October 27, 2011

南イタリヤの旅 −ポンペイ遺跡他

 南イタリアの旅(11日〜20日)をしてきた。旅程は10日間でした。

一日目 関空からイスタンブールへ(13時間)
二日目 イスタンブールから南イタリヤの玄関口ナポリへ(2時間半)、ポンペイ遺跡(世界遺産)、ナポリ歴史地区(世界遺産)
三日目 カプリ島、青の洞窟
四日目 アルベロベッロのトゥルリ地区(世界遺産)、マテーラの洞窟住居(世界遺産)
五日目 アマルフィー海岸(世界遺産)、エメラルドの洞窟
六日目 カゼルタ王宮(世界遺産)
七日目 ローマ歴史地区(世界遺産)スペイン広場、トレビの泉、コロッセオ、
バチカン市国(世界遺産)ヴァチカン博物館、システィーナ礼拝堂、サンピエトロ寺院
八日目 サンタンジェロ、フォロ・ロマーナ、パンテオン
九日目 パラティーノ博物館、 ローマからイスタンブールへ(2時間半)
10日目 イスタンブールから関空へ(11時間)  
 どこもかしこも興味深かったけれど、何と行ってもポンペイの遺跡が一番興味をそそられました

ポンペイの街(1900年前)の大通り     photo by iPhone
ポンペイの遺跡
 港町として栄えていたポンペイの街は、紀元79年、ヴェスヴィオス山の突然噴火で一瞬のうちに灰の下に埋もれてしまったのでした。三日間で4メートルの灰の下に埋まってそのまま1900年間、地下に眠っていたのですが、18世紀になってナポリ王が発掘して古代の街が遺跡として蘇ったのです。それも街全体の構造のみならず、円形劇場、アポロン神殿、野外劇場、音楽堂、公衆浴場、大邸宅、娼館までがその姿をとどめているのに眼を見張りました。1900年前の街を歩いた時、この街を造り住んでいた人々の技術力の高さが偲ばれて、思わずメモに留めたのが以下の項目です。

1 ティレニア海に開けた街は碁盤の目に造られている。
2 道路は車道と歩道に分けられている。車道には馬車の轍の跡が敷石が磨り減ってハッキリ残っている。
3 碁盤目なので、交差点があり、横断報道が設けられている。
4 広場には車が入れないように「車止め」が設けられている。(中は歩行者天国)
5 歩道に水道管(鉛管)が埋設されている。(歩道に埋設されているのをこの目で確かめました)
 車は馬車だったと思われますが、街としての構造は現代とそう変わらないのに驚きましたね。

ポンペイの娼館
 それに、この街には娼館が25もあったのです。繁栄していた港町なので、大儲けをした商人達の需要があったのでしょうね。もう少し掘り下げて読者のために調べてきましたよ。
 まず、娼館は馬車一台が通れる狭い裏通りにあります。そしてそのありかを外国の商人達に報せるために、大路の敷石に目印が設けられていたのです。
 その目印とは? 歩道の敷石に男性器の絵が彫ってあり、それが娼館のある方向を指示していた(笑)のです。金をしこたま儲けたそのころの商人になったつもりで考えてください。次に必要なのはどんなサービスが受けられるかではないでしょうか。それもポンペイは抜かりはありません。チャント壁面に写真に示すようなエロチックな絵がズラッーと並んでいたので、あなたはその絵を指差すだけでOKだったのです。あなたが金持ちなら二階の大きな部屋に案内されるでしょうし、そうでなければ窓もない小さな部屋に案内されるはずです。ハイ。ここから先はご想像にお任せいたしましょう。


 イタリヤにも少し慣れた頃、レストランで食事をしながら流しのカンツォーネ(4名)を聴いた時には、みんなリラックスして一緒に歌うやら踊るやら、梅田新地のどこかの夜と何ら変わらない夜が更けていきました。


ローマの松
ローマの松
 ローマの松は何故かどれもこれも写真のような姿をしていました。天女が羽衣をかけたくなるような枝がないのです。公園などでは上空を松の枝が覆ってまるで天幕を張ったようでした。

 最後にレスピーギの交響詩「ローマの松」で映像(50秒で変ります)とともに音で古代のローマのイメージをお楽しみください。彼はこの曲で単に松のことを描こうとした訳ではなくて、松という自然を通して古代ローマへ眼を向け、ローマの往時の幻影に迫ろうと意図したそうです。
ではクリックしてyoutubeで どうぞ!   http://youtu.be/XemYkEZ0IX8


追記
イタリアのインターネット事情
ナポリ、アルベロベッロ、ソレント、ローマのホテルは全てWiFiで接続可。ただし、
部屋によっては電波が弱く、ロビーホールのみ接続可、また、アルベロベッロのホテルは有料(1ユーロ/2時間)
街の広場、駅などの公共施設もネットのインフラは貧弱なようで、無料のWiFiはキャッチできませんでした。

追記2(11/3)
今日朝のTVで、佐渡裕の「題名のない音楽会」で、レスピーギの「ローマの松」が放映されました。また、Eテレでは10月はマキャベリの「君主論」が4回に分けて放映されました。今まで見逃していたものが目に止まるようになったのは今回の旅行の影響です。



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この記事へのコメント
お帰りなさい、良いお天気で楽しい旅だった様ですね

神秘の世界・・・青の洞窟も入れたのでしょうか・・・・

イタリアは何度行っても新しい発見がありますね
     (塩野さんの小説、ローマ人の世界を感じられた事でしょう)

何度目かのイタリアで(ローマ・フィレンツエのfree time)
   気の向くまま、街歩きをしましたが、これが最高でした

                     おkei
Posted by おkeiです at October 29, 2011 08:45
おkei様

偶然ほんの少し前に、あなたは北イタリアを旅されていたのですね。
南イタリアは幸い好天続きで、旅の空を楽しむことができました。
お陰で自然の光の屈折現象によって神秘的な空間を作っている「青の洞窟」にも入れました。なかなかチャンスに恵まれない方も多いと聴いていましたが…。

知らない街のそぞろ歩きは最高ですね。ローマでは1日半、ほっつき歩きました。
Posted by ユリウス at October 29, 2011 13:47