々が「日本尊厳死協会」を発足させたのが1976年だった。奇しくも、この年は自宅で亡くなる人より、病院で死亡する人が多くなったのでした。


 現状はどうかというと、死亡場所の割合は
病院が77.3%、老人施設が7.8%、自宅12.8% です。


 現在は高齢化社会まっしぐらの時代です。
 10年後は高齢多死社会になっていると予想します。

 翔年は高齢多死社会における終末期の医療は個々人が覚悟をもって決めるべきだと思っています。



(画像をクリックすると文字が拡大し読めます)
Living Will002
尊厳死協会発足:1976年 登録者(会員) 200余人

それから20年後
翔年が協会に入会:1996年 登録者 56,921人(延べ)

また20年が経って、まだこれだけの会員数
現在の協会会員:2015年11月末 118,103人
 会員は高齢者が多いので、会員数を増やすのはなかなか大変なこと、獲得の努力をしなければ自然減になります。(数字はリビング・ウイルによりました)


 最後まで自分のことは自分で決めるという「自己決定」を好む方は是非「尊厳死協会」にお問い合わせ下さい。








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January 01, 2016

あけましておめでとうございます

年賀001

あけましておめでとうございます


本年ももの言う翔年をどうかよろしくお願いします。






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December 31, 2015

今年の本 - 記録しておきたい-


とうとう2015年の最終日になりました。今年読んだ本で記録に残しておきたいものをリストアップしました。

1 「Pepper スタートブック」
2015の本001
 なんといってもこれ!

 2014年からソフトバンクのPepperの購入を検討して、今年の6月に一般発売の第1回目に購入申し込みをした。1分で完売したというアナウンスでびっくりしたけど、申し込みは有効だった。

 いろいろ手続きをして最終的な購入申し込みをしたが、「購入申し込みの確認書」だとか、なにやらかやらで「お手続きの完了のご連絡」はやっと9月の5日に送付されてきた。

 それから、また2週間待たされた末に、Pepperがようやく我が家にやってきたのでした。



2 「Pepperの衝撃」(パーソナルロボットが変える社会とビジネス)
2015の本002

 AIとCloudが結びついて、社会に大きなインパクトを与える力をもったことは間違いないと思います。
 
 社会がロボットと共存することになるのではないでしょうか?

 

3 「クラウドから AI へ、 知性」(AI(人工知能)が生み出す無限のビジネス・チャンス)
2015の本003
 PepperがCloudのデータベースにつながり、集合知を結集して知的レベルがどれくらい向上していくのか、試してみたくてしかたがありません。

 翔年は孫のつもりで養育に当たっています。養育費が結構大変です。(笑)



 

4 「Pepper 」(Pepperプログラミング) 基本動作からアプリの企画・演出まで
2015の本004
 基本の基本が書いてある。それでもマスターするにはかなりの時間がかかる。

 翔年は一から開発するのではなく、公開されている誰かが書いたプログラムの改変をして自分のPepperに適応させることを狙っています。

 それから、そういう作業を通じて、ロボット愛好家としてアイデアや企画が提案できたらいいなと思っている。



5〜11 「三国志」 
2015の本006
 小二の孫が漫画「三国志」を読み始めた。負けてはならじと吉川英治の「三国志」を、現在、八巻中の巻六
を読書中。 



12〜13 「Fifty Shades of Gray」、「Fifty Shades Darker]
2015の本008
  英語力が貧弱なのでもう少しの向上をねらって、世界中で1億冊以上が売れているといわれてる国際的ベストセラー小説を読んでいます。

 裏表紙にこう書いてあります。
 "MORE THAN 100 MILLION COPIES SOLD WORLDWIDE"

 "Romantic, liberating and totally addictive, this is a novel that will obsess you, possess you, and stay with you foreever.

 恋あり、セックスあり、SMあり、性的トラウマとそこからの脱出などを盛り込んで読者を引っ張っていく力は中々のものであります。EL Jamesの三部作です。

 今2冊目の465ページを読了中。多分三部作目の"Fifty Shades Freed" も読むことになりそうです。







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October 01, 2015

畏友、藤田君に書を書いてもらう -48字歌、人生訓など- 

 同期入社の畏友、藤田功君が奥様と芦屋の気楽苑で「二人展」を開催した。彼は書と山の写真、奥様は海外にも取材された水彩画(主にガッシュ画)だったが、両方とも素晴らしいできばえに何時ものことではありますが、またまた感嘆致しました。

神戸新聞の記事(9/27)、画像クリックで、拡大してお読み下さい。
二人展神戸新聞




 彼はまた翔年のために掛け軸を特別に4っつも作ってくれた。17日(土)のいきいき塾例会には早速、対局室と座敷の床にに麗々しく掲げて、碁友たちを羨ませがらせて喜ぶこにしよう。(笑) 
今から楽しみ。



