January 27, 2009

オバマ米大統領の仕事始め −電話会談


 いよいよオバマ政権が動き始めた。翔年はまず外交、次に経済の立て直しの具体的な動きを注視している。この二つで世界中を安心させればいいのだが、なかなか有効な施策は見出せないのではないかと心配している。経済対策では、ドルの減価を恐れず、大金を投入できるか? 最初の関門がこれだろうと思っています。


電話会談はこんな順番でこなしている。
21日: イスラエルのオルメルト暫定首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長ら中東地域の首脳と電話会談をした。
→ 緊急性があるから納得ですね。

23日: 英国、カナダ、サウジアラビア3カ国首脳、国連の潘基文(バン・キムン)事務
総長と電話で協議した。
→ いいんじゃないでしょうか。 

26日: ドイツのメルケル首相、ロシアのメドベージェフ大統領、フランスのサルコジ大統領と電話で話した。
→ 個人的なコンタクトが重要になる相手だと思う。
次は中国、韓国、日本か?
 同盟国の日本が一番遅いとか、どうとか、順番で文句をいわないことが肝心。日本のマスメディアのそういう報道に同調しない事。そんな枝葉のことではなく、アメリカが臨戦態勢を取ろうとしている時に、わが国はどんな貢献が出来るのかを議論していきたい。
 何も貢献できないのなら、電話がなくても仕方がないというぐらいの強固な信念をもって、日本政府は事に当たるべき時にきている。テロとの戦いは国と国の戦いではない。「ならずもの」との戦いなのだから。


 オバマの就任演説で確認しておこう。

 先の世代は、ファシズムや共産主義に対し、ミサイルや戦車だけでなく、強固な同盟と強い信念をもって立ち向かったことを思い出してほしい。
(Recall that earlier generation faced down fascism and communism not just with missiles and tanks, but with study alliances and enduring convictions.

 我々は、我々の生き方について謝罪しないし、それを守ることに躊躇しない。テロをあおり、罪のない人を殺すことで目的の達成を図る者よ、我々は言う。我々の精神は今、より強固であり、、壊すことはできないと。お前たちは、我々より永らえることはない。我々は、お前たちを打ち破る。
(We will not apologize for our way of life, nor will we waver in its defence, and for those who seek to advance their aims by inducing terror and slaughtering innocents. we say to you now that our sprit is stronger and cannot be broken; you cannot outlast us, and we will defeat you.)

我々の多様な伝統は強みであり、弱点ではない。我々は、キリスト教徒やイスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、それに神を信じない人による国家だ。我々はあらゆる言語や文化で形作られ、地球上のあらゆる場所からあつまている。
(For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weekness. We are a nation of Christions and Muslims, Jews and Hindus,and non-believers. We are shaped by every language and cultre, drawn from every end of this Earth;)

※ 翻訳は読売新聞の訳によりました。

 「無神論者」は "atheist" という一般的な単語があるのに、何故演説では "non-believers" と言ったのだろうか? どなたか、教えてください。



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この記事へのコメント
Atheist と Non-Believers との違いですが、小生もちょっと興味があったので、身近な専門家(笑)に尋ねてみました。
まず、Atheistの定義ですが、ご指摘通り、無神論者。 神そのものの存在を否定する人です。
それと比べて、Non-Believersは神の存在そのものはなんとなく信じるのだが、これといった特定の神、宗教の教えは絶対だとは信じず、その教え通りにしないといけないとする人々(原理主義者)と一線を置く人達を指すそうです。
オバマ大統領の演説では、このNon-Believersを使うことで、ほんの一部の極端な無神論者を除くほぼ全ての米国市民をカバーしたことになる、政治家としてはとても上手い表現だそうです。
ご参考になれば幸いです。
Posted by サクラメント at January 28, 2009 12:46
サクラメント様

政治家は言葉が命、やっぱりそういうことまで配慮しているのですね。
分かりやすく説明していただいたので、日本人でもニュアンスは感じられます。
ありがとうございました。

ところで、言葉の身近な専門家のことを、pillow-dictionaryというそうですね。俗語なので、もし悪い意味があるのでしたら、ごめんなさい。
昔々、これをタイトルにした映画があったのを思い出したもので……。(映画は純愛もの)

Posted by ユリウス at January 28, 2009 22:18
Pillow-Dictionaryと言う言葉は知らなかったので、また、身近な専門家に聞いてみました。(笑)
ところが、Pillow-Dictionaryと言う言い回しは聞いたことがないそうな返事…。
そこで、その名の映画もあったとか…と粘ってみると、ああ、「分かった!」との返事に、思わずにっこり。^^
で、その説明ですが、多分、Pillow Talkとの勘違いでしょうとのこと。
Doris Dayと Rock Hudsonの共演で1959年のハリウッド映画。こちらでも大ヒットした有名なロマンスコメディー映画だそうです。
Pillow Talkとは男女がベッドの中で交わすロマンティックな会話だそうです。
その説明を聞いた後、また、もう一度 Pillow-Dictionary はと聞いてみたのですが、やはり、その表現は知らないとの返事…、
ファイナル・アンサー?と聞いたら、YES…でも新語として面白いかもとの事でした。^^




Posted by サクラメント at January 31, 2009 23:10
サクラメントさま

”Pillow Talk"は見ていませんが、同じ頃のドリスデイのコメディー映画、”The Pajama Game”は見ていますので、勘違いとは思いたくない。多分、翔年好みの俗語なので、正統的な英語にはないのだと思いました。それでイギリスの"Corpus"や"Oxford Unv."等の検索で調べてみましたが、案の定、いい意味ではありませんでした。
A pillow dictionary is that friend or special someone you meet while traveling abroad that helps you navigate your way ...

ちょっと映画のイメージと違うので、一日あれこれ考えていましたら、”The Sleeping Dictionary”だったかもと思いました。
そしたら見つかりました! 中古DVDで今も日本で売られています。後は簡単、英語版"Wiqipedia"でも見つけることができました。(ホッ)
The Sleeping Dictionary is a 2003 film by Guy Jenkin. It was filmed in Sarawak and is set during the British colonial rule in the 1930s.
この映画ではイギリスの植民地統治の方便としてあった非人間的な”Sleeping Dictionary"制度を、まじめに正面から描いていました。ファイナル・アンサーです。
お騒がせいたしました。
いろいろ教えてくださった身近な専門家さんによろしくお伝え下さい。

Posted by ユリウス at February 02, 2009 00:30