選択日記 | ★ 著者は人間の選択には元来二つの方法があると言う。 |
翔年が人生の師と仰ぐ高橋和巳先生は別の言葉「岐路まさに愛すべし」と、知識人は右行くか左行くかの自由を常に持つべきと喝破された。「選択」できるということは「自由」であるということの裏返しでもある。
今英国で繰り広げられているオリンピックに出場している選手やコーチの中にも、話を伺うと、練習の過程で膨大なメモを残している人たちが大勢いる。恐らくこの人たちもより強くなるために、より正しい選択が可能なように「Informed Intuition(経験にもとずく直感)」を鍛えているのに違いないと思う。
わが国のエネルギー選択、「原発推進」が「脱原発」かを多くの日本人が著者の方法で日記につけておいて、果たして自分の選択が妥当であったかどうか、10年後に検証してみたら面白いと思う。(やりかたの一例)
1 あなたの選択(下した選択、The choice you made) 年月日
2 選択に至るまでの思考のプロセス(The process of your choice)
3 用いた情報(The innformation you used)
4 結果(The result) 年月日(例えば10年後に自己評価) 点数
5 なぜ、うまくいったと思うか。なぜ、うまくいかなかったと思うか。 年月日(更に後年に再評価)
6 時々この日記を読み返してみる。
翔年は若い時から、「自由」と「選択」について大きな価値をおいてきました。そのため、先人の選択に関する名言が手元にかなりあります。ご参考に供します。
○ 岐路まさに愛すべし −高橋和巳-
○ "Life is the sum of all your choices." - Albert Camus -
(人生とは、あなたの選択すべての総和である。)
○ 人間は、努力する限り、迷うものだ。 - ゲーテ -
○ 人は人生の節目を迎えるたびに、自分のために新しい神話を作るか、
それとも古い神話を受け継いでいくかを選択する
- スタンリー・ケレマン(作家) -
○ 今日、お前には二つの選択がある。
機嫌良くしているか、不機嫌でいるか - 言い人知らず -
○ 究極の善や究極の悪、究極の価値がなければ、
人間のある活動が別の活動よりも本質的に
優っていることなどあり得ない。
だから、全ての行為が同じ価値しか持っていないということを
認めざるを得ない。とするなら、
一つの行為を別の行為よりも優先させるのは、
我々が自分で独自の選択を行っているからなのである
- J.P.サルトル[1905-80](仏:哲学者.小説家) -
○ 意識的な選択が、いい日をいい人生にしていく - E.S.スターン -
○ 倫理観とはただ選択する勇気の問題ではないかと思うことが多い
- L.ブルム[1872-1950](仏:首相) -
○ Adam schiebt die Schuld auf Eva, und Eva auf die Schlange. - ドイツの諺 -
(アダムはエバに責任をおしつけ、エバは蛇に責任をなすりつける。)
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