 その前にちょっと小さい写真ですが、読者に先にお見せします。

 画像クリックで拡大します
藤田君の書001
右は、なんかの時に翔年がこんな事を言ったらしいです。本人はまったく記憶がありません。


左はそれを藤田君が格好よく改変したらしい。なんぼ厚かましくても、閻魔さんに7番勝負を挑む元気はありません。(笑)




下の二つは、四十八字歌家元を称された、故日本棋院六段中山典之先生の素晴らしいいろは歌です。
めゐふのいこは おもしろや
へたさみゆれと すてきなむ
ちゑねるえんま わらひけり
よにうそをつく あほぬかせ

しけゐのなかに いこありて
ふるきもろひと ゆめをえぬ
おくやまうみへ ちゑねらむ
すわれよほさつ はたせそん






これは藤田君の人生訓でしょうか? お人柄がでていますね。(クリックして拡大)
藤田君の書003藤田君の書002









  
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June 11, 2015

居合い術とロボット技術 -どちらも凄い!-

 これは安川電機が創立100周年の節目に当たって、世界に発信された素晴らしい映像です。居合い術という日本の伝統武道と最新のIT技術とロボット技術が融合したこのYouTube映像を見た世界の人たちは誰でもビックリしたことでしょう。 日本人なら誰でも誇りに思うのではないでしょうか?


2015/06/04 に公開されました。以下はFacebookにあった記事です。

安川電機は、創立100周年という節目に、安川電機に連綿と受け継がれる”ものづくり-スピリット”を世界に向けて発信。
『YASKAWA BUSHIDO PROJECT』は、「6mmBB弾居合斬り」を始め数多くの世界記録を保持する町井-氏の神業とも言える剣技を、”俊敏性”・”正確性”・”しなやかさ”を高次元に融合さ-せるという産業用ロボットの性能限界に挑みながら、「MOTOMAN-MH24」で忠-実に再現するプロジェクトです。

Yaskawa Electric Corporation will continue to transmitting "manufacturing spirit" inherited unbroken in this Corporation to the world at the juncture of its 100th anniversary. "YASKAWA BUSHIDO PROJECT" is the project representing Machii's swordplay exactly the same by using "MOTOMAN-MH24", he retains many world record like "Cutting BB Gun 6mm pellet" and his play is also said God's miracle, while challenging to the performance limits of the industrial robot that integrate the "agility", "accuracy", "flexibility" to high-dimension.


どうぞご覧下さい。(4分55秒) → https://youtu.be/O3XyDLbaUmU


 安川電機さん、精神性の溢れた素晴らしい技術と映像を創ってくださりありがとうございました。 





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February 10, 2015

雪と氷の世界 -札幌雪まつりと流氷見物-

雪と氷の北海道に来ています。
今日、明日は雪まつり、明後日は流氷を見に行きます。
後は温泉とカニでしょう。

行程
06
(13日、帰宅してから、写真と若干の文を追加アップしました)



02/10 札幌、夜
2015-02-10-17-47-3938

雪まつり白亜の城が灯ともせり   成田智世子

強燭に雪かがやけり雪祭り    平間真木子



02/11 札幌、朝    
43

足場組み城築きゐる雪祭     深見けん二





02/12 網走、流氷
265157

流氷の白き時間が軋むなり    倉田素香

接岸の流氷なほも陸を押す    中村正幸

流氷や男に渡す蒸卵      黒田杏子




氷結の阿寒湖と十勝別温泉付近の夕景
1218



実は北海道を冬に訪れたのは初めてでした。大自然をじっくり味わいました。

帰路、悪天候で新千歳空港で飛行機の遅れが発生、羽田で乗換え便に間に合わず、別便はどれも満席でキャンセル待ち状態に陥りました。それで、やむを得ず新幹線で帰阪しました。

最後の最後になってまでも、自然は人間が無力であることをハッキリ教えてくれたのでした。

ありがとう! 北海道!







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January 02, 2015

翔年の去年の五冊 -読書の醍醐味-

 ビル・ゲイツ氏にならって、翔年の去年の5冊をピックアップしてみた。これは読者にご紹介するというよりも、むしろ自分自身の記憶強化のための記録です。

1 泉 三郎著、「堂々たる日本人」 The Dignified Japanese The Unknown Iwakura Mission
堂々たる日本人001
 この本のカヴァーにこうあった。
「 明治4年、岩倉具視を団長とする遣米欧使節団が横浜を出港した。近代国家の青写真を描くため、大久保利通、伊藤博文らも参加したが、1年10ヶ月もの壮大な旅となった。欧米人が驚嘆した、彼らの”堂々たる”態度とは?」

