December 09, 2012

衆議院選挙の序盤戦に思う -政界再編はまだ?

 かつてない12党もが乱立して、第46回衆議院選挙の序盤戦が始まっている。忘れてならないことは、この選挙はこの3年間の民主党政権の是非を問う選挙だということです。(この時期に民主党の首相が解散権を行使して民意を問うのだから)
 民主党はそうハッきり言われると困ったことになるので、野田総理は「前へ進むか、後ろへ戻るか」という訳の分らない対立項をつくって中央突破をしようとしています。

 メディアは何時ものとおり、脱原発だ、増税反対だ、TPP反対だとイエスかノーか単純な対立項をつくって、煽っています。選挙で一番不満なのはキャッチフレーズの競い合いで、議論の深まりが期待できないことです。
 それともう一つ言っておきたい。政治家はどんな国家を目指すかをキャッチフレーズにするべきなのに、原発反対(脱原発、卒原発)、TPP反対、増税反対などと、何かに反対する立場(ネガティブ思考)でしか物事を考えられない貧弱なおつむの方々が多いのではないかということ。それとも素晴らしい洞察力の持ち主で、国民のレベルが低いから、こういう訴えが手っ取り早く選挙に勝つ方法と思っているのだろうか? 

 政界再編はまだまだ姿が見えてきませんね。 選挙後に動きが出るのでしょうか? 自民党(自公が)が多数を制したら、政界再編は先送りとなるのだろうか?


 このエントリーではちょっとだけ、政党の意見をつまみ食いしてみました。(笑)ご不満な方は、党名をクリックしてくだされば、それぞれの党のHPとリンクしています。ゆっくり政策をお確かめ下さい。


1 民主党(野田佳彦)
野田総理
野田党首は言う。「今度の選挙は前へ進むか、後ろへ戻るかです
 ウソ言え! 民主党政権は扇風機のプロペラのようじゃないか。まわってはいるけど前進しない。(笑) 
民主党政権の3年間は許しがたい結果をまねきました。(翔年は1票を投じたことを反省しています)



民主党のマニフェストの主要政策を出来たか、出来てないか、評価しました。
1 無駄使い根絶などで16.8兆円の財源確保 (評価:×)
 事業仕分けで大騒ぎしたにも関わらず12年度はたったの4兆円だった。無駄を省くどころか、復興予算のでたらめな使い方に象徴されるように、無駄なことにドンドン税金を投じている。

2 ガソリン税など暫定税率廃止 (評価:×)
 廃止は真っ赤なウソ、暫定税率は維持されたまま。

3 年金一元化と月7万円の最低保証年金の創設 (評価:△)
 社会保障制度改革国民会議で議論すると三党(自公民)で合意しているが、その後の動きはない。実現は困難に見える。

4 衆議院の比例定数80削減 (評価:×)
 12年通常国会に比例定数40削減の法安を提出したが廃案になった。法安を出しただけ。成立する目途は全くたっていない。

5 高速道路の無料化 (評価:△)
 約2割を無料化したが、東日本大震災の復興財源確保のためと称して、凍結している。

6 国家公務員の総人件費2割削減 (評価:△)
 合計で約5000億円(約1割)を削減した。何故半分しか削減しないのかわからない。

7 子供手当て(月額2万6千円)の創設 (評価:△)
新たな児童手当として原則1万円支給とした。対象は中学生までに拡大した。
翔年はこのような現金バラマキには反対です。結局、金で票を買って選挙に勝とうとしているに過ぎませんず、政策の名に値しません。

8 高校授業料の無償化 (評価:○)
 公立校の授業料徴収を廃止。私立校生には最低年11万8千800円を助成。
これも現金バラマキです。

9 農家への個別所得補償 (評価:○)
 実施中。
 これも現金バラマキなので大反対。高齢者の農家に現金を配って票を買い集めているだけ。日本の農業を強くするために、こんなことは何の役にも立っていない。将来の食料危機に備えて、日本農業の再生はどうしてもやらなければならないというのに…。





