January 30, 2012

平原誠之プライベートピアノ・コンサート

 一昨昨日、肥後橋で「平原誠之プライベートあっとほーむピアノ・コンサート」があった。この人の自由奔放なピアノ演奏を聴くのは大きな幸せです。(途中休憩時間に珈琲、手作りケーキ、お菓子、紅茶、お茶あり。希望者はコンサート終了後、ピアニストを囲んでお酒、食事付きの懇親会あり)

平原誠之(彼の公式サイト画像を借用しました)
平原誠之


 演奏曲目はこんな楽しいものばかりでした。
第一部
1 ジョスランの子守唄 作曲:コダール
2 ケ・サラ  作曲:フォンタナ
3 スラブ舞曲10番  作曲:ドヴォルザーク
4 シューベルトの「ます」による華麗なるアレグレット変ニ長調 作曲:平原誠之
5 スケーターズワルツ 作曲:ワルトトイフェル
6 トリーッチートラッチ・ポルカ 作曲:ヨハン・シュトラウス二世
7 道化師のギャロップ 作曲:カバレフスキー
8 幻想曲 ニ短調 作曲:モ−ツァルト
9 ひまわり  作曲:ヘンリー・マンシーニ

第二部
10 ドレミの歌 作曲:リチャード・ロジャース
11 エンターティナー 作曲:スコット・ジョプリン
12 ある日どこかで 作曲:ジョン・バリー
13 花  作曲:森山直太郎
14 描写組曲 火の鳥 作曲:平原誠之
(1)プロローグ 火の鳥の眠り〜目覚め
(2)邪馬台国
(3)火の鳥との決戦「弥生民族VS火の鳥」
(4)火の鳥の死〜卑弥呼の死
(5)エンディング 火の鳥の復活


ここで平原のDVD・CDの試聴ができます。ピアノがお好きな方はどうぞ。


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January 25, 2012

菅民主党前政権のデタラメを許すな −議事録が無い?


 原子力災害対策本部の議事録が全くないという。このような重要な政策決定の議事録が残されていないと言うことは、決定の理由の曖昧さが否めないばかりか、責任の所在を曖昧にしている。何らかの意図があったと推測することは、あながち間違っていないだろう。
 人の記憶ほど当てにならないものはない。だからこそ人は古代から記録にこだわってきた。事情は現代もかわらない。 記録は戦争遂行などの非常時でも、戦場においてすらも、可能な限り残す努力がなされて、後世がそれを学び、反省することに資するように勤めてきたのが、人間の素晴らしさではないのか? 
人類が蒙った悲惨な大地震とそれに起因する世界中が注目している原発事故に日本人が

如何に立ち向かったか?
間違いはなかったのか? 
反省点は何処にあるのか? 

これらの疑問にこたえる資料がないとは何としたこと
なのだろう。民主党の言う政治主導のいい加減さがこういう結果をもたらしたと考えざるを得ません。

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ブレア元英首相に学ぶ(1)  −リーダーシップ

 1月1日から、日経新聞、私の履歴書にトニー・ブレア元英国首相が回想録を書いている。43歳で英国首相になった労働党のブレア(1997年5月)を、当時から翔年はずっと尊敬の気持ちを抱きながら見ていたが、彼の回想録を読んで(まだ連載は継続中です)、我が国の政治家との違いが際立っていると思いました。政治を目指す人だけでなく、政治にすこしでも関心のある人は、彼の回想録から学ぶことは多いと信じます。

 「私の履歴書」を読んで、こんなリーダーはいいなと翔年が共感できた箇所を拾い上げてみました。(項目のタイトルは翔年が便宜的につけました)
TonyBlair元英首相
1 リーダーは決定を下す者
「私は突然、新進気鋭の挑戦者から、責任を担う者になり、物事が間違っていると説明する者でなく、間違いを正す決定を下す者になった。」
「首相としての責任は、野党党首とは全く異質なものだった。」

→ それまで、政府の職についたことは一度も無かった人物が首相になって、戸惑いがあったことを率直に述べている。この回想録から学ぶとこは多いと信じます。
民主党の鳩も菅もどじょうも、同じような戸惑いはあったと想像しますが、どのような国にしたいのかの明確な理念のある無しが、その後の政治的スタンスを決定することは明らかと思います。

2 明確な国家像を持つ
「私は英国を、階級よりも実力に関心を向け、開かれた社会とグローバル経済を受け入れる国にしたかった。」

→ 政治リーダーには明確な国家目標がなければならない。ブレアは「階級より実力」とハッキリ言い切っています。これがリーダーの大きな資質でしょう。票の行方を心配してこういう基本的なところをあいまいにする政治家が我が国には多いですが、リーダーの資格を欠いていると言わざるを得ません。

3 戦う勇気を持つ
「10歳くらいのころ、学校にいじめっ子がいた。彼はわたしの悪口を繰り返し、私は彼のいる場所にいくのを避けて過ごしていた。あるとき、そのいじめっ子が肛門のところで私に向かってきた。私は意を決して言い返した。『いじめをやめなければ殴り返すぞ』彼はこちらが本気だということが分ったのだろう。それで彼はいじめをやめた。子供は、校庭でけんかの勇気を学ぶものだ」

→ この考えに賛成します。このような経験は誰でも持っている。それを国際政治の場にまで持っていったのがブレアですね。
隣国の中国に対しても、韓国に対しても、本気で対峙する勇気ある姿勢が我が民主党政権には決定的にかけているのが悲しいです。

4 問題解決の基本的な考え方と方法
「彼は真の意味で物の考え方を教えてくれた。それは問題を原点から分析・解剖してから解決策を構築するということだ。」
「問題を徹底的に調べ、見方を変え一度離れてみて、また戻るというのが彼のやり方だった。」