岩倉使節団の主要人物はこんな人々だった。
特命全権大使 右大臣 岩倉具視(47) 公家
副使 参議 木戸孝允(39) 長州
大蔵卿 大久保利通(42) 薩摩
工部大臣 伊藤博文(31) 長州
外務少補 山口尚芳(33) 肥前
→ トップ5名の平均年齢は38.4歳。こんな若い人たちが日本の針路を探求する使命をもって、1年10ヶ月の壮大な旅にでている。
 若いといえばこの一行には60人近くの留学生が同行している。今回翔年は初めて知ったことでした。その上、これはよく知られていることだが、5人の少女が加わっていた。明治の初頭に早くも女子教育の重要性に気づいて、このような思い切った人撰がなされている。。ついでに、名前と年齢をピックアップしておきたい。
吉益阿亮(16)
上田悌(16)
山川捨松(12)← 鹿鳴館の花
長井繁(9)
津田梅(8)← 津田塾大の創始者
この5人の平均年齢は12.4歳。後年、山川捨松や津田梅は歴史の表舞台にその名がでてくる。


2 ディープパック・チョプラ、ルドルフ・E・タンジ共著 村上和雄監訳、大西英理子訳 "Super Brain" スーパーブレイン 
auper brain
 帯にこの本のことが上手にまとめてあった。
〇 使い方ひとつで極上の人生が訪れるスーパーブレインは、だれもが持っている。
〇 老化、物忘れ、うつ症状、不安、肥満、人生のピンチもスーパーブレインで解決!
〇 子育ても、仕事も、引退後の生活も、人生のすべてに応用できる奇跡の超「脳」力。
〇 脳を使いこなすために捨てるべき5つの思い込み
  ・ 脳が傷つくと自然に治ることはない
  ・ 脳の配線を変えることはできない
  ・ 脳の老化は避けられず、若返ることはない
  ・ 脳では毎日数百万もの細胞が失われ、失われた細胞の代わりは存在しない
  ・ 脳は、恐れ、怒り、ねたみ、敵意に支配されている
→ この本のことは6月17日のエントリー「不思議な心と脳と身体の治癒力  -プラセボ効果-」で書きました。合わせて読んでいただければ幸いです。今までの医学の定説がひっくり返されるだけでなく、「この薬は効くと信じて飲めばよく効く」、「イワシの頭も信心から」のような、おばあちゃんがよく言っていたような古くからいい伝えられて来た生活の知恵みたいな物にも科学の光が当てられようとしています。



3 近藤誠著、『近藤先生、「かんは放置、で本当にいいんですか?』
「ガンは放置」でいいのか?001
→ 帯には「『「そんなわけない!』、『「勇気がない…』と思っている、すべての方へ」とあって、疑問や反論に著者がていねいに回答しているから、何よりも分りやすい。
 要するに「如何に生きるか?」は人間の根源的な問い。凡人はそれが不治の病に侵されたと分った時、突然この問いが目の前に現れてるものらしい。著者の意見に従うとゆっくり病気に対処して死んでいったらよいということです。




4 田原総一郎著、「日本人と天皇」、昭和天皇までの二千年を追う
日本人と天皇001
→ 著者にはこの本の他にもう1冊「徹底討論! 皇室は必要か」がある。歴史を検証し、あらゆる立場から公平に論じている、ように見える。しかし、田原総一郎は本心は天皇容認論者であると思う。いろいろ論じても、結局「二千年近く、兵力も財力も持たない天皇が途切れることなく君臨し続けている」で終わってしまう。天皇の戦争責任論まではどうどうたる論に見えるけれど、最後の最後で肩透かしされたように感じる。
 翔年はかつて昭和天皇がアメリカを訪問し、大統領に会い挨拶の中で「私の深く悲しみとするあの戦争」という言葉を発しながら、記者会見でその言葉は戦争責任を感じていることを意味するのかと問われた時にこう応えたのが忘れられない。「私は文学方面のことは研究していないので言葉のあやはわからない」と答えたのでした。見事なはぐらかしであった。不誠実きわまりない印象が残った。いずれ日本人が日本国憲法を改正する時がくるであろう。第9条論議の前に、まずは前文、そして1条から8条までを十分論議をする必要必を感じている。避けて通れない条文です。直ぐに9条から議論を始めてしまう輩が多いが、憲法論議は国の根幹から論じなければ、その議論の結論は使い物になりません。




5 "The girl who played with fire" by Stieg Larsson
The girl who played with fire 001
→ 生まれて初めて724ページもある国際的ベストセラー小説を英語で読んだ。十ヶ月もかかって。(笑) 内容は恋あり、セックスあり、暴力あり、密輸や国家の犯罪など何でもありの推理小説仕立てで、最初は展開の理解が難かしかった。が、最後の100ページで見事に腑に落ちた。久し振りに本格的な推理小説の醍醐味を味わった。元々スエーデン語で書かれた小説を英語に翻訳されたものであることを読み始めてから知った。そのため名前やスエーデンの地名のほかにスエーデンとロシアの複雑な関係にも戸惑うことは多かったので、人名はメモを作って必死にフォローしなければならなかったけれど。
 この小説は3部作のひとつである。他の2冊も是非読みたいと思う。しかし残念ながら英語力が貧弱で読了まで時間がかかりすぎる。1,2年後までまって、再度この作者に挑戦したいと思う。