2 自民党(安部晋三)
自民党
「デフレ脱却のためにインフレターゲット2%、金融緩和で名目経済成長3%以上を達成する」
→ 安部総裁の主張は経済政策以外にも、やけに勇ましいものが多い。日銀の独立性を侵す日銀法の改正をほのめかして、日銀に圧力をかけたりしている。憲法や軍隊等の発言を聞いていると右傾化を危惧します。いたずらにナショナリズムを煽ることなく、冷静な外交をやらないと国の進路を誤りかねません。 




3 日本維新の会(石原慎太郎):
日本維新の会
マニフェストの「既設の原発は30年代までにフェードアウト(段々となくす)」
→ この言葉を石原代表は否定しています(3年間シミュレーションをやると)。石原代表と橋下代表代行とはもともと根っこのろころで、政治心情が違います。松井幹事長はまたちょっと違うようです。従って党は水と油の混ぜ物です。
 橋下代行としては、「考え方は違うが手を組むほうが今は得策」という政治的判断を下しているのでしょうが、翔年は橋下代行は性急に中央政権を取りにいくのではなく、初心のとおり、「大阪を変えて日本を変える」という歩みを一歩ずつ着実に実現して欲しいと思います。橋下代行は基本的なところでの発言のブレが多く、最近は信頼感に欠けますね。




4 日本未来の党(嘉田由紀子)
日本未来の党
「原子力発電所は稼働ゼロの状態から遅くとも10年以内に完全廃炉を実現。原発稼働ゼロに伴う雇用・経済対策などを実施し、国民生活や経済への混乱を避ける」
→ 夢を語ることは悪くない。でもそれは政策ではない。混乱が起こるのは必定。10年以内に完全廃炉なんてできる訳がない。エネルギー政策の立案にグローバルな視点や技術的理解を欠いていてはお話になりません。
それともう一つ、嘉田代表は小沢代行について、「政治家として尊敬している。地域を大事にする」と評価しているが、これには首を傾げざるをえない。十分な相互理解もままならないのに、国政にでるのは考えが甘い。早晩、党は瓦解すると見ています。



5 みんなの党(渡辺嘉美)
みんなの党
「原子力は2020年代に0を目指す。原発国民投票法を制定」
→ いろんな新党との野合を拒否したのは評価しますが、原発国民投票法などをかかげるなど、大衆迎合的過ぎる。党名からして迎合的で、子供みたいで恥ずかしいです。




6 新党改革(舛添要一)
新党改革
「貿易立国の日本が、世界の中で生き残る道を模索。デフレを克服し、景気を回復させることです。そのためには、大胆な金融政策を展開し、思い切った金融緩和が不可欠」
→ 舛添代表のいうことは理に適っていることが多いから共感できる。惜しいかな、議員仲間の結束力の強化は弱いし、大衆の心を掴むことも苦手なように見える。頭でっかちなのかな? 国民の心を鷲づかみするような魅力的な党員、出でよ。





 他に六つの党がありますが、翔年はあんまり期待していませんので割愛します。支持していらっしゃる方、ご免なさい。


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この記事へのコメント
坂口・由・浩之様

おう、坂口さん、お久しぶりです。懐かしいです。
来春、暖かくなった頃、どこかでお茶しませんか?(大阪JRビル、阪急ビルなど新しくなって別世界のような場所で)

これだけ、多党化が進むとは困ったことです。
いずれ選挙が終わったら、政界再編の動きがあるのではないでしょうか?
例えば、大きな政府か小さな政府かというような二大政党に収斂することを期待します。
自民党が大勝すれば、そういう動きにはなりにくいと思っています。

おっしゃるように、すばらしい政治リーダーが現れるのを、気長に待つしか我々に手はありませんね。
小生は「小選挙区は人物本位で投票。比例区は政策がピッタリ一致する党はないので、各政党を比較しながら消去法によって最後に残ったところに投票します。消極的ですがこれ以外の方法を思いつきません。

