今年の京都賞先端技術部門は「パソコンの父」としてよく知られているアラン・ケイ(米・64歳)が受賞した。
京都賞について
アラン・ケイ (photo by wikipedia)
その関連で昨日、読売新聞朝刊にアラン・ケイ博士のインタビュー記事が載った。インタビュ-の中に輝く言葉を見つけた。
「科学は遊びの一種。楽しむことが大切なんだ。」
「科学を学んだからといっていい人になれるわけではない。」
「科学や数学、音楽を学ぶことは遺伝子に書かれていない。環境を整えて、適当な時期に教えてあげることで、子供たちは学ぶことができるようになる。」
短いインタビュウの間にこれだけ本質的な言葉をキチンと語れる人は少ないと思う。さすが、彼の「アルト」を手本にしてマックは生まれたのだし、「オブジェクト指向」なる言葉も彼が初めて使ったというから天才は違う。もともと創造者であり、教育者である彼が京都市の小・中・高校で「スクイーク」を利用した「ALN-Kプロジェクト」(先進学習ネット)を始めたというから、成果が今から楽しみだ。