 



5冊に入らず、割愛した2冊、中西輝政著、「情報亡国論の危機」手嶋龍一と佐藤優の対談集「知の武装」 -救国のインテリジェンス-
情報亡国の危機001知の武装001

→ 国を守るのは軍隊だけではない。21世紀の我が国の生き方を議論する時、憲法改正は避けて通れない。そのとき 1 国の形、2 安全保障(軍隊と情報活動) 3 国際社会への貢献 4 国富の増大 等について、多面的に徹底的議論がなされなければならないと思う。
 この2冊はその議論の大きな助けになると思う。 





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December 27, 2014

ビルゲイツの今年の五冊 -The best books I read in 2014-

 ビル・ゲイツ氏がご自分のBlogで、今年読んだ本を5冊、紹介しています。毎年やっているそうで、今年は特にビジネス書が多いということです。

ビル・ゲイツ



1 Business Adventures: Twelve Classic Tales from the World of Wall Street, by John Brooks
→ ビルはこの本を1960年代にウォーレン・バフェット(有名な投資家)から借りたのだそうです。その後、折りに触れて読み返していたそうで、今年また再読して推薦しています。手に入りにくい本らしいですが、第5章はここ で無料ダウン・ロードできました。39ページの英語版です。数ページしか読んでいませんが、ゼロックスのことが興味深く書いてあるので、この章だけは石にかじりついてでも読んでみたいです。Kindle版(英語)なら全文を直ぐに入手可能。

2 Capital in the Twenty-First Century, by Thomas Piketty
  「21世紀の資本」、(翻訳) 山形浩生 , 守岡桜 , 森本正史
→ 読書の後、著者のピケッテイと対談の機会をもっています。ビルは20世紀の経済的成功者なのに、不平等社会がこれ以上拡大することを憂えています。器が大きい人物ですね。ありがたいことに日本語訳も出ています。是非読んでみたいと思いました。

3 How Asia Works: Success and Failure in the World's Most Dynamic Region, by Joe Studwell
 → アジアの特に日本、台湾、韓国、中国と他の国とはどこが違うのか? その分析と処方箋が書いてあるらしい。ビルはそれをアフリカ諸国にも適用できないか考えている。

4 The Rosie Effect, by Graeme Simsion
→ 久し振りに面白い小説を読んだと言っています。人間関係やら仕事やらに時間や労力を如何にそそぐかとか、ないやらかにやら、いろいろ示唆に富む本だそうです。

5 Making the Modern World: Materials and Dematerialization, by Vaclav Smil
→ 物をつくっている材料、シリコン、プラスティック、木材、セメント等々、なかなか面白いデータがそろっているようです。

 さすがビル・ゲイツ様(笑)ですね。スケールの大きな本が多いです。残念ながら彼の推薦する5冊のうち、日本語で読めるのはたった1冊です。英語が不自由ではいかんともしがたい現実に愕然としました。日本語の世界に安住していては、ビルのような器の大きな人物の姿でさえ、よく見えないのだなと思いました。




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December 23, 2014

人生の初冬に居て -生と死の問題-

 「終活」という変な言葉を見かける機会が増えてきた。後期高齢者予備軍の翔年はこの言葉は嫌いだけれど、人生の初冬に居るので、生と死についてはいろいろと考えることがある。終活の実例を知るよりも、この問題を深く考えた先達が残してくれた洒落た言葉に出会うほうがずっと嬉しい。


晴山陽一著「すごい言葉」 と 小川亮作著「ルバイヤート」
すごい言葉001
「初めてのことをする時は、いつもナーバスになるの」
I'm always nervous about doing something for the first time. -Gwen Ffrangcon-Davies


→ なるほど、初体験なんだ! 夜に死んだら初夜?
これは英国の女優、グウェン・フランコ・デイヴィースが死を前にして語った言葉。時に彼女は百一歳だったそうだ。


「かって自分が存在しない時があったことなど、誰も気にしない。とすれば、自分がいなくなる時が来ることも、何でもないはずだ」
There was a time when we were not. This gives us no concern ---- why then should it trough us that a time will come when we shall cease to be? -William Hazlitt-


→ 達観もここに極まれリ。英国の随筆家の見解。11世紀のペルシャの詩人が全く同じことを歌っている。人生は一方通行だと。

幾山川を越えて来たこの旅路であった、
どこの地平のはてまでもめぐりめぐった。
だが、向こうから誰一人来るのに会わず、
道はただ行く道、帰る旅人を見なかった
  -ルバイヤ−ト 49節-