→ 若い頃、ブレアは弁護士事務所で見習い中に、上司から怒鳴られながら学んでいる。ここにも厳しい上司(先生)こそが人を育てるという見本があります。
問題を原点から調べて結論を導くブレアに対して、福島原発事故の原因も明らかになっていないのに、早々と脱原発に走った菅前総理や日本の安全保障の本質論を抜きにして、沖縄の米軍を「国外か少なくとも県外」などと、軍隊の存在場所をどこにするかというように矮小化して事をなそうとした鳩山元総理では比べるのも愚かということでしょう。


5 時代遅れの党を近代化する
「党改革が必要なことは明確だった。労働組合が支持母体では、与党を目指す近代政党を支えきれなかったのだ。(中略)労働党は時代遅れの党と写っていた。」

→ 30歳で下院議員に当選した頃、保守党のサッチャーの時代で、労働党は選挙で大敗を繰り返していたのでした。労働党でありながら、労働組合が支持母体ではダメと早くも認識していたのですね。そして彼は党改革に乗り出すのです。民主党は、時代遅れの政党にならないために、ブレアからよく学んで欲しいです。


6 労働党規約代4条の改正
「『生産・分配・交換手段の公的所有』をうたったこの条項はかって労働党の信条の中核だった。(中略)が20世紀末の世界では非現実的だった。」
「第4条を文字通り信じるものはいなかった。それでも、誰もあえて破棄しようとしなかった。」
「この偶像をはかいすれば党員の心理が変る。党改革には不可欠だったのだ。」

→ 我が国の民主党はブレアの言う古い労働党よりも酷い。何故なら党の綱領もない政党だから。基本問題について真剣に議論できないし、議論していない烏合の衆の政党なんですから。我が国でいえば憲法9条などがブレアの言う非現実的なものでありましょう。
ブレアの改革はこのよう問題の核心にせまる迫力があるから素晴らしい。
 
7 基本は個人の尊重
「戦後の労働党の問題は、強力な政府、労働組合、団体交渉など手段ばかりを重視し、個人の尊重と言う基本目的を見失ったことだ。」
「人々は国の助けより、お金を稼いで使う選択の自由を求めるようになった。」

→ これだけの新しい感覚をもった党首をもった労働党は幸せだった。そしてブレアが首相に就任したことで、英国民も幸せになれた。

8 労働党の新政策
・民営化した公益事業は再国有化しない。
・所得税の最高税率は上げない。
・グラマースクールは廃止しない。(イギリスの中等教育の一翼)
・反社会的行為に厳罰で臨む。
・公的部門の投資と改革を進める
・失業者に雇用機会を与えるが責任も求める。

→ さすが、ニューレーバーですね。中身の吟味は煩雑を避けてここではしませんが、極めて健全な政策だと思いませんか。バラマキ政策はここには見られませんね。それどころか、強い社会にしようとする意志が政策から感じられます。

(続く)


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January 23, 2012

錦織の快進撃続く −全豪オープンテニスベスト8へ

 錦織圭(22歳)が先週から始まっている全豪オープンテニス大会で快進撃を続けている。翔年はTV観戦を楽しんでいます。

全豪テニス錦織

一回戦  錦織 vs ステファン・ロベール(フランス) 3−0(6−1、7−6、6−0)   
試合開始早々から上々のすべりだしで、2セットを競り勝って、3セット目は相手を翻弄していました。  

二回戦  錦織 vs マシュー・エブデン(オーストラリア) 3−2(3−6、1−6、6−4、6−1、6−1)
このゲームの逆転勝ちは大変大きいと思います。2セットダウンから巻き返して逆転した精神力とそれを支えるテニス技術の素晴らしさを称えたいと思います。今までとは違う錦織圭がコートにいましたね。ディフェンス力、精神力、戦術面も昨年より確実にレベルアップしているのは間違いありません。

三回戦 錦織 vs ジュリアン・ブヌトー(フランス) 3−1(4−6,7−6,7−6,6−3)
このゲーム、第3セットの第7ゲームを終わったところで2−5の劣勢でした。熱心に応援していた日本人のほとんどはもうダメだと思ったのではないでしょうか? ところがここから、6−6に追いつき、タイブレークでひっくり返したのです。こういうギリギリのせめぎあいで、ゲームの流れを引き寄せて、勝ちに持っていけるようになると世界のトップ10が視野に入ってきますね。
錦織のコメント:
「今日はもうダメかもと何回か思いましたがなんとか這いつくばって粘りました。
相手がとても強かったです。
最後は少し疲れが出てましたがいくら打ってもミスがなく上手い選手でした。
本当に今日は精神的に疲れました。」


四回戦 錦織 vs ジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス) 3−2(2−6、6−2,6−1,3−6,6−3) 
 ツォンガは世界ランキング6位の強豪、大男で時速210Km以上の強烈なサーブとフォアハンドの強打でネットに出てポイントを取ってくる。これを打ち破るには錦織は強打を封じる早い展開と高度な戦術が必要と予想していた。錦織の速い(左右への打ち分ける)展開、我慢強いディフェンスが相手の猛攻を未然に防ぎ、相手のミスを誘う形が出来ていた。錦織は確実に昨年より数段逞しく成長していた。

錦織のコメント:
「何も考えられないくらいうれしいです。暑さの中での試合で、体力的にきつかったが、ふんばることができました。これから先は未知の世界で、相手も強敵になってくるので自分の出せるすべてを出していきたい」


ツォンガのコメント:悔しさを滲ませながら
「(錦織は)とてもタフだった」
「いいテニスができず、何もかもコントロールできなかった。彼が私よりいいプレーをした」



 次の対戦相手は第4シードのアンディ・マレー(世界ランキング4位)です。相手はネットプレーが非常にうまい。錦織にこれを封じる戦術があるか? 
 勝利を期待して応援しますが、苦戦は必至と見ています。錦織のパッシングショットが冴えわたることを祈ります。もしくは、早い展開で、ネットをとらさないストロークをするか…、できるか?


