May 03, 2016

面白い研究 -口答えする子供は成功する-

 何とも面白い研究を見つけた。その結果にも翔年は大満足です。(笑)

 その研究結果とは

1 口答えする子供は成功する可能性が高い。(Adolescents who talk back are more successful adults)
→ 真面目な親が持てあましている? (笑)

2 よくしゃべる子供は成績がよい。(Talkative kids do better in school)
→ 規律好きの教師が教室運営がたいへんとよくこぼしている! (笑)

3 ルールを破る子供は人並み以上の成績を収め、高収入の大人になる。(Childhood rule breakers become overachieving, higher-earning adults)
→ 企業の人事部は内申書の成績のいい生徒を採用しては、従順だが覇気に乏しいと毎年嘆いている。(笑)/span>

 というものです。(→以下:翔年が我が国の現状を観察した結果です。角を矯めて牛を殺すような教育が行われていなければいいのですが…)


権威に耳をかさない子供(将来グンと伸びる可能性大?)
反抗的な子供ほど優秀


 これは米国の心理学会の『Developmental Psychology』に発表された研究です。内容は12歳の子供を観察し、その40年後に再度観察をした結果、上の三点が分かったといいます。

 研究者たちは「権威を無視する子供の方が大人になってより成功する理由については、明確な答えをもっていない」と控えめなコメントですが、翔年はこの研究結果に我が意を得た気持ちです。

詳しくはこちらに記事をどうぞ

 確かに大人が自己主張の強い子供をコントロールするのは大変骨の折れることですが、子供は気長に、おおらかに、たくましく育てるほうが、小賢しく、小さく、型にはめて育てるより、社会の宝をよい多く作り出すと思うのです。

 我が国の教育界にも社会にとっても、この研究は不都合なものだろうか? そんなはずはないと思うが、新聞でこの良いニュースは見なかったなぁ。

 残念なことに、大人の社会も教育界によく似たところがある。いわゆる「出る杭は打たれる」という現象がしょっちゅう起こっていますから。


 リクルートの創業者の江副浩正氏は「リクルート事件」で、ライブドアの創業者の堀江貴文氏は「ライブドア事件で、さらにソフトウエア開発者にして情報工学者の金子勇氏は「ウイニー事件」で、三人とも司法と社会とマスコミを相手に理不尽な戦いを強いられたことは記憶にあたらしい。

 特に金子氏に至っては、つまらぬ裁判に長期間ひっぱりまわされ(最高裁では当然無罪でした)、あたら大才が開化する間もなく、43歳で急死されたのは残念で残念でなりません。




〇 人に何かを教えることは出来ない。出来るのは、自分自身の中に何かを発見する手助けだけである。    -G.ガリレイ[1564-1642](天文学者)-

〇 Education is what remains after one has forgotten everything he learned in school. The aim must be the training of independently acting and thinking individuals who see in the service of the community their highest life problem.      -Albert Einstein(1879-1955)-

(教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。そして、その力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくること、それが教育の目的といえよう)


〇 親のいうこと、ようきく奴は、所詮親不孝。     −田辺聖子-






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