October 29, 2008

金は万票のもと −くだらん政策


 ネットの情報によると、追加経済対策に盛り込まれる二兆円規模の定額減税が、現金やクーポンなどを配布する「給付金方式」に変更される方向となったらしい。自民党幹部は「低所得者層が恩恵を受ける方策として、公明党の理解も得られる」との見通しを示したというから、実現するのだろう。一世帯あたり給付金は3万8千円程度だという。

 「やっぱりバラマキは公明党か」と翔年はため息が出る。1999年にも、公明党がうるさく言って、景気刺激策という名目で、十五歳以下の子供と老齢福祉年金受給者らを対象に一人当たり二万円、総額約七千億円の「地域振興券」を支給したことは記憶に新しい。

 翔年は税金を集めて、その金を国民に配る政府を支持できない。政策の知恵をしぼり、優先度の高い政策に資金を投じるのが政府の役割であるはずで、金を直接配るのは、金で票を買っていることに等しい愚かな行為だから。姑息な選挙対策は止めて欲しい。


 昔は「風邪は万病のもと」といった。今は「金は万票のもと」と標語を変えた方がよろしかろう。



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この記事へのコメント
奈良のOさま

確かに社会は進歩いている部分もありますが、壊れている部分もありますね。
壊して、更にいいものに変革できる知恵がない場合は問題です。
Posted by ユリウス at October 31, 2008 00:35
身近に今までかろうじて成り立っていた”組織が崩壊(国全体と思う)”しています.
社会組織が崩壊している事実なのです.
自民党は組織崩壊といっても過言でないと感じています.
相手(国民)が困ることが分かっているのか、分からないのかが
あまりにも無責任甚だしいことを国の頂点からしてはなりません.
庶民の上、その上、その上もマネしているんですよ.
困ったものです.そんなに時間がないのですから.
Posted by 奈良のO at October 29, 2008 19:40