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January 18, 2012

ウキペディアがブラック・アウト −法律案に抗議して…

 ネット上の自由百科事典、ウキペディア(Wiqipedia)が米国の上下院でで検討されているSOPA(Stop Online Piracy Act)とPIPA(Protect IP Act)という法案に抗議して、写真のような真っ黒の画面になっており、通常の情報が得られなくなっていてびっくりしました。

ブラック・アウトのWiqipedea画面(クリックで拡大すれば文字が読め理由が分ります)
Wikipediaのブラックアウト

 どちらの法律案もオンライン海賊行為や著作権侵害の防止法だそうですから、目的から見ると一概に悪いとは言えないと思われます。要するに法律の中身を吟味しないことには判断できないのですね。でも、英語の法律文では翔年は手が出せません。

 ウキペディアが反対している理由は、この問題の法律が外国で行われている違法行為を規制するために、米国国内の表現の自由を侵したり、過度な規制強化で検閲が行われたりすることを危惧しているのらしいです。もし本当にそうなら、私達も反対しなければなりませんが、アメリカの法案ですから、日本人の我々が直接どこうすることはできません。できませんが、ネットはグローバルな存在です。この法案の出来不出来によって、どの国に住んでいようと、ネット上の知的財産に大きな影響を受けることにならざるをえないのが辛いところです。そういう心配を画面をブラック・アウトという手段でウキペディアは訴えているようです。

 今は一般論しか言えませんが、翔年は中国のせい(推測です)で、健全なネットの表現の自由が侵される自体は避けて欲しいと念願します。アメリカの良識に期待しながら、法案の推移を見守りたいと思います。

※オンラインの著作権侵害を防止するための法律に、すでにデジタル・ミレニウム法(DMCA)があるが、これは国外のサイトにまでは及ばないため、今回の法案が検討されているのです。


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January 16, 2012

スポーツ選手の稟とした精神 −浅田真央ちゃん

浅田真央の本 2月にポプラ社から出版される予定の浅田真央著「大丈夫、きっと明日はできる」が突然発売中止になりました。下の 機,魯櫂廛藜劼痢屬詫び」、供,論田真央ちゃんのBlogの「コメント」です。



 機.櫂廛藜劼里詫び文
 
<お詫び>
『大丈夫、きっと明日はできる』を発売中止にさせていただきます

謹啓
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

このたびは、『大丈夫、きっと明日はできる』(浅田真央著 佐藤雅美著)の発売を、誠に申し訳ございませんが、中止させていただくことになりました。

この本は約一年以上前から企画していたもので、当初は2012年2月8日発売の予定でしたが、書店様の事前予約用ポスターの「ママ、ほんとうにありがとう」の文言が、著者ご本人の本意ではなく、著者からのお申し出により、誠に勝手ながら発売を中止させていただきたいと思います。

予約をしていただきました読者の皆様、そして書店様、取次会社様、また関係各社の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
また浅田真央さんご本人の今後のご活躍を心から祈念しております。

謹白

2012年1月12日
株式会社ポプラ社


浅田真央
供\田真央のBlogのコメント

この本は、私の競技生活を通しての皆さんへのメッセージブックとして1年かけて制作を進めていたものでしたが、本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました。
大変申し訳ないですが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

浅田真央





 翔年は出版社と著者の間でどのような約束で出版企画が進行していたのかも知らないし、このような齟齬が生じた詳しい裏事情も知りません。それに浅田真央のBlogは現在何故かアクセス不能の状態になっている。(別にこれ以上のことを知りたいとも、詮索したいとも思いません)


 仄聞する所によると、出版社の宣伝文句が先ごろ亡くなられた真央ちゃんの母親に対するメモリー本のような誤った印象を読者に与えてしまうと著者が敏感に感じ取ったらしい。一年以上前から準備していたという書名が「大丈夫、きっと明日はできる」だとすると、真央ちゃんはアスリートとして努力してきた自分のこと、三回転が飛べなくなっても努力と工夫で壁は必ずブレークスルーできると読者に訴えたかったのではないか。その大切な想いを込めた本(いわば自己啓発本)が、母親の死(別の意味で彼女にとって大切)という厳粛な出来事をさえ、本を売るための手段(甘っちょろいお涙頂戴)として利用しようとした出版社を許せなかったのではないか。

 今回のこと、翔年は浅田真央はまだ若いけれど、スポーツ選手として硬質の美しい精神を既に身に付けていると賞賛します。多分、出版社や共著者や本屋や写真家や予約している読者などに大きな迷惑がかかることを彼女が分らなかったわけではない、反対に十分解っていて、それよりももっと大事なものを彼女は大切にしたのだと思う。彼女の凛とした硬質の美しい精神を称えたいと思います。

 彼女なら、たとえ今回出版することが出来なかったとしても、何時かきっと読者に大きな感銘を与える本を出版してくれることは間違いないでしょう。
 彼女の今後の成長を見守っていきたい。


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January 14, 2012

瓦礫(ガレキ)処理を邪魔しているのは誰か? −瓦礫処理法を早く改正せよ

 「文藝春秋」二月号で翔年が尊敬している塩野七生さん(作家)と安藤忠雄氏(建築家)の機知にあふれるお二人の対談を読みました。その中に安藤氏が瓦礫の処理について政府のやっていることに対して怒りを込めて語っておられる箇所がありました。翔年も何故こういう馬鹿げたことになるのか分けが分りません。知った以上、これは看過することはできません。国難が降りかかって国民がそれを何とか乗り越えようとしている時に、こんな馬鹿な規制をしていること、そしてそれを改めようとしない政府と行政に我々はもっと声を大にして迫るべきなのでしょう。


 安藤氏のお話では瓦礫の処理を邪魔しているのは「放射性物質汚染対処特措法(通称・瓦礫処理法)」という法律だそうです。昨年、8月末に施行されたこの法律では、瓦礫はとにかく一回処分しないといけないと決められているのです。

 一方、横浜国立大学の宮脇名誉教授(元国際生態学会会長)はいち早く「瓦礫はゴミではなく資源だ」と言って、瓦礫を盛り土して森にしたらいいというお考えで、「いのちを守る300キロの森つくり」 を提唱されている。4分です。とにかく見てください。この画像を見てみなさんはどのようにお考えになりますか?

