読者の皆さん、たびたび書いておりますように、翔年はシアトルで行われる囲碁大会に出場するため、明日からアメリカへ出かけます。19日には帰国するのですが、20、21日は田舎のいきいき塾へ行っております。それで次回、お目にかかれるのは8/22日以降になるかと思います。その間、Blogはお休みします。すみません。
最後のエントリーに何を書いたらよいか。色々考えましたが名案が浮びません。最近は「戯れ歌」や「カエサルの魅力」をお褒めいただいたりもしているのですが、はっきり言って、以前は男性読者は下ネタしかほめてくれませんでした。というより、下ネタのエントリーしか読んでいなかったのではないかと勘ぐれば勘ぐれるほどでした。
やはり最後のエントリーは下ネタにしよう。
「桃栗三年柿八年」とは昔からの諺で、ご存じのとおり、種を植えてから実がなるまでに、桃と栗は三年かかり、柿は八年かかると言われているのです。
ところが、吉行淳之介という作家はこれをもじって、酒場の女性への接し方の修業年月を、表記のように創作し発表されたのです。それも長い年月をかけて実戦と推敲を重ねられて、この名句は出来上がったのだそうだ。
ご本人がエッセイに書いておられるから間違いないと思いますが、最初は「背中三年尻八年」とされていて、これが正しい。女性の身体の背中であれ、どこであれ、嫌味なく、触れるようになるには、修業に年月がかかるということらしい。翔年は下戸なので酒場の作法には疎い。吉行さんがおっしゃるんなら、そんなものかなぁと思うばかりです。
吉行さんは自分でも名文句だと思って、氏の小説の主人公(職業はコピーライター)にこの文句を言わせているらしい。(翔年は残念ながらその小説は読んでいません)ところが、その小説を読んだ友人の安岡章太郎(作家)さんが「背中」を「モモ膝」に変えた方がいいといい出された。さすが吉行さん、確かに修業は難しいし、背中も捨てがたいが、熟慮の上、「モモ膝」とすれば「桃栗」に近づくので、こちらを決定稿とされた由。
「モモ膝三年尻八年」、言われてみれば含蓄の深い句ではある。