棄権はしません。出来るだけグローバルに視点を持って日本を引っ張ってくれるリーダーがいそうな党に入れましょう。
Posted by ユリウス at December 16, 2012 00:22
翔年様 
由です。  ご無沙汰しています。 とうとう、投票日になりました。
真面目に、党首討論など毎日見ていましたが、何も掴めません。
落胆と、焦燥感と残念さに苛まれています。候補者事務所から電話ばかり
何時か『政治家』が現れるのを待つだけです。
如何なる結果であっても落胆しません。
兎に角、一票は行使します。
Posted by 坂口・由・浩之 at December 15, 2012 18:14
翔年 様
昨今倒産件数が激増してます。銀行系は、企業に経営改善計画を積極的に打診してますが負債が減らないらしいです。これはおっしゃる外部環境の悪化の激震所以ですか、結局、あらゆる経費削減してもどうしようもないのですね。
部品製造などの企業が減っていくとき、また人口減少なのに、関東方面にアパートが広がる。
これは地方からの移動現象に過ぎず、建設の動きがなくなったら、経済破綻かもしれません。
Posted by 奈良・東京のO at December 14, 2012 05:33
奈良・東京のO様
そうですか。僕は関東方面でそれほどの橋下票があるとは思わないです。それは石原票ですかね。
経済は高齢化社会と人口減少という大波に加えて、外部環境の悪化(米欧と中国)という激震に襲われているのですから、ちょっとやそっとのことでは成長路線に戻れません。どの政権になろうと、直ぐに景気が回復するというような甘い夢は実現しないでしょうね。
Posted by ユリウス at December 11, 2012 12:54
翔年 様
関東方面は、「維新の会」が圧勝すると思います。何故なら消費税の地方税化、ここ数年間埼玉,千葉へ東京から15兆円産業・不動産建築が広がる現実を直視するからです。明らかに少子化の進む時代に関東に人口が集まり、全国的不況から脱する。これを関西に波及は困難と思われ、候補者の実績不足、杉並区長のような人物は見られません。政策の現実性が0に近い「未来の党」は、人間の数、女から得票。社会の足をひっぱるような。交付税おくれ、しょぼいところに不況続くの私感です。
Posted by 奈良・東京のO at December 11, 2012 06:27
奈良・東京のO様

 ,呂匹Δ靴銅存修靴覆い里任靴腓Α 今となってはもう不可能ですけど。
◆‖召料箸濆腓錣擦皀瀬瓩箸垢譴弌⊆民党の分裂を待つしか、政界再編の幕が開きませんね。
今回の選挙で、もし自民党が大勝ちしたら、この目もなくなります。残念なことです。

嘉田さんは国会議員が必要だったんじゃないですか? それと党運営が実質的にできる人も必要でしょう。
ご自分は人寄せパンダの役割を果たすつもりなんでしょう。
それにしても、現職の滋賀県知事が特定政党の党首として活動していいのでしょうか? 滋賀県民としては、色んな政治的考え方の人がいる訳ですから……。


Posted by ユリウス at December 09, 2012 21:08
貴司さま

いらっしゃい。
また来てご意見や感想等残していってください。
よろしく!
Posted by ユリウス at December 09, 2012 20:49
翔年 様

わずかな所感です.票の集まる組み合わせ(合流),今となっては遅いし
実際に無理なのことでしたか・・・.

\亳凝泙繁馘催泙旅舂が望ましいと考えていました.これなら間違いなく小職は1票!
他の組み合わせはありません.当然ながら昔の自民・民主大連立も×.

余談 小沢さんは滋賀の女帝に何かプレゼントしたんでしょうか.例えば
太陽光工場の社員団体票なんかを.単純な卒原発に相応しいものですから.昔から東レ,最近JR労組は民主票ですから.
Posted by 奈良・東京のO at December 09, 2012 16:17
読ませてもらいました。心身共に元気そうでなりよりです。
Posted by 貴司 at December 09, 2012 13:10