 翔年は昭和45年頃から宮脇先生が環境を守るためにはそれぞれの土地、土壌にあった植生を考慮したいろいろな樹種を植える「鎮守の森」構想を知り、ずっと注目していました。だから、先生の素晴らしいアイデァ、「いのちを守る300キロの森つくり」構想は東北地方で着々と進められるものと今まで思っていました。ところがそうはうまくことは運んでいなかったと知って残念でなりません。

 安藤氏は宮脇先生案に賛同されて「復興構想会議」で、安全のために避難場所になる高台に木を植え「鎮守の森」としてその周辺の整備を進め、みんなで育てていこうと提案された。海に近いところでは、防災林(防潮林、防風林、砂防林)を兼ねるといい。緑豊かでCO2も吸収する。実際、木の値段というのは一本2万円程度ですから、復興予算のほんの一部で十分可能です。メンテナンスにはお金がかかりますが、ここに地元の人の雇用も発生するわけで一石二鳥と考えればいい訳ですね。翔年は大賛成です。
 
 ところが、安藤氏によれば菅前首相が設置した政府の「復興構想会議」なるものは、毎週8時間も会議して、その挙句、「結論はどうですか?」「今日は結論は出ませんでした」の繰り返しだったそうです。100年に一回の我が国の危機と叫んでおりながら、危機に対応できないのは政治決断の欠如です。政治リーダーが責任を逃げているからだと感じます。

 そうこうしているうちに「瓦礫法」が施行された。どうなったか? 瓦礫をいったんどこで処理するのか? できるのか? 
 東京都の石原知事は「東京都で瓦礫を引き受けよう」と最初に手を上げた。(拍手!) すると釣られて42都道府県が「うちでも」と名乗りを上げたのですが、結局、東京都と山形県以外は「やっぱり無理です」と手を引いてしまった。放射能に対する住民の抗議を恐れての態度急変なのですね。放射能ヒステリー者にとって「がんばろう日本」という発想はないのですから。瓦礫処理は進みません。
 瓦礫の処理で最も金のかかるのは受け入れ先までの瓦礫の移動なのは誰でも分ることです。近くで処理する方が金がかからないのは子供でも分ります。この法治国家ではその簡単なことができません。安藤氏が政府や省庁にかけあうと「法律を変えるには五年かかる」と言われたそうです。変える気がないってことでしょう。こんな立法府では安藤氏でなくても怒りが湧き上がってきます。
 安藤さんの言葉は悲しいです。「現実的にはどこの省に訴えても、おなじような理屈を言うばかりで動いてくれない。今回の動きを見ていると、「行政がうまく機能していないんです。今こそ死に物狂いでやってもらわないと困るというのに」

 もし、ご関心がおありなら、もう一本のyouTubeもご覧下さい。(6分です)「いのちを守る森づくり」


(追記、1月15日)
具体的にどれぐらいの効果があるのか、よくわかる映像がここにあります。東日本大震災現地調査(宮脇昭緊急提言、2011/4/8撮影)12分とちょっと長いですが、いのちを守る森であることがよく分ると思います。




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January 13, 2012

どじょう鍋が熱くなってきた −政権末期の予感

 鳩山、菅の失敗によって、民主党が「さぁたいへん」の時に、「どじょうがでてきてこんにちは!」の野田政権であったが、どうも民主党の力量不足で何もかもうまくいかない状況が生まれつつある。
 当初は民主党内の均衡を重視した内閣をつくり、ねじれ国会を乗り切ろうというどじょう戦術でうまく行くようにも見えたが、その期待は甘かったようだ。現閣僚がどれだけ力量不足であるか、早くも内閣改造が行われるのでそれまでにいそいで現内閣の通知表をつくっておきたい。(評価は期待度、実績とも◎、〇、△、×の4段階)
 全ての閣僚のすべての言動をフォローできているわけではありませんので、感覚的なものにならざるを得ません。異論のある方は教えて下さい。


                  発足時の期待度   実績評価
総 理 : 野田 佳彦 のだ よしひこ  〇   →   ×
 国民に向かって訴える力に乏しい。一時どじょう演説で耳目を集めたが、国会運営はきわめてまずく、法案成立率は30%台という体たらくである。社会保障と一体改革によって中央突破を図るつもりらしいが、歳出の無駄の削減、公務員改革、公務員給与引き下げ、議員定数の削減など、まず増税の前にやるべきことをやった後でなければ消費税の税率アップを世論に納得させるのは難しいと知るべきであろう。判断ミスではないかと思う。

国土交通・海洋政策: 前田 武志 まえだ たけし △  →  ×
 民主党は「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズで、ダムや道路や新幹線に投資するかわりに、人の教育や介護等に金を使うということだったが、この大臣の元で方針変更の説明もないまま、コンクリート工事をつぎつぎと再開している。八ッ場ダム、整備新幹線、高速道路等、ほとんどの政策が逆戻り。

