November 05, 2005

お米の検査、表示などの規制強化

H氏の丹精こめて作られた古代米(黒米、赤米など)
黒米、赤米

 いきいき塾農業グループのH氏から最近聞いたお米に対する表示規制強化で困っていることについてご報告します。

 翔年は有機農業一筋のH氏ご夫妻には月に一回以上顔を合わせていますし、H氏のお米を買っている消費者の何人かは「お田植え祭り」や「稲刈り」や「餅つき」などの行事でよく存じ上げております。勿論、H氏のお米を買っている消費者は全員H氏の人となりをよく知っていますから、H氏の作物が農薬も化学肥料も使わない安全な農産物であることも十分認識した上で購入しています。生産者と消費者は人間的な信頼関係で結ばれているので、今まで生産者と消費者の間には何のトラブルも無くやってきました。

 それが、最近産地の虚偽表示や新米と古米を混ぜて販売するなど不正が後を断たないので、農林水産省が米表示について、「銘柄」「産地」、「産年」などの表示が強く規制されて、Tさんのような小規模の善意の有機農家が困っています。


このように指導されています。
1 米は検査を受けなくてはならなくなりました。検査を受けていない米は販売してはいけなくなりました

2 検査料は500円/30Kgです。

3 米の種類は10種類のみ、認められます。

4 写真の黒米、赤米、七色米などは決められた銘柄10種類に入ってないので、今後は「黒米」という表示が許されなくなりました。(名なしの米というわけです)

5 このような10種に認められていない銘柄米でも、売るためには検査が必要と言われ、指定の袋(指定の検査済のハンコが所定の位置におせるようになっています)を買って、500円/30Kgを払って検査を受けざるを得ません。が、なんと「銘柄」、「産地」、「産年」の表示もいけないと食品安全局表示規格課(食品表示、規格監視室)が強く指導するのです。これでは何のための検査なのでしょう。翔年はさっぱり分かりません。検査しておいて、「銘柄」も「産地」も「産年」も表示させないとは、一体どういうことでしょうか。馬鹿にしていると怒りを覚えます。

6 所管官庁は農林水産庁です。検査は近畿農政局消費・案全部地域第三課で、検査自体は民間に委託しています。表示の指導は 安全局表示規格課(食品表示、規格監視室)です。


 翔年は生産者と消費者の中間にいるのでよく分かるのですが、H氏のような小規模有機農業家は顔の見える消費者と繋がっており、言ってみれば自家消費に近いような形態です。不特定多数に流通販路を広げている農家ではありません。知り合いの消費者に毎年売っているというような極小販路です。国がこんなところまで、口出ししていいのでしょうか?

 例えば小規模な小売店の消費税はどのように扱われているのでしょうか。「小規模小売店は帳簿もつけられない」と言うわけの分からない理由で、5%の消費税をのせて商品を販売しておきながら、この税金を国に納めず自分のポケットに入れているのが実体ありませんか。T氏や翔年はそんなムチャを要求しているのではありません。せめて自家消費扱いでいいのではないかと思うわけです。

 もう一つ、嫌味をいっておきましょう。うがった見方をすれば、食糧事務所閉鎖で元検査官が多数民間人なっていますが、この検査はその人たちを食わせていくための方策になっているのかもしれません。官から民への実体がこのようなものなら、改革が聞いて呆れます。


 

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