バージョンアップのお知らせが来た。これは英語ではgrade up という。
改訂(改訂版とか第何次改訂という具合に使う)というこの場合に使うにピッタリの日本語があるに拘らず、英語でもない日本語もどきがどうして生まれ、使われるのだろう。誰かがかっこいい言葉として使い始めたものが何時の間にかウイルスみたいに蔓延するのだろうか。
スリーバント = tow strike bunt
バックミラー = rear-view mirror
アフターサービス = follow-up service
などを眺めてつらつら考えると、本当の英語はやや理屈っぽいし、カタカナで書くとちょっと長ったらしいかな? と感じる。
それに比べて和製英語は短くて感覚的だ。
本当にそうか、もう少しあたってみよう。
ファインプレー = nice play
シーズンオフ = off season
プッシュホン = push-button phone
パトカー(パトロールカー)= police car
ヘルスメーター = scale
ゴールデンアワー = prime time
なんだ、ゴチャゴチャ、メチャクチャじゃないか。
極めつけは
グラマー = voluptuous woman(官能的な女)
要するに英語でもなんでもない言葉を英語らしくしてうれしがって使っているだけに見えますね。
仮に、パトカーが正しい英語のパトロールカーを縮めたのならまだ分るけれど、英語はポリスカーなんだから嫌になる。
翔年の世代はこんな和製英語でもまぁよかったかも知れんけれど、これからの若い人たちにはあんまり喜んでおかしな和製英語を使わないようにお勧めしたい。