総務・沖縄北方・地域主権推進・地域活性化 :川端 達夫 かわばた たつお △  →  ×
 鳩山政権の文部科学大臣の時、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、引き続き研究開発を進める考えを示していたが、今は原子力のことは言わない方針らしい。滋賀県の新幹線新駅についても、滋賀県知事選挙の結果を見て賛成から反対に立場を変えた。こういう政治家は信用できません。
 沖縄にかかわる問題にどのようなスタンスで望んでいるのか全く見えない。力量不足は否めない。

原発事故(再任)・環境・原子力損害賠償支援機構:細野 豪志 ほその ごうし 〇  →  〇
 原発事故対応、その後の動きもそれなりに評価でkしる。
 地球温暖化の国際会議で「第2約束期間」には参加しないという当初の我が国の立場は間違っていたと思う。さらに、2008〜12年の日本の「マイナス6%」という削減目標についても、福島第一原発事故の影響で、二酸化炭素を排出しない原発が現時点でほとんど停止しており、代わりに天然ガス、重油、石炭などの火力発電を動かしているので、達成は全く期待できなくなっているにもかかわらず、日本政府は「全力を挙げて達成に向けた努力を続ける」としている。このような現状から外れたナンセンスな発言は国際的に恥ずかしいことである。

法 務 :平岡 秀夫 ひらおか ひでお  △  →  ×
 死刑執行には慎重な立場らしく、法務大臣として相応しいと思わない。犯罪を犯した人物に法が定める罰を課すことを躊躇していては法治国家が泣く。
 前職の国家戦略相ととしては明らかに物足りなかったが、法相として何をやったのかしりません。

防 衛 :一川 保夫 いちかわ やすお △  →  ×
 ご自身の発言どおり「安全保障に関しては素人」で、大臣としての見識にも欠けるお方でした。どうやら、小沢に近い人物であるという配慮から大臣になれたらしい。

外 務  :玄葉 光一郎 げんば こういちろう 〇  →  △
 中国、韓国等にたいして、我が国の立場を毅然と示していない。言われっぱなしになったまま、時間が過ぎて忘れられていく。外交は言葉の積み上げでもあると知るべき。

官 房:藤村 修 ふじむら おさむ △  →  ×
 政府のスポークスマンとしての役割を全く果たせていない。ありきたりのことを無難に述べるだけの官房長官では、新聞に取り上げられてもごく小さい扱いになっている。世界第3位の経済大国の官房長官としては存在感がない。注目もされない。

財 務 :安住 淳 あずみ じゅん △  →  ×
 為替市場との対話ができていない。深い読みが伺えないから、市場から見透かされている。財務大臣としてのリーダーシップも発揮できていない。

国家公安・拉致問題・消費者・食品安全:山岡 賢次 やまおか けんじ ×  →  ×
 マルチ商法業界との親密な関係は消費者行政の担当大臣としては不適任だ。なぜ、こういう人物が大臣になれるのか? 野田総理は何処を見て閣内にいれたのだろう?
(翔年は内閣発足時から×評価していました)

文部科学 :中川 正春 なかがわ まさはる △  →  △  
 例えば「学校ゼロエネルギー化推進方策検討委員会」の設置など、タイトルが冗談としか思えないものがある。ゼロエネルギーで学校を運営するという発想自体、相当な無理がある。委員の皆さんから0にするための具体的なアイデァを聞いてみたいものだ。応える方もバカバカしいと思うかもしれない。多分、省エネルギー方策しかないと思われる。

郵政・金融:自見 庄三郎 じみ しょうざぶろう ×  →  ×
 特段の成果なし。

厚生労働 :小宮山 洋子 こみやま ようこ △  →  ×
 年金のことはこの人にばかり責任を負わすことはできないが、年金改革の糸口を見つけ、道筋をつけて欲しい。

経済財政・国家戦略・科学技術政策・社会保障、税一体改革・宇宙開発:古川 元久 ふるかわ もとひさ △  →  △
 国家戦力を議論しまとめるという話をきかない。できそうもない。

農林水産 :鹿野 道彦 かの みちひこ  △  →  ×
 TPP参加の論議が巻き起こった時、農水大臣の態度は微妙で、交渉に反対なのか、賛成なのかハッキリしなかった。

行政刷新・公務員制度改革・「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画 :蓮舫 れんほう  △  →   ×
 仕分けなどデビューは華々しかったが、だんだんメッキがはげてきた感じ。勉強不足である。また、国会で、交際相手に相応しくない人物が多数いると野党から指摘されて、軽率であったと認めざるを得なくなっていた。

経済産業・原子力経済被害 :鉢呂 吉雄 はちろ よしお  △  → ×
 自らの「放射能」発言の釈明に追われて、遂には辞任に追い込まれた。発言の揚げ足取りで読者の関心を引こうとするメディアとは違い、翔年は発言自体、大臣の職を辞さねば成らないほどのものとは思わない。程度が低いことは確かだけど…。

後任の経済産業: 枝野幸男 えだの ゆきお   → △
 事故の深刻なことと補償の重さを考えると東電の一時国有化は致し方ない。しかし、我が国のエネルギー政策(その中の電力制度)の根幹に係わる発送電分離などは、十分な議論を煮詰めてから発言すべきで、一部の世論に迎合しすぎであろう。発送電を第三者機関にして効率的な運営ができる保証はなにもない。国営企業の非効率は国鉄、電々、郵政で国民は十分味わっているのだから。


復興・防災(再任) : 平野 達男 ひらの たつお  △   →  ×
 何しろ復興への足取りが重かった。もっとスピード感が必要と思われる。


 ざっと見てきたとおり、この内閣は覇気の欠如はいちじるしい。21世紀に相応しい有効な政治はおこなわれていない。
どじょう鍋は熱くなってきた。閣僚のみなさん、どうなさるおつもりかな?

