November 07, 2016

お宝の6ペンスより価値あり -子どもや孫たちと遊ぶこと-

 無職の気楽な後期高齢者とはいえ、10月はいろいろな行事や雑事があって忙しかった。たまたま運悪く、来春小学校へあがる孫(女児)の運動会と囲碁の会がバッティングしたことがあった。碁会の幹事役を仰せつかっているし、翌週に孫はピアノの発表会が控えており、それには行くんだから、「まぁよかろう」と運動会は行かなかった。

 後で聞いたら、「ジイジが来てない」と彼女は相当ガッカリしていたという。小太鼓をたたいてマーチングするのを見て欲しかったんだろう。彼女は人前でパフォーマンスするのに臆するところがない。見られて賞賛されるのが大好きなのだ。両親も兄も行くというから、まぁ一人くらい良かろうというジイジの判断が甘かった。まいった。

悲の器001
 というようなことで、ちょっと心を痛めていたところ、あの進化論の大先生のこんなエピソードをたまたま見つけて、またまいった。(笑)
 この逸話はある経済学者の「勉強時間なき苦しみ」というエッセイから、高橋和己先生が小説に取りこんで引用されているものです。

 「四つになるダーウィンの愛児が、「お父ちゃん、一緒に遊んでくれたら六ペンスあげよう。」といって書斎に侵入してきたとき、彼はその申し出をことわる理由はこの世に存しないといってそれに応じたという。」      -高橋和己「悲の器」より-

 
 6ペンスが当時どのくらいの価値があったのかしらないが、ひょっとしたら、ダーウィンの愛児が遊び賃として差し出したのは彼の全財産だったのかも知れない。子供は宝物にしていた銀貨よりも、ダーウィンパパと遊んでほしかったのだ。彼にとってパパと遊ぶことがそれ以上に価値あることだったのは間違いない。

 翻って、長男と長女が幼児の頃、30歳代だった翔年は仕事、仕事で、断る理由が山ほどあった。遊んでやる機会は少なかったなぁ。彼らが6ペンスを差し出しつづけているのを、少しも気がつかなかったのかも知れない。

先生と連弾



以下は蛇足、お金の話です。(お忙しい方はスキップしてください。)

お金の名言1:
真面目な方「お金がすべてじゃないわ
金欠症の方「持っている人は皆んなそう言うんです

お金の名言2:
Money is like muck, not good except it be spread.
(金は肥しのようなもの。{一カ所に溜めておけば臭うが}まき散らせば用をなす。)
      -Francis Bacon-

→ 我が国の現状は、高齢者が長命にそなえて、お金をため込んでいることで金詰まりを起こしている面があると聞く。確かに、報道される高齢者相手の振り込め詐欺や高額商品の騙し売りなどの被害額が驚くほど巨額なことが多いから、あるところにはたんまり貯まっていることは間違いない。本当にベーコン先生がおっしゃるように、臭っているのだろうか? お金がすべて、一番大事、と思っている人が多いことは間違いない。

 ではどうすればよいのか? こんなデフレ状態を如何に脱するか? 政府と日銀はここ数年、市中に出回るお金の量をうんと増やしたけれども、お金は天下に回らない。 絶対的に需要が不足しているから。
 デフレ脱却は大変むずかしい。これぞという政策はなかなか見つからない。

 国の経済や安全保障など喫緊の大問題が山積なのに、国会はつまらん大臣の失言に関して、くだらん議論をつづけている。この種の議論で国民の利益になる結論なんて期待できるとは思えません。


いかなる討論も、十分時間をかけると無意味になる。
      -Arthur Bloch:Murphy's Law-
→ 水掛け論の結論なし、むなしさだけが残る。

議論のための議論はするな。議論というのは、解決策を見つけるためにある。
     -カリン・アイルランド-
→ 我が国会で議論から良い解決策が出されたことが幾つあっただろうか? 国会自らが検証して国民に報告したらどうだろう?


議論するだけなら議員は大勢いる。実行が問題になると誰もいなくなる。
       -J.ラ・フォンテーヌ[1621-95](詩人)-
→ 国会議員はどう見ても数が多すぎる。だから恥ずかしいほどレベルの低い議論が次から次へと延々と続けられているように見えます。国会中継をTVで見て、イライラさせられた人は多いと思う。





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