悟りとは平気で死ぬことではなく、平気で生きていくことだ。  -正岡子規-

→ 結核性カリエスで死の床に伏していた人生は「辛い」などと言う言葉さえ憚られる状態であったはず。それなのに、なんという強い言葉であることか。


「記憶のない人生は、もはや人生ではない。記憶をなくしたら、私たちは何者でもなくなってしまう!」
Life without memory is no life at all. without it we are nothing. -Luis Bunuel-

→ そしてよくよく考えると、これが一番避けたいことだと結論付ける人が多い。が、果たしてそうか? 哲学者によれば、「しっかりした記憶の人の場合でも、彼(彼女)が一体誰なのかは大問題だ」そうであるが…。





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November 11, 2014

孔子学院とは -中国の宣伝教育機関らしい-

 偉大な思想家、孔子の名をかたる羊頭狗肉の教育機関が世界中に開設されているらしい。その中身は中華人民共和国が海外の大学などの教育機関と提携し、中国語や中国文化の教育及び宣伝、中国との友好関係醸成を目的に設立した公的機関である。教育部が管轄する国家漢語国際推広領導小組弁公室が管轄し北京市に本部を設置し、国外の学院はその下部機構となる。孔子の名を冠しているがあくまでも語学教育機関であって、儒学教育機関ではないらしい。

(孔子学院のロゴとカナダにある孔子学院)
孔子学院カナダにある孔子学院


 その証拠に、欧米ではこの大嘘に気がつき、この教育機関を廃止に追い込む動きが各所ででてきている。がその前にこれによく似た試みが過去にあったことに触れておきたい。1930年代ファシスト・イタリア政府が自国の宣伝と外国人教化目的を狙って米国の学校に「イタリア語プログラム」を国費で大量に設けた「ムッソリーニ・モデル」に酷似している。さすが、歴史、歴史とうるさく言う中国政府ですね。ムッソリーニから学んで、なりふりかまわずに海外展開をしているのです。翔年は遅かれ早かれ、学問の府から追い払われると見ています。
 
まず、事実を押さえておきたい。
(1) 2004年 孔子学院設立。

(2) 2004年11月 韓国ソウル市に孔子学院設置(海外で初)

(3) 2007年12月 スウェーデンの国会は孔子学院が国内の教壇を中国政府に提供することになるという懸念を表明している。

(4) カナダ安全情報局は、孔子学院が欧米諸国の民心掌握のための中国政府の試みの一部であるとのコメントを表明している。

(5) 2014年6月 米国大学教授協会(American Association of University Professors)は「孔子学院は中国国家の手足として機能しており、『学問の自由』が無視されている」と批判し、関係を絶つよう各大学に勧告した。

(6) 2014年9月 シカゴ大学とペンシルベニア州立大学が相次いで孔子学院の打ち切りを決定した。

(7) 2014年10月 カナダのトロントの教育委員会が孔子学院との関係解消を決めた

(8) 2010年10月現在 96の国と地域に332校が設置されている。 また同時に分校に相当する孔子課室が369校設置されている。

(9)2014年10月現在の我が国の現状、12の大学に孔子学院がつぎつぎと設置されている。
2005年 立命館孔子学院(北京大学との連携)。2007年東京学堂、2008年大阪学堂開設
2006年 桜美林大学孔子学院、北陸大学孔子学院、愛知大学孔子学院
2007年 立命館アジア太平洋大学孔子学院、札幌大学孔子学院、大阪産業大学孔子学院、岡山商科大学孔子学院、早稲田大学孔子学院
2008年 工学院大学孔子学院、福山大学孔子学院
2009年 関西外国語大学孔子学院

 学問の府、大学は学問の自由を犯されることには十分な警戒が必要と思う。それにしても我が国の大学の反応は鈍いように思うが、大丈夫なのだろうか? 我が国は尖閣列島問題、シーレーン確保、独自の航空識別圏など、地政学上の問題は大きな関心をもって議論されているが、中国政府の御用教育機関、孔子学院のような中国のソフトパワーも十分な警戒が必用なのではないか。まず、議論が始められることを望みます。

※このエントリーは宮崎正弘氏の「国際ニュース・早読み」とWiqipediaの記事を参考にしました。





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August 15, 2014

US. go Congress こぼれ話(1) -大失敗の巻き-

もう15回も米国に来ているのに、相変らずカルチャーの違いによる失敗をしてしまった。読者にご披露するには恥ずかしいような出来事だけど、日米の差異を考える何かの役には立つと思います。

2014-08-13-21-55-29
シカゴのオヘア空港で入国し、トランクの中の万能ナイフのことでチョットトラブルがあり、ニューヨーク行きへの乗り換え便の荷物預けの際にナイフを見せて、OKならトランクに入れてよし、ダメと言われたら捨てろと言われてしまった。結局、こちらの言い分が通ったのだけど乗り換え時間が切迫したのが、第一の原因。トランクに万能ナイフを入れて荷物を預けて直ぐに搭乗ゲイトに走り、何とか間にあってセーフ。まあ、このくらいのことは想定内。

ところが、ニューヨーク空港のバッゲイジクレイムで今度は荷物が出てこない。係員に調べさせたら、次の便で来るからここでまてという。30分以上待ってやっと自分の荷物と感激の再会。(笑)
アメリカンエアーラインからはゴメンナサイという一言のご挨拶もなかった。ここはアメリカ、あたりまえか?