湯豆腐
※どじょう鍋=別名地獄鍋、捕まえた泥鰌はまず、泥を吐かせ、臭みを抜いてから「泥鰌(ドジョウ)鍋」に入れる。泥鰌鍋は残酷きわまりない料理です。まず、鍋に水を入れ、生きたままのどじょうを一緒に煮立たせ、そこに豆腐を入れると、熱さに耐えかねたどじょうが冷たいままの豆腐の中に逃げ込み、そのまま豆腐と共に煮え上がって出来あがりです。嘘かまことか知りませんが、 周りからは湯豆腐を食べているようにしか見えず、肉食が許されなかった僧侶が好んで食べていたと言う伝説或る料理なのですが…。



 
 どじょう鍋のはじまりの予感がします。


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January 10, 2012

根本から考える(4) −税金(その3)

 税金のことについて、昨年12月2日のエントリ−「根本から考える(1) −税金」で「ローマ人の物語」からヒントを得て、所得税を10%として、富める者も貧しい者も等しく課税したなら、我が国の今年度の税収(所得税、法人税、消費税など全てを含む)41兆円を13兆円も上回る税収が入ることを書きました。税は生命と財産を法と権力によって国家に守って貰うかわりに、国民が国家に納める安心料だという素朴だけれど全うな考え方だと思います。
 そしたら、その後、大前研一氏の「ニュースの視点(1月6日)」で、米国の大統領候補のハーマン・ケイン氏のタックスプランと大前氏の税金試案があることを知りました。翔年の税金一律10%案も、あながち的外れでなかったと意を強くした次第です。

1 ハーマン・ケイン氏(共和党大統領候補)の「9−9−9タックスプラン」
 これは所得税、法人税、消費税を9%に統一しようとする案です。
 勿論、現行の消費税も法人税も大幅に下がるというのですから、かなり思い切ったプランだと思います。(ただし、9%という計算しにくい数字は翔年は好みません)


2 大前研一氏の「ダブル10+20」案
 これは所得税、消費税を10%に、法人税を20%にするという案です。
 そうすると、現行の3大税収(所得税、消費税、法人税)は約49兆円ですが、
 この試案を採用するだけで2009年度の租税総額約75兆円をカバーできる計算になるそうです。


 どちらの案もかなり思い切ったスッキリした税金の提案で、翔年は大きな魅力を感じます。このような分りやすい税金議論が起こってきたことは喜ばしいことではないでしょうか? これなら、国民のだれでも判断できますね。

 このような税収の話と政府の大きさを議論すれば、大きな政府を目指す政治家なのか、小さな政府を目指す政治家なのか、色分けも可能になりますし、それが政治家が政策でまとまるきっかけになって、政界再編成が進めば言うことありません。

野田総理
 民主党の進める社会保障と税の一体改革では、所得税の最高税率を40%から45%にするそうです。お金持ちの肩を持つわけではありませんが、翔年は税の取れるところから取ろうという考えには賛成できません。地方税を含めると所得の50%以上の税金を納めなければならなくなるのですから。前のエントリー「根本から考える(2) −税金(2)」でも書きましたように「働く意欲を減殺し、税を納めるより、社会保障給付を受けるように誘導しているような税制」を改めたり、「税金の補足率の極端な不公平」を改善しようともしないで、無駄を省くことや、役人の人件費削減を後回しにして、増税論議をしていいものかどうか、疑問をもって国会の論議を見守っています。

 ちなみに、米国の所得税の最高税率は35%だそうです。
 我が国は福祉国家故に税金が高いと評判の北欧の
スウェーデン   約56%
デンマーク    約55%
に税金の重さが近ずいています。翔年はこういう大きな政府は反対です。小さな政府の元で、国民は自由で(と言うことは大金持ちの存在も許しつつ)、かつ金持ちでなくても豊かな気持ちで暮らせる活力ある社会を目指す政治家を応援したいと思っています。
 
 税金論議は今後まだもう少しさせてもらいます。

 
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Posted by mtmt0414 at 23:16Comments(4)TrackBack(0)Politics

January 01, 2012

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

2012年賀状002_3

 友達に出した年賀状です。(画面クリックで拡大できます)

 日本が直面している大問題を解決するためには、政界の再編成がどうしても必要です。そのためにも若い人たちが政治参加してくれることを期待します。力を合わせてよりよい日本にしたいですね。

 本年もどうかよろしくお願いします。
  
Posted by mtmt0414 at 00:00Comments(4)TrackBack(0)Culture & Education

December 31, 2011

読者は何処から? 何で? どのように? −データ分析

 年の瀬の大掃除の合間に、ライブドアのアクセス解析ツールを使って、読者のみなさまが
〇 何処から?
〇 どんな機器を用いて?
〇 どんなソフトで?
きてくださるかを調べました。(ツールは読者全体のデータ分析は可能ですが、決して特定の読者を識別するものではありません)


機.螢鵐元                  12月のアクセス数
1 アスカソイル                    120
→ 奈良・東京のO様、いつもありがとう! 今月は地震予報関連で激論を戦わしたせいで、アクセス数がいつもよりアップしました。ちなみに11月は62、10月は18でした。
2 政治ブログ                    53
→ ブログ村の政治ブログは、エントリーのタイトルによって敏感に反応し、アクセス数が跳ね上がります。
3 ヤフー検索                     52 
→ これはある項目での検索数。ヤフーはさまざまなキーワードで検索されているので、トータルでアクセス数はは最大になります。
4 碁吉会                      26
このリンク元はいつも安定しています。これとは別に、hotリンク以外の画面からも多数訪問していただいています。高野さん、碁吉会のみなさん、ありがとうございます。
5 智慧袋                       20
→ ここからの訪問者は結構多いです。智慧袋に翔年の雑学が役立って紹介されたり、引用されたり、時には盗用されたりしています。紹介されるのは感謝しますが、完全に盗用して知恵袋から賞を貰っている人がいるのを見つけたときは、怒りを覚えました。


