May 24, 2013

正しい歴史認識ってなに? -あるはずのないものをあるように言う人達-

E・H・カー著「歴史とは何か」
歴史とは何か
 ドイツの鉄血宰相ビスマルクが言ったといわれている言葉に
「賢者は歴史に学び愚者は経験から学ぶ」
と言うのがある。(調べたところ、実際はこのようにはいっていないらしいです)

 この句について塩野七生さんはもっと過激に
「賢者は、歴史からも経験からも学ぶことができる人で、愚者は、歴史からも経験からも学ぶことができない人」
と言い換えるべきであるとおっしゃっている。

 このような箴言をじっくり味わっていると、中国や韓国の政治家達がわが国の政治家に向かって「正しい歴史認識に立て」とか「歴史認識が間違っている」とか声高に叫んで非難することが多いのですが、わが国の政治家はむにゃむにゃ言いはしていますが、もう一つシッカリした反論をしているようには見えないので、翔年は残念でなりません。

 非難されているわが国の政治家はすかさず相手にこう質問して欲しいと思う。
「正しい歴史認識とは何ですか?」
「歴史に正しい認識(解釈)と間違った認識があるとしたら、正しい歴史認識は誰が決めているのですか?」
「あなたは完全な歴史書をお持ちなのですか?」


 もし、この質問に答えたとしても、中国の政治家の答えも韓国の政治家のそれも、碌なものではないと想像できる。なぜなら、完全な歴史書なんてどこにもないし、歴史事実を前にして、正しいとか間違っているとか、そう簡単にいえる道理がないのですから。


 翔年は「事実は神聖であり、意見はかってである」という偉大なジャーナリストC・P・スコットの言葉を信じています。いかなる歴史家も「歴史的事実を選択的にとりあげて、それに知的解釈を与えたに過ぎない」のですから、日本の歴史家も政治家も彼らにもう少しシャンとした態度で対峙して欲しいとおもっています。
 

 上の問答を十分楽しんだ後で、今度は歴史ではなく、
二国間の領土の紛争について、平和的に解決する国際的に正しい方法論をお持ちか?」と聞いてほしいと思う。


参考書籍:E・H・カー著「歴史とは何か」



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この記事へのコメント
翔年 様
「真実は神聖なり」。誰から始まったのか、歴史「大根役者」。わたしなら、
「大根は煮物たくわん宝なり」の歴史があっておかしくない。ほぼ毎日「大根」のお世話になっている。歴史の間違いを学んだら、正せではないでしょうか。還暦近くなって、大根を褒める人は
今まで誰もいなかった。聞いたことも無く、聞いたのは「大根役者」。ほぼ大根毎日頂く、ありがたい、蘇る健康。歴史はなく、経験です。
Posted by 奈良・東京のO at May 24, 2013 21:30
奈良・東京のO様
ちょっと論旨が不明です。
他の読者も意味がとれないのではないかと思います。
Posted by ユリウス at May 24, 2013 23:02