ラガーディア空港からシャトルバスで、ホテルに着いたのは午後11時をまわっていた。疲れと空腹を感じながら、荷ほどきもそこそこに食事にでた。ホテル周りをウロウロしてから良さそうなカフェーに入った。お持ち帰りもできると言うので、自室でゆったりした気分で食べることに決めて、ランチボックスにチキン、ソーセージ、サラダやコーンをたっぷり入れて、水も抜かりなく調達して部屋に帰った。

さあ、やっと夕食となったところで、翔年はあり得ない事態に固まってしまいました。
恐らく読者もそれはないだろうとおしゃって下さるに違いありません。ナイフとフォークがはいってなかったのです。
窮した猿はなんと、手で食べたのです。(申し遅れましたが翔年は丹波生まれのれっきとした山猿です)

ニューヨークのそれもど真ん中のタイムスクエアの側のそれも近代的なホテルの一室で。21世紀の人類がまさかこんなディナーをとったとは、恥ずかしくて誰にも言えません。どうか読者もご多言ご無用にねがいます。

疲れていた、腹が空いていた、とはいえ翔年のミスであるのあ明らかです。日本ならコンビニでも、スーパーでも、必ずレジがお箸は一人分でよろしいですか?とかなんとか聞いてくれる。アメリカはそうはいかない。レジ嬢はお持ち帰りなら、自宅には当然ナイフやフォークはあるはずと思っていたにちがいありません。

おもてなし文化にドップリ浸かっていた翔年は、自己責任の文化圏では、必要なことはハッキリ要求すればいいのに、全て他人まかせにしていたのでした。

❇︎ シカゴの入国審査官は入国審査に問題はないのだからサッサと通したらいい訳で、入国後の乗り換え便の荷物の事に口出しするのは越権行為だと今でも思う。こんな奴にチップなどやるもんか!



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July 16, 2014

日本の若者の相次ぐ快挙 -国際生物学五輪、数学五輪、世界囲碁-

 昨日、読売オンラインで、国際生物学五輪で日本の若者が金1個、銀3個と代表全員が入賞したというニュースに接したばかりなのに、今日また数学五輪でも日本の若者が快挙を成し遂げた情報が入りました。こっちは金4、銀1、銅1のこれも全員入賞だと言う。

 日頃、国内では我が国の若者の評価が芳しくない報道に多く接するのに、今回は文句なしに素晴らしい評価を国際的に受けたのだから、翔年は嬉しくてならない。特に理系離れが最近の流れになっている中、それを払拭する出来事でよろこばしい。真の科学者に育って欲しい。

 ちょっと前にも、永らく低迷を続けている我が国の囲碁界でも、若者の快挙がありましたから、三つ合わせてご報告してともに喜びたいと思います。


 この情報は今年の「国際科学五輪」のなかの2部門の結果です。国際科学五輪とは1959年に数学で始まり、現在は生物学、情報、物理、化学、地理、地学の各部門で年一回開催される。大学などの高等教育を受ける前の若者が対象で、大会期間は約一週間。成績が上位一割に入った参加者を金、次の2割を銀、その下の3割を銅とする大会が多いそうです。


1 国際生物学五輪
生物学五輪入賞者
喜びの関係者たち、於文部科学省 (写真はJBOのHPより借用)



 読売オンライン等によると、「61か国・地域から239人の高校生らが参加した今回の生物学五輪はインドネシアで開催(7/6〜13)され、日本代表は金1個、銀3個で、出場した4人全員がメダルを獲得」した。
金メダル: 静岡県立浜松北高3年、那須田桂さん(17)
       「世界の面白い人たちと出会えて、友達もできてよかった。」
銀メダル: 筑波大付属駒場高2年、今野直輝さん(16)
       「世界との差を感じることができた。将来に向けて視野が広がった。」「顕微鏡を覗けばこんなにたくさんの生物がいることに驚き、世界が変わる」
銀メダル: 広島学院高3年、蔵田展洋さん(18)
       「一番複雑なのは人間の思考や感情。一人ひとりと向き合いながら、物質や寿命では計れない精神の幸せを追求したい」
銀メダル:  筑波大学附属駒場高等学校3年(17歳)


