May 05, 2010

万年竹? Happy Bamboo? Dracaena Sanderiana 

 大勢で焼肉パーティができるように、焼肉専用の大型コンロを買いにホームセンターに行った時、不思議な植物を見つけた。

 店頭には「幸せを呼ぶ HAPPY Bamboo 万年竹」と表示されていた。

Dracaena Sanderiana
万年竹

 よく見ると竹のようでもあり、竹のようでもない。
 一段目が20本、2段目が14本、3段目が7本、それらが金色のヒモで結わえて水を張った小鉢に置いてあるだけ。竹の上部は緑色の蝋のようなもので塞いである。そして竹の節らしきものから、芽がちょっぴり出かかっていた。竹の束をひっくり返してみると、白い根が出かけていた。水だけで育つ生命力の強い植物のようだと判断して、買って帰った。
 写真はそれから10日後のもの。芽は2,3センチに伸びてちょっと賑やかになってきた。


ネットで調べると
「ミリオンバンブー リュウケツジュ科」: Dracaena Sanderiana
万年竹、富貴竹、ミリオンバンブー、開運竹などいくつもの名前を持つこの植物は、竹ではなく、ドラセナ・サンデリアーナという植物だと言う。
主に台湾で栽培され、台湾では大変おめでたい植物と言われ億万長者の竹・長寿・厄除けの竹・出世竹としてお祝い事などに重宝されている
とあった。

 翔年は手入れのいらないこのような生命力の強い植物が大好きだ。大分暖かくなってきたので、書斎の「葉から芽」は戸外にだして、この万年竹をこの夏の友としよう。

(蛇足)
 NHK、朝ドラの主人公、水木しげるによれば
「1万年も生きた竹が妖怪と化したものとされる。外観は通常の竹と変わらず、竹藪の中に生えている。人間が竹藪の中に入ってくると、術をかけてその者を迷子にさせる。
 また人間が竹藪の中で野宿をしていると、竹の枝にも似た手を伸ばし、その生気を吸い取ってしまう。人に害を成す手段が手であるため、この手を折られることが弱点とされる。」
そうだ。

 こういうお話を信じてはいけません。
 なんでこんなことを水木しげるが言うのか分りません。




この記事へのトラックバックURL