August 29, 2012

語源の快楽(25) -ちちくま-

 「ちちくま」という言葉があることを初めて知った。漢字では「乳車」と書くのだという。ちちくま=かたくま だという。何と、意味は肩車(かたぐるま)のことで、これは大阪弁だと言う。

 肩車=かたぐるま → かたくま (る=ruは流音で発音されなくなる)と同じように
 乳車=ちちぐるま → ちちくま となった。

 何故「乳車」かというと子供を肩車に乗せると、その両足が丁度乗せている者の乳のところに当たるからだという。肩車に乗るのは子供だから男の子も女の子もいるでしょうが、乗せるほうはまず男ですから、足が乳に当たってもどうということは無いはず。なのにどうしてこういう言葉ができたのか興味深い。が理由がさっぱりは分かりません。

 塩田丸男著「人体表現読本」には牧村史陽編「大阪言葉事典」に「ちちくま」が載っているとあるが、理由というかいわれ等は書いてあるのでしょうかね。図書館で調べたいと思いながらまだ確かめていません。

  翔年は昔はおかあさんでもおばあさんでも、お姉さんで肩車をしたのではないだろうか、と想像します。それならそういう言葉が生まれた所以も少しは想像できますね。(笑)

 背の子の重み 乳房に食い入って   紗妥子

 田辺聖子さんの「大阪おもしろ草子」に
「『淫風』こそ上方を上方的にあらしめているもののように思われる。侍文化圏と町人文化圏とに豁然と分かれる江戸とちがい、町人でほとんど構成される大阪では、芝居と色里の影響が町中に濃密に浸透して、柔媚で放恣な気風がうまれる」

とあります。納得。




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