December 27, 2013

情報ダダ漏れ大国 -平和ボケ日本に渇!-

 特定秘密保護法案にあれだけ拒否反応を示した人が多かったのに、今回の情報漏れに事件には呆れるほかない。情報に対するセンスがないというか、無垢というか、ボンクラというか、組織も個人も全くの無防備をさらけ出しました。
 
読売ONLINEより
 
パソコンに入力した文字列を全て外部に送信してしまう中国社製の日本語入力ソフト「バイドゥIME」。国民の大切な情報を扱う役所や大学でも気づかないまま使われていたことに、関係者はショックを受ける。便利なソフトなだけに人気も高く、推定利用者は200万人以上。


 日本中の情報がダダ漏れです。関係者はショックを受けたといっていますが、翔年は関係者が今頃ショックを受けていることにショックを受けました。

ダダ漏れが分った組織
大学
情報ダダ漏れ大学

大学以外の組織では

中央官庁
外務省
文部科学省の研究機関
自治体
愛知県豊田市
その他先端技術などの知的財産を扱う研究機関

 これ以外の省庁や自治体が大丈夫と言うわけではないと思います。彼等はまだ、自分達のパソコンが外部に情報を送っていたかどうかすら、理解できていない状況だと推定します。
 秘密を漏らすということは、自分だけが損害を蒙るのではない。場合によっては、仲間が思わぬ損害を蒙ったり、時には危険にさらされたりもする。国や行政機関で仕事をする人達はこのことを肝に命じておいていただきたい。



追加情報(やっぱり漏れていました)
福島県(27日): 県のPCにバイドゥIMEがインストールされていた。県立技術系短大の学生名簿や再生可能エネルギー事業者情報等が漏洩した可能性があると県庁が発表した。
 
下田市(28日): 12年1月〜今月にかけて、市のパソコンに知らぬ間にバイドゥIMEがインストールされていた。下田市は「住民情報や税情報のような個人情報の漏洩はなかった」と発表していますが、翔年は疑ってます。一年間もパソコンが筒抜けになっていた事実を知らなかった市役所が、何を根拠に漏洩はなかったというのでしょう。システムが分っていないからそんなに早く簡単に結論がだせるのでしょう。専門家のアドバイスの下、さかのぼって十分慎重な情報漏れのトレースをのぞみます。悪用されてからでは遅すぎますから。


バイドゥの公式見解
 バイドゥでは、ユーザーが入力した情報については、原則としてサービス利用規約の中のプライバシーポリシーに沿って取り扱われる。ユーザーの入力情報をバイドゥのサーバーに送る場合は、ログ情報の送信に事前に許諾を求めており、許諾を得られないユーザーについてはログ情報の取得を行っていない。
 Baidu IMEについては、事前許諾の設定が見つけにくい点を26日より改善した。
 ただし、Simejiについては調査した結果、ログセッションがオフの状態でも一部のログデータが送信されていた事実を確認した。バージョンアップ時に起こった実装バグで、3月に公開したバージョン5.6から発生していた。26日中に改善したバージョンをリリースする。


 読者のみなさん、バイドゥという会社はこれはバグだったと強弁しているのです。厚顔無比の言い訳と思いません?

わが国のセキュリティ会社の調査
 シメジはアンドロイド搭載スマホ用の無料の日本語入力ソフト。「ネットエージェント」(東京)など複数のセキュリティー会社が調べたところ、インストールすると、スマホ上のメールや無料通話アプリでの書き込み、検索の単語など、入力した全文字列が自動的に同社のサーバーに送信されていることが確認された。



 こんな体たらくの国に対して、世界の誰が日本に対して高度な知的財産や国家の裏情報を相互に共有しようとするでしょうか? 日本人は同盟国の困惑をもっと理解すべきです。安倍政権が国家機密法を苦労して成立させたのはこういうたるんだ国民への「渇」を入れるものだったのですね。

 ちなみに米国では、米国民の命と財産を守るために、通信機器に中国製品を使うことを禁じています。通信機器に色々と細工されることを極端に警戒しているからです。情報戦争の意味を理解している彼らにとっては当然の措置なのでしょう。




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