December 27, 2014

ビルゲイツの今年の五冊 -The best books I read in 2014-

 ビル・ゲイツ氏がご自分のBlogで、今年読んだ本を5冊、紹介しています。毎年やっているそうで、今年は特にビジネス書が多いということです。

ビル・ゲイツ



1 Business Adventures: Twelve Classic Tales from the World of Wall Street, by John Brooks
→ ビルはこの本を1960年代にウォーレン・バフェット(有名な投資家)から借りたのだそうです。その後、折りに触れて読み返していたそうで、今年また再読して推薦しています。手に入りにくい本らしいですが、第5章はここ で無料ダウン・ロードできました。39ページの英語版です。数ページしか読んでいませんが、ゼロックスのことが興味深く書いてあるので、この章だけは石にかじりついてでも読んでみたいです。Kindle版(英語)なら全文を直ぐに入手可能。

2 Capital in the Twenty-First Century, by Thomas Piketty
  「21世紀の資本」、(翻訳) 山形浩生 , 守岡桜 , 森本正史
→ 読書の後、著者のピケッテイと対談の機会をもっています。ビルは20世紀の経済的成功者なのに、不平等社会がこれ以上拡大することを憂えています。器が大きい人物ですね。ありがたいことに日本語訳も出ています。是非読んでみたいと思いました。

3 How Asia Works: Success and Failure in the World's Most Dynamic Region, by Joe Studwell
 → アジアの特に日本、台湾、韓国、中国と他の国とはどこが違うのか? その分析と処方箋が書いてあるらしい。ビルはそれをアフリカ諸国にも適用できないか考えている。

4 The Rosie Effect, by Graeme Simsion
→ 久し振りに面白い小説を読んだと言っています。人間関係やら仕事やらに時間や労力を如何にそそぐかとか、ないやらかにやら、いろいろ示唆に富む本だそうです。

5 Making the Modern World: Materials and Dematerialization, by Vaclav Smil
→ 物をつくっている材料、シリコン、プラスティック、木材、セメント等々、なかなか面白いデータがそろっているようです。

 さすがビル・ゲイツ様(笑)ですね。スケールの大きな本が多いです。残念ながら彼の推薦する5冊のうち、日本語で読めるのはたった1冊です。英語が不自由ではいかんともしがたい現実に愕然としました。日本語の世界に安住していては、ビルのような器の大きな人物の姿でさえ、よく見えないのだなと思いました。




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