April 01, 2007

花韮と鈴蘭水仙と福寿草

 3月30日のエントリーで、庭に咲く花の名前が分からなくて教えてくださいとお願いしたところ、ユキのママさんとkoromoさんに早速教えていただきました。お二人さん、ありがとうございました。お陰でスッキリいたしました。

 キチンと記憶に留めるために、何時もお世話になっている青木茂伸氏の植物園に通い、翔年なりに確認しました。青木氏の素晴らしい写真とともに、学名、別名、説明などもあわせて借用させていただきます。(さすがに学名を覚えようと言う気力はありません)

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花韮(ハナニラ) ユリ科
花韮

学名:Ipheion uniflorum
別名:トリテリア 
花期:春
鱗茎にはニラ(韮)と同じような臭いがあります。花は茎の先に一つだけつきます。たいていは白っぽくて若干青紫がかかっているのですが、青の強いものもあります。葉はニラよりは幅が広く厚いですね。

花韮の白さどぎまぎ嘘ばかり    小堤香珠


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鈴蘭水仙 ヒガンバナ科 多年草
鈴蘭水仙

学名:Leucojum aestivum
別名:スノーフレーク、オオマツユキソウ(大待雪草)
花期:春
スズラン(鈴蘭)と間違えそうな花をしていますが,花弁の縁にある緑色が特徴的です。
さすがに鈴蘭水仙そのものを詠った句は探し出せませんでした。これでご勘弁を。

水仙にもっとも欲しき人ひとり    中村汀女



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福寿草 キンポウゲ科 多年草
福寿草

学名:Adonis amurensis
別名:ガンジツソウ(元日草)
花期:春
 福寿草といえばお正月の寄せ植えの鉢を思い出しますが,露地では梅が終わった 3 月の終わり頃から咲きます。

花よりも名に近づくや福寿草     千代女
→ この句のお陰で、父が元気だった頃、鉢植えの盆栽仕立にして、正月用にと我が家に届けてくれたのを思い出しました。
和漢三才図会に「半開の菊花に似たり。人もって珍となし、盆に植えて元日草と称す」とあるそうです。

福寿草家族のごとくかたまれり   福田蓼汀
→ この感じ、確かにありますね。



 閑話休題、春になった話し。
 今日の早朝テニスでのこと。ご夫婦で参加されているI氏の奥さんが、いつもにもまして元気一杯、テニスも絶好調にお見うけした。

翔年:「なんでそんなに元気なの?」
Iさん:「春になったから」
翔年:「???」

人妻に春の喇叭が遠く鳴る 中村苑子


 最後に良寛さんの詩の鑑賞でお終いにします。原文は漢詩(五言律詩)なのですが、田中和雄氏の自由な翻訳がすばらしいので、これによることにします。


花無心招蝶(花が咲いて)  良寛作 田中和雄訳

花が咲いて
蝶が来る
蝶が来て
花が咲く
花は、無心
蝶は、無心
わたしは、わたし
ひと、は、ひと
わたしがいて
ひとがいる

自然の、こころ
こころのない、こころ



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この記事へのコメント
サユリ さま

>同じ日本でもこんなに違うのかと驚きました。
ほんと!
花の季節になると、日本列島が南北に長いことを実感しますね。

>福寿草、きれいに咲いていますね。
想像で補ってくださってありがとう。
きれいに撮れている写真は青木繁信氏のです。小生のデジカメは接写できないし、腕もないので、実際はもっと美しく咲いているのですが、写真はもひとつです。

あなたはBlog友達がだいぶ増えているみたいですね。
ますますのご活躍を期待しています。


Posted by ユリウス at April 03, 2007 09:30
福寿草、きれいに咲いていますね。
北海道の知人のブログでも福寿草が咲いたという記事が掲載されていましたが、同時に雪も降っていたそうです。
沖縄の知人からは、2月の上旬に桜の画像が送られてきました。
同じ日本でもこんなに違うのかと驚きました。
Posted by サユリ at April 02, 2007 21:11