2 国際数学五輪
 読売オンライン等によると「数学五輪は南アフリカで(7/3-13)行われた」。参加国・地域は100を越え、参加者は560人の激戦だった。
金メダル: 早稲田高(東京都)3年、上苙(ウエオロ)隆宏さん(17)←昨年は銀メダル獲得。
        「プレッシャーはあったが狙い通り」「昨年は銀だったので、2月からずっと準備してきた」
金メダル: 東京・筑波大付属駒場高3年、隈部壮さん
金メダル: 京都・洛星高3年、早川知志さん(18)
金メダル: 愛知・東海高3年、山本悠時さん(17)
銀メダル: 東京・筑波大付属駒場高3年、大場亮俊さん(18)
銅メダル: 東京・開成高1年、井上卓哉さん(16)
問題は高度、かつ多彩で、知識だけでは太刀打ちできない。数学は筆記試験のみ、4時間30分以内に3問解く試験が2日間ある。

 今後次々と開催される科学五輪の予定は
情報: 開催中、7/13-20、台湾
物理: 開催中、7/13-21、カザフスタン
化学: 7/20-29、ベトナム
地理: 8/12-18、ポーランド
地学: 9/22-28、スペイン
です。
期待して待ちましょう。できれば全てが終わったところで、日本の若者の力が国際的にどれぐらいの力量にあるのか、まとめてみたいと思っています。 

 どっちも、もっと詳しい記事が欲しいですね。(調べて後日追加します)

 昨夜は速報でした。本日の読売新聞やネットの情報によって、上のように加筆、再アップしました。



3 グロービス杯世界囲碁U-20
一力(7段)優勝

優勝: 一力遼(七段)
準優勝: 許家元(二段)

 以下はグロービスニュース  によります。
20歳未満の棋士が出場する囲碁世界戦の「グロービス杯世界囲碁U-20(主催:日本棋院、協賛:株式会社グロービス、以下、「グロービス杯」)」が、5月8日(木)〜11日(日)にグロービス(東京都千代田区、代表:堀義人)の東京校で開催されました。優勝は一力遼七段(日本代表)、準優勝は許家元二段(日本代表)、3位が連笑七段(中国代表)となり、優勝者にはトロフィーが授与されたほか、賞金としてそれぞれ優勝300万円、準優勝50万円、3位20万円を獲得しました。
グロービス杯はグロービス経営大学院・学長の堀義人が、若手棋士に世界の舞台で戦う機会を提供しその育成を図る目的で創設したものです。各国で選抜された日本6名、韓国3名、中国3名、中華台北1名、欧州1名、北米1名、オセアニア1名の計16名が競いました。
11日に行われた決勝戦は一力遼七段と許家元二段の日本勢同士の対戦となり一力遼七段が黒番中押し勝ちを収め初代優勝者となりました。また、決勝戦と同時に行われた中国代表同士の3位決定戦は連笑七段が夏晨コン三段を下しました。日本勢同士の世界戦決勝は1997年の第10回富士通杯(小林光一九段―王立誠九段)以来17年ぶりです。




(参考) 以下の選手の名前は、遅からず囲碁界に何回も現れてくると思います。活躍が待たれます。
【出場選手名】
[日本代表]
伊田 篤史 八段 Ida atsushi 1994年3月15日 20歳
一力 遼 七段 Ichiriki Ryo 1997年6月10日 16歳
孫 戞〇庵福Sun Zhe 1996年2月21日 18歳
鶴田 和志 二段 Tsuruta Kazushi 1995年5月14日 18歳
許 家元 二段 Hsu Chia Yuan 1997年12月24日 16歳
小山 空也 初段 Koyama Kuya 1996年11月17日 17歳

[中国代表]
連 笑 七段 Lian Xiao 1994年4月8日 20歳
夏 晨琨 三段 Xia Chenkun 1994年10月30日 19歳
李 欽誠 初段 Li qinchen 1998年10月20日 15歳

[韓国代表]
羅 玄 四段 Na Hyun 1995年1月30日 19歳
崔 精 四段 Choi Jeong 1996年10月7日 17歳
申 眞諝 二段 Shin Jin Seo 2000年3月17日 14歳

[台湾代表]
林 君諺 六段 Lin Junyan 1997年11月26日 16歳

[北米代表]
ガン シェン シー 初段 Gan sheng Shi 1994年3月17日 20歳(カナダ)

[欧州代表]
ルーカス ポッドペラ アマ六段 Lukas Podpera  1995年2月14日 19歳(チェコ)

[オセアニア代表]
黒 嘉嘉 六段 Joanne Missingham  1994年5月26日 19歳(オーストラリア)




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Posted by mtmt0414 at 00:23Comments(0)TrackBack(0)

