April 01, 2012

スーパーアース -おおいに生命の可能性あり-

 AFPBBのニュースによると、欧州南天天文台は生命の存在する可能性がある地球に似た惑星が、銀河系には数百億個存在するという推計結果を28日に発表した。発表が先月28日なので、この情報はエイプリルフールとは無関係です。
まずは驚くべきニュースをお読みください。
 このニュースはこれまでの知見を大きく踏み出しているのではないか。いままでにも生命が存在する可能性のある地球に似た惑星はあるはずと天文学者は言っていたし、僕たちも数ある星の中にはたまたま生い立ちや恒星との距離等が地球とよく似た条件の星があっってもおかしくないと漠然と思っていた。
 ところが、今回の発表は資料によれば、こんなに具体的なのが驚きです。
1 観測した赤色矮星の40%に対してスーパーアースの存在を確認
2 銀河系には約1600億個の赤色矮星が存在することから、銀河系だけで数百億個ものスーパーアースが存在
3 地球から30光年以内にあるスーパーアースは約100個と推定


 これはもう漠然とした可能性の予想ではなく、確信をもった科学的推論なのせはないでしょうか。 (参考)
1995年にペガスス座51番星にて系外惑星が発見されて以来、観測された系外惑星の多くは木星質量前後の巨大ガス惑星であった。しかしその後技術・精度の向上に伴って土星、さらには海王星クラスの低質量惑星が次々と発見され、2005年以降は地球の数倍程度とみられる惑星も報告されるようになってきた。 これら地球の数倍程度の低質量惑星は、低質量で低温でも気体の水素やヘリウムのようなガス惑星特有の大気を長期間引き止めるだけの重力にも乏しく、表面は岩石若しくは氷で構成されていると考えざるを得ない。ただし、なおも地球質量の数倍以上という重さから、スーパー・アース(巨大地球型惑星)と呼ばれるようになった。 スーパー・アースの起源としては、従来の地球型惑星の形成説だけでなく、ガス惑星の大気が中心星からの放射によって剥ぎ取られたという説[1] などがあり、現在研究が進められている。また、太陽の数分の1以下の低質量恒星である赤色矮星での発見が相次いでおり、今後の重要な観測ターゲットとして専門家から注目されている。 また井田茂教授は、惑星の構成物質に氷が多く含まれ、なおかつ中心星に近い場合は惑星全域が海に覆われた「オーシャン・プラネット(海洋惑星)」となる可能性も指摘している。
(アストロアーツ『月刊星ナビ』2007年9月号)

主なスーパー・アースの例 by wiqipedea
グリーゼ876d:質量の下限値が地球の6倍。赤色矮星の系で他に2つの巨大ガス惑星も観測される。
OGLE-2005-BLG-390Lb:地球の5倍。重力レンズ観測法で発見。約2天文単位の距離を公転する。
グリーゼ581星系:赤色矮星と4個の低質量惑星から構成される。惑星bは海王星クラス。
グリーゼ581c:下限値が地球の5倍で第3惑星。当初、ハビタブルゾーン内を公転と推定されるも、後に軌道が外れていると判明。
グリーゼ581d:下限値が地球の7倍で第4惑星。惑星cに代わりハビタブルゾーンを公転すると発表される。
グリーゼ581e:下限値が地球の1.9倍と、ドップラーシフトによる観測ではこれまでで最小質量。高温な第1惑星。
MOA-2007-BLG-192Lb:地球の1.4倍(発見当初は3.3倍と推定されていた。)でこれまでの系外惑星では質量が最小。名古屋大学が加わるMOAによって重力レンズ観測で発見される。主星が褐色矮星。
CoRoT-7b: ヨーロッパによる観測衛星COROTによってトランジット法により発見。後にドップラー法でも確認され、直径が地球の1.7倍、質量は4.9倍、密度が地球とほぼ同じ岩石惑星であることが確定した。
ケプラー22b:NASAのケプラー探査機によってトランジット法により発見。太陽と同じG型主系列星系でハビタブルゾーンを公転すると発表された初の惑星。


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