October 25, 2006

六甲縦走、前半部分に挑戦、失敗

 足馴らしの三回目、今日は六甲全山縦走の前半部分を歩くことにした。JR三宮で阪神電車に乗り換え、姫路行き特急にて山陽須磨駅、ここから普通で須磨浦公園駅へ。

朝の須磨浦公園駅
須磨浦公園駅

今日の行程は
須磨浦公園駅 → 旗振り山(253m) → 鉄拐山(234m) → 高倉台(住宅地) → 栂尾山(274m) → 槇尾山(312m) → 馬の背 → 東山(253) → 妙法寺小学校(住宅地) → 鷹取山(328m) → 西丸山(住宅街) → 菊水山(459m) → 鍋蓋山(486m) → 再度山(470m) → 市が原 → JR新神戸駅
で、小さい山に登っては住宅地に下り、また登っては下ることを三回も繰り返す。案内マップでは菊水山まで5時間の行程。

登りはゆっくり踏みしめながら歩くよう心がける。道中、住宅街では道に迷う。

高取神社からみた神戸市街(西)
高取神社からの絶景

 この辺りではまだ体力の余裕はあったけれど、時間は相当かかって遅れ気味。途中、ちょっとした時雨にあい、鵯越駅で中止することもチラッと頭をかすめたが、天候は直ぐに回復したので続行することにした。


菊水山山頂
菊水山山頂

山頂にたどり着いたときには、写真ほどではないが、秋の日は暮れかかっていた。親切な人が「今から市が原までですか。それなら早くこの道を行きなさい。」と教えてくれる。

 しばらく行くと、鈴蘭台へ下りる分かれ道があった。そこを越えてなおも先を急ぐが、山道はそうそう早く歩けるものではない。15分ほど歩いた所で、また、鈴蘭台へ抜ける二つ目の分岐点に出た。市が原までの距離と新神戸駅への下山のことを考えると、懐中電灯なしの強行軍は危険に思われてきた。歩きながらあれこれ思案していたが、ついにストップ。最初の分岐点まで戻って、鈴蘭台駅を目指すことに決心した。
 鈴蘭台駅へ着いたのは18時半、秋の日はとっぷり暮れ落ちていた。

 かくして、三回目の足馴らしは途中挫折でおわった。万歩計は31,491歩を記録していた。 


反省
 日本アルプスを楽しんでいた頃、ガイドマップの10時間は、7時間から8時間で踏破できたから、健脚向きという注意書きは無視して歩きまわっていた。あの時から40年の歳月が経っている、ガイドブックの所要時間が今では精一杯だ、ということに今日気がついた。歩くことはできても、早く歩くことは無理なのだということがよく分かっていなかった。

 もう一回、後半部分を歩いてみた上で、全工程の時間配分を決めようと思う。
 縦走コース(須磨浦公園から宝塚まで)の登る高さを足し算すると3000m、これは上高地から奥穂高岳の間で登る高さの約1.7倍、距離も上高地から奥穂高岳までの上り下りコースのこれも1.7倍なのだから、見くびってはならない。

 「山は朝早く立って、余裕ある行程で楽しむ」という基本原則をシッカリ守ることにする。


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