June 16, 2013

太陽光発電実績報告(2012/3-2013/2) -39万円稼ぐ-

 昨年「いきいき塾」に設置した太陽光発電設備の実績報告です。


1 計画と実績の比較(2012/04-2013/03)

(1) 実績 発電量 9,417kwh     売電金額 398,412円(売電量9,486kwh)          
(2) 計画 発電量 9,939kwh     売電金額 400,000円
(3) 計画比(%)   94.7%               99.6%

太陽光という天候に左右される自然エネルギーです。発電実績で94.7%の未達は誤差の範囲でしょうか。
実績発電量は暦日の4月1日から一年間の発電量ですが、売電は関西電力の検針日(3/22)から一年分で、実績とは若干の日にちのズレがあります。
また、いきいき塾は毎月2,3日の利用のため、照明と冷暖房の電気消費量はごくわずかです。(照明、暖房とも主に夜間消費)


2 太陽光発電の月別稼ぎ額(関電からの振込み額)

4月   34,104円
5月   46,074
6月   36,834
7月   38,472
8月   55,944 ←最大
9月   38,010
10月  29,862
11月  27,006
12月  16,002 ←最小
1月   21,000
2月   19,404
3月   35,700
合計  398,412円

稼ぎは天候に左右されます。今年の五月分の稼ぎ額は、なんと61,362円(4/23-5/27検針)でした。



3 設備資金回収は11年 

(1) 設備総工事費(パネル+機器+工事) 472万円
(2) 政府補助金                  -48万円
(3) 投資金額の回収年      10.7年 (424/39.8)
    
10年で回収する計画でしたが、この1年の実績で判断する限り、11年を要するみたいです。
今後、パネルの劣化による効率低下やメンテナンス費用が発生したりすると、もう少しかかるかも知れません。
いずれにしましても、固定価格買取制度(このケースでは42円/kwh、10年間)による高額買取に支えられている発電であることは間違いありませんね。
自然エネルギーの買取制度先進国ドイツでは、自然エネルギー発電の増加にともなってその負担額が膨大になっており、この制度の見直し機運(全量買取しない、単価引き下げ等)が出てきています。普及が進めば遅かれ早かれ、わが国もそうならざるを得ないでしょう。


4 発電所の概要

シャープのパネル(メーカー資料) 
太陽光パネル001

運転開始日: 2012/01/21

所在地: 南丹市八木町室河原上持尾7

電気出力: 9.984Kw (関電との契約は9.5KW)

多結晶太陽電池モジュール: (ND156AA 64枚、シャープ製)

附属設備: パワーコンディショナー(JH-G1C4P,JH-L1C3P,シャープ製)

政府より補助金: 約47万9千円(4800円/Kw)

売電単価: 42円/Kwh(法律により10年間関電が購入するという契約)

工事施工業者: (有)住マイル環境サービス


屋根上の太陽光発電パネルは、南向き、東向き、西向きに設置している関係上、東西に向いているパネルは年間で5%程度効率低下する。
また、設置場所の京都府南丹市八木町は山間部の盆地にあるため霧が発生しやすい地形です。特に冬季は午前11時をすぎても太陽は霧に霞んで見えないときがあります。太陽光発電にふさわしい地域ではありません。







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