供.▲セス機器
1 パソコン     94.3% ←iPhoneはこちらにカウント
2 モバイル(携帯)  5.7% 

掘OS(Operating System)
1 WinXP    37.5% ←トップスリーは圧倒的にマイクロソフト
2 Win7     26.8
3 WinVista   15.7
4 Mac OS X   6.7
5 iPhone       4.9  ←パソコンとして分類
6 その他     8.4

検WinXPのブラウザ
1 IE7.0    33.3 ← ここでもマイクロソフト
2 IE8.0    22.4
3 IE6.0      19.1
4 Chrome14.0    12.1  ← GoogleのChromeはやっとここ
5 Firefox7.0    4.9
6 Unknown      2.1
7 Firefox3.6      1.9
8 Chrome15.0    0.8  ← 現在の最新バージョンは16.0、翔年は最新版です。
9 Opera9.80     0.8
10 その他      3.4
 
后仝〆キーワード
              12月のアクセス数
1 ディグニタス     47  ← みなさん、死への関心が高い?
2 語源         38  ← うれしいです、また書こう!
3 シュリーマン     27  ← 意外です
4 ブチハイエナ     23  ← 何故かいつも上位にいます
5 日本         20
6 囲碁         18
7 岡目八目       18  
8 雅子         17  ← 皇室関係の記事は強い?
9 乳繰り合う      17  ← なんじゃい、これは?  一呼吸おいて納得(笑)
10 美智子皇后     13

此.函璽織襯▲セス数
訪問者数(ユニークユーザー)      290,989人  ← ライブドアのシステムのトラブル等で若干正確性には欠けますが、2003年12月から9年間に亘る訪問者のおおよその目安ですね。たくさんの方々が訪問してくださって感謝致しています。このBlogの左欄の一番下にいつも最新の数字を表示しています。30万人を越えたらお祝いしたいですね。
※ユニークユーザーとは一日に同じ人が何回訪問されても1回とカウントします 

みなさま、どうかよいお年を!




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December 28, 2011

指あるいは手の考察(その2) −BC!

 友達迄公開という設定で書かれているBlog(日記風)に、「手」についてこんな事が書いてあった。チョット気になる記述だった。その部分だけ無断引用します。

A(仮名)さんのBlogより。
どうしてだろう。
普通、人を思い出す時、眼を思い出すことは、度々ある。言葉を思い出す事もある。
状況を思い出すこともある。
でも、手を思い出す人はあまり居ないのではないか。


 かつて、2006年7月11日、翔年はこのBlogで「指あるいは手の考察」を書いたことがあった。ここです。

 当時のBlog友達、Kompfさんはそのエントリーの中で、「私の周囲にも『男性の手が好き』」という女性が多いのです」とハッキリコメントされているし、Aさんも「手」に強い関心をお持ちのようだ。翔年からみるとみなさん無意識の内に正しい選択をされているように見えます。

 こういう女性の話を聞くと、やっぱり竹内久美子さんのBC説が俄然光を放ちはじめる。動物行動学がご専門の竹内さんはよく「BC!な話」を持ち出される。BCとはBiologically Correctの略で、意味はよい子孫を残そうとする個体にとって「生物学的に正しい」選択をしたという文脈で用いられる。特に男性と女性の問題を生物学的にオスとメスの関係としてBCの眼で俎上にのせて論じると、浮気すらも正しい行為(BC)だという判定になるのが面白い。それもオスではなくて、メスにとって正しい行動と判定するところが、大変ユニークなのです。ちょっと脱線した。「手」に戻ります。(詳しくは竹内先生の本を読んでください)

竹内久美子さんのBCな話が満載の本
BCな話001

 竹内説によれば男でも女でも「うつくしい手」に魅かれるのはBCなのだそうだ。何故かというと発生学的に見て、卵が細胞分裂によって胎児になる様を想像してください。最初に目や頭ができてそれからだんだん胴体ができてきて、最後に手足の指が出来上がるのですね。(おたまじゃくしもそうですね)竹内先生はこの複雑な成長プログラムが最後まで完璧に遂行できた個体は、左右の均整がとれ(シンメトリー)、指まで完璧な形になるんだと言われる。もし、成長過程で何らかの問題が生じたら、必ず形状に変な影響が出るはずだから、男でも女でも、健全な子孫を残したいなら、魅力的な手の異性を見つけてパートナーにするのがBC(生物学的に正しい)なのだと。翔年は発生学的に最後までキチンと正しくプログラムが働いて出来た個体は、遺伝的にその性質を受け継いでいるはずだから、よい子孫を残せる可能性が高くメデタシメデタシということなのだなと納得してます。



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Posted by mtmt0414 at 10:24Comments(0)TrackBack(0)Science

December 26, 2011

直近の我が国の地震発生の現状 −2011/1/1〜2011/10/15

 地質に大変お詳しい奈良・東京のO様から下記のようなコメントを12月19日のエントリーにいただきました。翔年はちょっと斜めに構えて地震を見ており、あんまり不安を煽りたくないと思いました。O様との地震談義の箇所のみ引用した後で、ネット上で見つけた直近の我が国の地震発生状況をお目に掛けたいと思います。このレポートは事実を集めたものであり、そこから何を読み取るかはあなた次第です。翔年はいつも言っていますように「起こる可能性のあることは起こる」と冷静に考えています。


2011/12/23 奈良・東京のO様のコメント1
来年1月8日は、比較的規模の大きい地震を予測しています.3/11から210日周期とその半分の105日周期でまあ大きな地震がありました.前からこの周期を考えて難を避けてきました.8日には地震来ないように祈ってはいますが.


