August 05, 2010

水曜日は中休み −バスツアーに参加

8月3日の報告が遅れました。すみません。
予定は前日と似たようなものでした。

三回戦の相手、Ms.Wan Chen
ChenWan

 チェンさんとは確か一昨年、対戦しています。(その時は翔年の勝ち)
今年も自信をもって望みましたが、白番なのに薄い石を二箇所も作ってしまったため攻められて、結局6目半負け。


 この対戦が終わってから、テニスをするために車二台に分乗してダウンタウンのテニスコートに向かいました。ところが、運悪く出発直後から雨になり、コートについたときはどしゃ降り状態。
 仕方なく、大学構内に戻って卓球をしたり、碁の自由対局を楽しんだりしました。


 そして夜宿舎に帰ってからUSオープンの棋譜を再現しようとしましたが、どうしても再現できません。それで今回は棋譜なしの報告になってしまいました。




4日(水)は中休みです。
8:00〜 バスツアーや市内観光など好みのコースに申し込めます。
9:00〜 一日制の囲碁大会(観光などはいらんと言う人のための囲碁大会)

 翔年は「空軍大学、神の庭園、風の洞穴」等を巡る観光バスツアーに参加しました。

神の庭園(翔年は神のつくった石庭と呼びたい)
garden-of-the-gods神の庭




 観光の途中に空軍大学を見学しました。その大学の中にあるモダーンな教会のことについて、是非記しておきたいことがあります。

 それは教会と教えられたら、なるほど教会のイメージは浮かぶものの、一見したらほとんどの人は教会とは分らない外観の近代建築の大きな教会でした。

 建物内を見学して驚きました。教会ですから礼拝堂なんですが、キリスト教(新教、旧教)、イスラム教、仏教など、キチンと仕切られてそれぞれの信者が礼拝できる礼拝室が別々にそこにあったのです。

 翔年はびっくりしました。一神教の礼拝堂が、同じ建物にそれぞれあるのをはじめてこの目でみました。キリスト教でもイスラム教でも一神教にとって他宗は邪教のはずです。翔年は一神教が今日の地球上の平和を根底から揺さぶっている元凶と思っていますから、本当に驚きは大きかったです。

 傍にいた米国人にそのことをいうと「米国は自由の国だから」ということでした。その時は「さすが米国」という思いを強くしました。が、よく考えてみると、それだけの理由ではないことに思いいたりました。

 空軍の中にあるから可能であるというのがもう一つの理由ではないでしょうか?
 アメリカ空軍は国を守る、自由を守るミッションをもった軍隊なので、内部で宗教戦争を絶対にやってはならないのですね。敵の敵は味方という訳です。

 いずれにしても、理由は色々が考えられるとしても、一神教が同一建物内に礼拝施設を並べて共存している事実は重いと思いました。

 一神教の全ての指導者に、アメリカでできることが、アメリカの空軍でできることが、なぜ他の地域ではできないのか? 世界のあちこちに拡がっている、宗教が異なるゆえの争い(大量殺人)を失くすために、聖職者自らが決断すべきものがあるように思えてなりませんでした。

 




 翌日、「アメリカの他の場所に、一神教が同じ建物で礼拝する場所を持っている例があるか?」どうか、日本語の堪能なアメリカの大学教授(Mr.Richard Dollen)に質問しました。
 驚いたことに、先生の応えは「ある」でした。

1 スペースの関係で、同じ礼拝室を曜日とか時間でシェアしている例がある。

2 方角が問題にならないように部屋を三分割して、宗派が三つの部屋をかわるがわる利用している例もある。

 
 さすが自由の国、米国ですね。一神教もかたくなな教義一辺倒ではなく、智慧を出し合い、お互いに妥協しあって共存の道を歩んでいる事実を知って、翔年は少し安堵しました。

 しかし、その教授は「この問題はなかなか難しくて一般的解決は難しい」という悲観的なご意見でした。



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この記事へのコメント
hayashi toshio 様

お久しぶりです。
今はクアラルンプールにいらっしゃるのですね。
9月にはお元気な顔を見せてください。
コントラクト・ブリッジ、テニス、卓球、全部やりましょう。
Posted by ユリウス at August 07, 2010 05:57
護さん
アメリカを楽しんでいますね。
9月に帰ります、テニス・ブリッジをまたやりたいですね。
Posted by hayashi toshio at August 06, 2010 14:10