February 28, 2007

最近の政治家の発言は滅茶苦茶

1 中川自民党幹事長
 「(閣議前に)首相が入室した時に起立しない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない。自分を最優先する政治家は内閣や官邸から去るべきだ」
→ 幼稚園の子供に言うような低次元のことを言って欲しくない! 「美しい国つくり」等という政策標語と対比したのでは、ひどい違和感がある。幹事長の言語能力の貧困を憂う。

 閣僚をはじめとする政治家に対し「忠誠と自己犠牲を、民意の代表である内閣総理大臣に尽くすべきだ」
→ 忠誠とか自己犠牲、こういう言葉が安倍総理に尽くすべき徳目として、果たしてふさわしい表現であろうか? 翔年は中川幹事長には別の面で大きな疑惑を抱いているから、なお更、違和感が強い。幹事長には今後も忠誠と自己犠牲の精神で国政に励んでいただきたい。もし、スキャンダルともなれば、それなりの身の処し方を前もってお願いしておきます。


2 安倍総理
上の発言に対してこんなコメントをしている。
 「どうぞご自由に発言いただきたい」
→ ことさら余裕があるような発言をしているように見える。
 「たいした心配にも、それほど心配していただくにも、及ばないと思いますが……」
→ 閣議をキチンとまとめられない総理、自民党内で毅然としたリーダーシップがとれない総理に、国民は心配し始めていることを、この際ハッキリ申し上げておきたい。


3 柳沢伯夫厚生労働相
 「15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」
→ ばかばかしくて、コメントする気にならない。

4 伊吹文明文部科学相
 「大和民族がずっと日本の国を統治してきたことは間違いない」、「日本は極めて同質的な国」といい、続いて突然、人権をバターに例えて
 「どんなに栄養があっても、毎日バターばかり食べていればメタボリック症候群になる。人権は大切だが、尊重しすぎたら、日本社会は人権メタボリック症候群になる」
→ 人権をバターに例えたら、どんなに旨く話したとしても、人を唸らせることはできない。比喩を用いるには卓抜なセンスが必要。女性を機械に、人権をバターに例えるようでは、話し手のセンスのなさが明々白々。


5 中川昭一自民党政調会長
 「(中国は)軍事費が年15%、18%で成長している。あと15年で台湾がおかしくなったら、ここ(日本)は中国の何番目かの省になるかもしれない」
→ こんな子供だましのような論理で国防を論じてもらっては困る。単細胞め!

6 安倍総理
 上の発言にたいして、
 「昔よく日本は米国の何番目かの州、51番目の州になるんじゃないかと言われた。講演の一部の言葉をとって議論してもあまり意味がないんじゃないか」
→ 馬鹿なことを言ってはいけない。昔、そういうことを言ったのは無責任な評論家や力のない野党だった。与党の政調会長がこういうスキだらけの発言をし、総理がそれを軽視しているのは如何なものか。もし、中国からいちゃもんつけられたら、また謝るのか?
中国の国防費が目障りなら、その旨外交ルートでキチンと交渉すればよいこと。中国に筋を通した毅然とした発言ができる政治家はいないのか。


 この他にも、言語能力不足の見え隠れする政治家がたくさんいるのは嘆かわしい限り。
 安倍総理には、言葉の問題だけでなく、リーダーシップに関しても、教育改革をはじめとする政策についても、まだまだ申し上げたいことが山ほどある。後日に期したい。




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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/47923中川昭一が当然正しい
対中【右派社民党公式ブログ】at April 17, 2007 13:34