目くそ鼻くそを笑う −国会の論戦
国会中継をたまに見る。今国会は政治と金の問題で与野党の攻防がうるさい。（ヤジもひどい）これまでは野党の民主党などが与党の自民党などを、攻め立てていたのだが、今国会からは与党になった民主党が鳩山総理と小沢幹事長の政治資金問題で攻め立てられている。攻守交替しただけで政界の浄化の議論はない。
この論戦が空しいのは、国民から見ると民主党がダーティで自民党がクリーンということではないことが明白だから、なんだか変な議論になっている。
「目くそ鼻くそを笑う」といいますが、まったくこの諺そのものです。与党の議員だけを問題にしているので、居丈高に攻めている議員は気持ちがよさそうだが、自分も含めて野党議員はどうだという視点を全く欠いた議論に終始して、満足そうに着席して質問は終わり。これの繰り返し。
政治家全員の問題であるはずの「政治と金」が極端に矮小化されて終わっている。二大政党の議論と言っても、何のことはない、個人攻撃、与党攻撃をしているだけで、あんまり実りのある議論とはなっていない。
かつての鳩山総理の自民党議員への攻撃もそうでしたし、社民党の辻本議員もそうでした。
鳩山総理は国会でこう言って鈴木議員を攻めている。（平成１４年）
「私は以前から鈴木議員に辞職を求めてきたが、議員の分身と言われている会計責任者の逮捕は、議員本人の責任であり、改めて強く求める」
辻本議員は
「あなたは疑惑のデパートと呼ばれているけど、そうじゃない、疑惑の総合商社です！」と国会で金切り声を張り上げたが、この後、秘書給与のピンはね問題で大火傷をした。
攻めている時は物凄くいいことを言っていますが、相手を攻撃する刃が自分に向かってきた時、守るべき自分も同じ穴の狢(ﾑｼﾞﾅ)ではどうしようもない。みっともない議員ばかりではしかたがない。
Posted by mtmt0414 at 18:27│
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翔年様
まだまだ勉強不足ですみません．最近ようやく財政責任は誰にあるのか，
戦争責任はどうなのかのポイントが掴めてきたようです．果たして，敗者の論理からだけでなく，勝者も同じと考えられるようになり，歴史を遡りバイキングがいたところが今や社会福祉国家として小学生から国や世界の財政を勉強させている．また日本人移住者も日本人（国）とは家庭を持ちたくないと20歳前の人からハッキリと旅行時に聞きました．時代遅れがまだ日米には分かっていないところがあるようだと．やはり北欧は戦争やらない国民意識は高い(兵役はあるようですが)．本当の家庭はどこにあるのか，愛国心とは何かの基礎をと国に求めます．
奈良のＯさま
＞子供や次世代に夢ある国の実現願います．
お説のとおりと思います。
これほどひどいバラマキ政策はいけません。
自助努力する国民がすくなくなり、公助（政府の金）目当ての国民が増えてはこの国は立ち行かなくなる心配がありますね。
子供や次世代に夢ある国の実現願います．
囲碁，将棋，数学や...沢山の天才子供らが出てくることをこれからも願っています．スウエ−デンの国債赤字は，今年になって２５００億円で騒いでいる．これからも赤字が続くというが，日本の９００兆円が遙かに越えて１０００兆円に比べれば，スウエ−デンはまだまだ１兆円には届かない．この１０００倍近いとして日本の国債赤字を馬鹿者政治家らは一体何を考えているのか．
国民負担を増額する政府の方針は何か？しても何らよくはならない．この１０００倍の差はもう日本という国はあきらめたことに他ならない．と考える政治家はみんな素速く辞めて頂きたい．これは全ての政党にです．
奈良のＯさま
＞鳩山由紀夫氏のみ俗物思想がない．
認めます。宇宙人らしいですね。
鳩山総理が政治の道に入ったのは1972年にローマ･クラブの「成長の限界」を読んで衝撃を受けたからだと自ら語っています。地球環境問題への深い洞察が背景にあるのでしょう。
並の政治家の政界進出の動機とは大きく違っていますね。
こういうところは信用しています。
（小生も同じ頃「成長の限界」を読んで蒙を拓かれました）
＞前原，橋下氏はもっと側に人集めをしなくてはならない．
賛成です。周辺にブレインがいないことには、一人では大きな政策の実現は難しいです。
翔年様
いろんな人物がでてきましたが，鳩山由紀夫氏のみ俗物思想がない．
確かに．もの(お金の代替え含む)，金がらみの政治家はいらないので素速く
余生を充実させていただきたく存じます．鳩山氏以外のほかの方々は今までのしがらみをきっちり断ち切って余生を大切に願いします．しかして，親に依存したとみえるではない，確かに依存してきた今がある鳩山氏が頂点にいる今から次に真なる指導者が出てこなくてはならない．前原氏のような人もいい．
前原，橋下氏はもっと側に人集めをしなくてはならない．何もしなくては人は集まらない．と小生には勝手な思いがあります．
奈良のO
