携帯電話の電波がミツバチを混乱させ、死に追いやっている。自然界のバランスは微妙なものだから、こういうことは十分ありうるのではないか?
元の記事はここにあります。
今年の春、ミツバチの大量死が読売新聞に載った。その記事では原因が不明ということだった。
今回、インドの研究者によって携帯電話に使われるギガヘルツ帯の電波がミツバチに悪影響があることが明らかになったという。電波は電磁波である。ミツバチは飛行方向の認識に何らかの地磁気を利用しているはずだから、ミツバチが巣に帰る方向がわからなくなることは起りうると思う。この研究は注目に値する。
ミツバチが減少すると蜂蜜が高騰するだけではない。草花や果物の花にはミツバチの助けで受粉している種がある。この影響は想像を絶するほど大きいのではないか?
とはいうものの携帯を手放すわけにはいかない。どうする?
この研究の先が早くしりたいですね。
情報の追加(9/10)
コメント欄にhayashi toshioさんから「ウイルス説もある」と情報を寄せていただきました。
いろんな説があるので、情報の整理をしておきます。
○ 正式な名称は「ミツバチの群崩壊症候群(colony collaps disorder)」
○ ミツバチの減少が報告されている国
1 北アメリカ
2 スイス
3 ポーランド
4 日本
○ 原因説は多数あって、今のところ不明
1 ダニ
2 ウイルス
3 除草剤
4 気候変化
5 電磁波
(翔年の考え)
ミツバチが巣箱に戻らないという観察に注目します。ミツバチは病気ではなく、方向感覚が何らかの原因で擾乱されているのではないかと思いました。この解釈にピッタリな研究結果は「電磁波説」です。
もう一つ、除草剤も疑わしいですね。
この二つは人間が自然界にないものを持ち込んだので、絶滅まで行く心配がありますね。
ダニ説やウイルス説だったなら、ミツバチの個体があるところまで減少すると、個体数は自然に回復するのではないかと考えて、今のところ重視していません。
気候変化説は何ともいえませんね。「なんでも気候変動のせいにする」説は翔年は取りたくありません。
○農水省は「みつばちの減少に関する調査研究」の募集をしています。
もっと情報を集めておいて、新しい研究結果を待ってまたご報告したいと思います。
※電磁波に関心を持った方のために
1 電磁波(でんじは)は、空間の電場と磁場の変化によって形成された波(波動)のこと。電界と磁界がお互いの電磁誘導によって交互に相手を発生させあうことで、空間そのものが振動する状態が生まれて、この電磁場の周期的な変動が周囲の空間に横波となって伝播していく、エネルギーの放射現象の一種である。電磁放射とも呼ばれる。
2 空間そのものがエネルギーを持って振動する現象であるため、波を伝える媒体となる物質(媒質)が何も存在しない真空中でも伝わっていく。電磁波の電界と磁界が発生する振動方向はお互いに直角であり、また電磁波の進行方向もこれと直角である。基本的には空間中を直進するが、物質が存在する空間では、吸収・屈折・散乱・回折・干渉・反射などの現象が起こる。さらに、重力場などの空間の歪みによって進行方向が曲がることが観測されている。
3 真空中を伝播する電磁波の速度は、観測者がどのような方向に、どのような速度で動きながら測定したとしても、一定の値 299,792,458 m/s(約30万キロメートル毎秒)になるため、真空中の光速度と呼ばれて、最も重要な物理定数のひとつになっている。
この光速度不変の原理を基にしてアインシュタインが特殊相対性理論を構築し、それまでの時間と空間の概念を一変させた。
4 一方、物質(媒質)中を伝播する電磁波の速度は、真空中の光速度を物質の屈折率で割った速度になり、例えば、屈折率が2.417のダイヤモンドの中を伝播する光の速度は、真空中の光速度の約41%に低下する。ところで、電磁波が、異なる屈折率の物質が接している境界を伝播するとき、その伝播速度が変化することから、ホイヘンスの原理により屈折が起こる。これを利用したものにレンズがあり、メガネやカメラなどに大量に使われている。なお、物質の屈折率は、電磁波の波長によって変化するのが普通で、これを分散と呼ぶ。虹が7色に見えるのは、太陽光が霧などの微小な水滴を通るとき、波長が長い赤色よりも、波長の短い紫色の方が、分散によってより大きく屈折するためである。
5 最近、NHKのTV番組で年寄り(眼球が濁っている)は読書などをするとき、暖色系の光(赤に近い)の方が、寒色系(青に近い)よりもよりくっきりと見えるという経験を放映していた。これは寒色系の光だと、眼球の中の濁り(不純物)による乱反射が起こって、文字が読みづらくなるのである。光の波長を理解しないとわけのわからない現象に見える。