June 07, 2006

チャップリンの判断力、忍耐力、記憶力

 2005/02/05のエントリ−で、フランスの劇作家、アルマン・サラクルーの言葉、
 『結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如
について書いた。

 たまたま、このあいだチャップリンの女性遍歴を知った。あのチャップリンが判断力も忍耐力も記憶力も、三つとも物凄く欠いていたと知って、親しみがわきました。簡単に彼の一生を辿りたい。


 ロンドンの貧民街で生まれ育ち、アメリカにわたって大成功する間、女性関係もめまぐるしかったらしい。極度の貧困の中で孤児院に引き取られたりするが、孤児院を嫌って一時路上で寝泊りしていたと言われている。それほど少年期は悲惨で、苦渋に満ちた人生を歩み始めたチャップリンは、芸人として当時人気のあったフレッド・カーノ一座に加わってから、追い風を受けはじめる。
 
○ 初恋は19歳、相手はカーノ一座の踊り子で15歳の少女だったそうだ。

○ 21歳の時、カーノ一座の巡業で初めて渡米、二年間アメリカ各地をまわる。

○ イギリスに帰国後、再渡米。渡米前の心境をこう語っている。「イギリスでは、もう、先が見えていたような感じがしていたばかりか、なんと言っても機会が限られていた。ほとんど教育を受けていないわたしとしては、もし、ミュージック・ホールの役者として失敗すれば、残された道は召使になるぐらいしかなかった。その意味で、アメリカなら未来が大きく開けている。」
 わが国も他国の若者から見て、このアメリカのように見えないといけない。少子化がたいへん、たいへんだといって姑息な少子化対策費を計上するより、若者に魅力ある国にする努力の方がもっと大事だ。
 チャップリンは二度目の渡米で、ハリウッド映画のプロデューサー、マック・セネットにパントマイムの才能を見込まれたのが、上昇気流にのるきっかけとなった。

○ ハリウッドでは映画で共演した女優達と浮名をながしているから、女性にはたいへんもてたらしい。

○ 29歳の時に16歳の女優、ミルドレド・ハリスと判断力の欠如。わずか二年で忍耐力の欠如。

○ 35歳で記憶力の欠如。相手は16歳の女優、リタ・ルレイ。子供二人をもうけたが、離婚では苦労している。リタから離婚訴訟をおこされ、莫大な慰謝料を払っている。

○ 44歳でまた記憶力の欠如。あいては19歳の女優、ポ−トレット・ガダ−ト。日本へ向かう途中の船上で秘密の結婚式をあげたが、八年後にまた忍耐力の欠如。

○ 54歳でまたまた、記憶力の欠如。相手は著名な劇作家の娘、18歳のウーナ・オニールだった。ウーナは女優を志願してチャップリンに会いに行ったら、面接官のチャップリンは気にいってしまい、女優の採用をやめて、かわりに結婚を申し込んだというから、まさに判断力の欠如だ。

ここまでなら、単なるプレイボーイにすぎない。読者の皆さんは、4回目の結婚後のチャップリンの忍耐力を賞賛してやっていただきたい。

○ 55歳、長女誕生。
○ 続いて、56歳、59歳、62歳、64歳、68歳、71歳の時に子供が生まれている。

○ 73歳 最後の子供が誕生した。チャップリンはウーナが素晴らしい女性だったからといっている。

 最後に偉大なチャップリンのお言葉をひとつ。
私の味わった不幸、不運がなんであれ、もともと人間の運、不運などというものは、空行く雲と同じで、結局は風次第のものにすぎないと信じている。」


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この記事へのコメント
>たまさん

どうぞ、どうぞ。
たまさんのなさることでしたら、公序良俗に反することも含めて、すべてOKです。
いつでも、お好きなように、お使いください。

Posted by ユリウス at June 10, 2006 07:44
ユリウスさん

チャップリンの女性遍歴と判断力も忍耐力も記憶力にまつわるエトセトラ、楽しく拝見しました。「人生のセイムスケール」に載せたいのですが、どうかお許し下さい。
Posted by たま at June 10, 2006 05:48