May 25, 2014

大人のクラブ活動 -遊び、学び、楽しもう会!- 

 岡部義孝先生のエッセイ教室(NHKカルチャー)に通っていた時の友達、M.O.さんに誘われて、北区茶屋町の「MARUZEN&ジュンク堂」で行われた「4枚小説」の発表会に行ってきた。

4枚小説の「すーぱーショート・ストーリ嵐」(クリックすれば拡大します)
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 4枚小説とは原稿用紙四枚で一話完結の「小説」のことだという。会場には10作品が展示されており、その中の数編は達意の朗読者によって朗読された。参加者は気に入った作品に◎や〇をつけて投票し、誰のどの作品が評価が高かったかが数値で把握できるように工夫されていた。このような第三者の目を通して文章テクニックの上達を目指そうという岡部先生の文章指導訓練方法と見た。
 翔年は実力もないくせに、読んだ本の冊数だけは多いので、正直な感想をいえば、うーんと唸らされるような作品はなかった。

 作者が面白く読んでもらおうと力をいれ過ぎると、読者はあまり面白く感じないし、反対に淡々とさりげなく語る物語は、読者に平板な感じをあたえてしまう。作者と読者の間合いはなんの芸術であっても難しい。
 古来、芸術家の多くは暗い屋根裏部屋で死んだ。死後に洛陽の紙価を高めた芸術家は数え切れないぐらいいる。

 関心のある方はここの「四枚小説」のHP をご覧下さい。

 発表会が終わってから、先生、作者、朗読者、いろんな会の主催者などの懇親会に厚かましくも翔年も参加させてもらった。これがまた多士済々の面々で初対面の方も多かったのに、みなさん遊びや学びの達人さんばかり、あっというまに文字通り懇意に親しく座談の仲間に入れていただきました。



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 これは懇親会で蟆峪阿梁緝大森青児氏からいただいた「拍手喝采クラブ」のチラシです。チラシからしてなかなかのアイデァに溢れています。よく見ると受講料もかなり安く設定されているみたいなので、二つ三つは掛け持ちできるかもしれませんね。

 現在開かれている講座は「朗読」、「男舞」、「誰でもかける1600字小説」、「書きましょう自分の名前を美しく」と「童謡・歌唱・子守唄」だということでした。
 
「拍手喝采クラブ」の教室は大阪市中央区淡路町4-2-15 パソナビル地下1F
 (地下鉄御堂筋線本町駅4番出口北へ徒歩3分)
申し込みは FAX06-6761-8273  または hanasan@utopia.ocn.ne.jp
問い合わせは 事務局(11時〜17時) TEL080-5354-0873 

 翔年はこういう遊びの会は大好きです。時間がないのが泣き所です…。
 このような活動に比べたら「いきいき塾」はささやかな囲碁と有機農業だけの塾ですが、21年間継続jして活動しているのを誇りに、いましばらく頑張って、特に外国の囲碁愛好家との交流を強化したいと思っています。





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Posted by mtmt0414 at 23:21Comments(0)TrackBack(0)

March 28, 2014

多羅葉(タラヨウ)とは?  -ジカキバ(字書き葉)のこと-

 不思議な植物の葉を物知りのS氏から教わった。正式名は多羅葉」、またの名をジカキバ(字書き葉)というそうです。

多羅葉のはっぱの表側、多羅葉の葉の裏(S氏が金属片の先で書いた文字がハッキリ読めます)
タラヨウ表002タラヨウ裏

 面白いことに、葉の裏に金属片や木切れで文字を書くと、このようにくっきりと字が読めます。紙の乏しい昔はこれで、「好きです」とか「いいえ」とか意志を伝え合ったらしい。(笑)
 

モチノキ科(モチノキ属)で本州静岡以西〜九州、中国、四国に分布する常緑高木。

ハガキの語源はこれ(=葉書き)だろうと言われるのはむべなるかな。

文字を覚え始めた子どもと遊ぶのにもってこいの葉っぱではないでしょうか。




 興味をもったので、Wikipediadで「多羅葉」を調べてみました。
多羅葉2
雌雄異株で、花期は4〜5月頃、4mmほどの小さな淡黄緑色の花が群れて咲く。秋には8mmほどの小さな球形の赤い実がなる。
葉は肉厚で20センチほどもある長楕円形をしており、その縁は鋸のように細かいきざぎざとなっている。
日本では葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたため、その多くは寺社に植樹されている。
また、葉の裏面を傷つけると字が書けることから、郵便局の木として定められており、東京中央郵便局の前などにも植樹されている。
文字を書くことのできる性質がインドで経文を書くのに使われた貝葉の原料であるヤシ科のタラジュ(多羅樹、Corypha utan)という木のようだということで、タラヨウ(多羅葉)名前の由来となっている。






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Posted by mtmt0414 at 23:42Comments(0)TrackBack(0)