January 19, 2014

おかしな都知事選挙  -話題だけが先行-

 東京都知事選挙の告示日が近づいているのに、おかしなことになっている。元はと言えば、総理大臣を務めて後はほぼ政界から離れていた細川元総理と小泉元総理の二老人が「脱原発」で連携し、細川元総理が立候補したことに端を発する。

 このお二人、元気なことは認めます。ご機嫌なお二人ではありますが、はっきり言ってその言動は感心できません。
細川護煕小泉純一郎




1 都知事選の争点に「脱原発」を持ち込むのは、正論とは思はない。

2 「脱原発」で政界に復帰するのならば、「エネルギー政策」を争点にして堂々と国政選挙に出るべきでしょう。

3 細川氏が76歳、小泉氏が72歳。なんぼなんでも、これは「老害政治」というものです。

4 総理の座にあった人なら、その知識と経験を生かして、後進を育てるとか、ご意見番になるとか、少なくとも日本の針路を決めるのは次の世代に任せようと指導するのが筋というもの。

5 東京都知事選に「脱原発」を持ち込むのなら、電気の大消費地はまず節電の政策を出すべきと思う。

6 とかく政界の長老達は長居するのが好きな人が多い。が、細川、小泉は昔の政治家にない歯切れの良さや引き際が鮮やかのイメージがあったが……。残念です。

7 かつて日本新党の細川氏が構想した政策のうちかなりの部分が、後で自民党をぶっ壊すと吼えた小泉氏によって実現されたことから見て、二人の政策が近いことは認めます。

8 脱原発運動派は政策が水と油ほども違う細川氏と宇都宮氏が一本化するように申し入れているが、こんな話題が出るようでは、今回の都知事選は無茶苦茶と言うほか言葉がありません。有権者の間で政策論が沸騰するのは良いことですが、選挙戦術ばかりを議論しても実りはほとんどないと知るべきでしょう。


 細川氏の公約発表は当初予定していた15日から17日に延期。その後も、「政策を練り上げるのに時間がかかる」(細川氏陣営)ことを理由に、告示日前日の22日にずれ込むことになった。これはひどい。15年間、ろくろを回していた人は東京都の抱える数々の問題を把握するでけでも時間不足なんでしょう。

YOMIURI ONLINE(1/19)より
 青年会議所主催の公開討論会は、告示前に行われるのが恒例だが、まず出席に難色を示したのが細川氏陣営。17日になって、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が「全員そろわないと不公平」と欠席を決め、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)も辞退した。出席予定者は、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)だけになり、開催当日午前9時に中止が決まった。(中略)
 細川氏が『正式な』立候補表明を遅らせていることで、テレビ(番組の)討論なども次々に延期になっている。


 これはまともな政策論争をしないで、選挙戦にはいるつもりなのかな。下司のかんぐりと言われればそれまでですが、知事選に無理に「脱原発」を持ち込み、争点を単純に一つにしぼり(シングルイッシュ)、大量の浮動票を狙う選挙方法は大反対です。
 細川さん、都民のレベルを低くみすぎているのではないですか?

 単に政策作成の遅れなのか、選挙戦術なのか分らないが、こんな対応は問題が多すぎる。




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この記事へのコメント
翔年 様
おっしゃられるとおりで特にコメントはいらないのですが,少しだけ.
環境保全と施工(人間活動の実践含む)とはトレード・オフ(二律背反)の関係にあります.しかし環境保全のために自然の利用,再生や創生をしても、あらたな人類に及ぼす自然壊滅が生じる事例が複数あります.原発ゼロが夢というのではなく,ゼロにするための施策にあらたな自然社会の壊滅が必ず生じるとわたしは確信しています.ただしウランの汚物処理はこれからも課題で解決に向かわなければならないです.国民の前で殿乱心とおっしゃるなら,科学的説明ができないのはおかしい.
Posted by 奈良・東京のO at January 19, 2014 21:34
奈良・東京のO様

物事のほとんどに、裏と表がありますね。そのようなどちらを選んでも、利害の避けられないことについて、十分検討し、議論をつくして決めるのが政策でなければいけないと思います。
細川陣営は、そのような検討をキチンと終えて、政策を早く出すべきです。
選挙の何を争点にするかは陣営で決めるのは自由ですが、原発以外の政策を疎かにしてはならないと思っています。

Posted by ユリウス at January 19, 2014 21:58