2011/12/25 翔年のコメント
地震の原因がプレートの移動などによる地殻に蓄積されたストレスであるとすれば、周期説はうなずける理論ですが、日にちまでも予測できるほどの精度があるとは思えません。地震国では地震はたえまなく発生しているのですから、たくさんの予測を出す人ほど当たる確率は高まるでしょうが……。


2011/12/25 奈良・東京のO様のコメント2
おっしゃるとおり、予測の精度はまったくないです.ただスケジュールのため自分なりに何らかの「安心感」を求めているだけで、関西にいて外れれば運が良かった、当たれば悪かった.関東方面にいたときは、この逆の思いの日程調整のみです.ところで、6/23岩手震度5弱(この前後に群発2〜4)、10/5熊本5強(この半日前に長野・岩手方面の群発2〜4)でした.
予測日の数日前後は関西にいる日程とする自己流のおまじない(笑)です.

 

 ここにStory Monarchさんがネットにアップされている素晴らしい地震レポートがあります。今年1月1日から10月15日までの日本周辺に発生した地震の発生地点、規模、時刻、発生頻度などを、YOUTUBEに上手にまとめられています。決して不安を煽るものではなく、事実を丹念に集めて素晴らしいレポートになっており、翔年は大変感銘を受けました。読者の皆さんも最後までご覧いただければありがたいです。(全部見ると約9分かかります)

東北地方太平洋沖地震 発生地点・規模・時刻分布図 ここをクリック→ http://youtu.be/QGH08OyQXg4


 奈良・東京のO様、お読みになっていたら、このレポートにコメントをお願いします。どうかよろしく!



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Posted by mtmt0414 at 00:25Comments(11)TrackBack(0)Science

December 24, 2011

落ち葉の始末 −今、昔

 先日、塾の大掃除をしていた時のことです。庭の落ち葉の始末をしていて、今と昔では落ち葉かきの楽しさが随分違うなという感を抱きました。


落ち葉かきの前後の様子、 まだ木には枯葉が散り残っています。12月21日時点。 
落ち葉落ち葉清掃後


 庭の落葉樹の落ち葉は毎日少しずつハラハラと落ちて、ほっておくと木々の周りに凄い量がたまります。上の写真は小さな低木落葉樹の蝋梅ですが、それでも木の周辺は葉っぱで埋まっていました。(大木のモミジなどはもっと凄い量でしたのに写真を撮るのを忘れました。)

初冬の落ち葉焚きの情景、「焚き火だ!焚き火だ!」と子供たちがどこからともなく集まってくる風景がが目に浮かびます。
焚くほどは風がくれたる落ち葉哉   一茶

木の葉たくけぶりの上の落ち葉かな  暁台


落ち葉の山

 落ち葉をかき集めるとこんなになります。これを一度に家庭ゴミとして出せば、市からお叱りを受けます。当然です。それを避ける方法は二つ、お金を出して、ゴミをトラックに積んで引き取って貰うか、コンポストにいれるか、写真みたいに積み上げておいて、自然に朽ちるのを待って堆肥にするかです。いずれにしても、お金を用意するか、処理の場所を確保して時間をかけるかしなければゴミは敷地からなくなりません。


 昔は違いました。落ち葉だけでなく不要になった竹であんだ駕籠や木製の壊れた家具などは個人のゴミ焼き場で処理し、有機灰にして田んぼや畑に返しました。大量のゴミの場合は冬の田んぼに小山のように積み上げて、すべて燃やして灰にして、ハイお終いでした。落ち葉を燃やす時、母が必ずサツマイモを用意し焼き芋にして、大人も子供もおいしくいただいた懐かしい想い出があります。落ち葉焚き焼き芋がセットになった記憶です。街で育った方は石焼芋でしょうが、田舎育ちの翔年は藁や落ち葉で焼いた焼き芋です。田んぼで大焚き火をした後などは、灰の余熱で焼き芋を焼きましたよ。

甘藷(イモ)焼けてゐる藁の火の美しく   高浜虚子

「藁の火の美しく」は実際にそのとおり、キレイなやや黒ずんだ赤の藁灰でしたね。
焼き芋=「栗よりうまい十三里」と言われる。その訳は九里(クリ)+四里(ヨリ)=十三里


 今は野焼きが禁じられています。実をいうと、いきいき塾のある田舎で、落ち葉や枯れ木を燃やしてもほとんど誰の迷惑にもなりません。ただし、不要になった塩化ビニールやその類の化学物質を燃やさなければ…。問題はこれをキチンと守れない人たちがいることが大問題なのです。
 有機農業を生業にしているH氏は化学物質の害を嫌というほど知っていますので、農薬を使わず低収穫に甘んじて農業を続けています。そういう農業を応援している翔年も化学物質が燃えるとダイオキシンなど猛毒が発生することは知っているので、そんなことはしません。でも市条例で規制されているので仕方ありません。掃除の後で焚き火をしたり、焼き芋を焼いたりした、昔のような楽しい団欒は望むべくもありません。


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Posted by mtmt0414 at 23:37Comments(0)TrackBack(0)Environment

December 19, 2011

法案を通せない野田内閣 −どじょう堀して、どじょう鍋で…

 野田内閣の動きは鈍いですね。どじょう総裁に少しは期待してきたのに。期待理由は党綱領を持たないバラバラ党である民主党内の勢力バランスをうまく取りながら党内のリーダーシップを握り、衆議院で数でまさるのだから、それなりに野党とも渡り合えるのではないかという希望的願望であったのだが…。今ではそのような期待もほとんど消えてしまった。

1 党内バランスをとって組閣をしたのはいいが、党首としてリーダーシップが発揮できていない。周りの実力者(本人がそう思っているだけ)がすき放題なことを行っている。閣内不統一、党内はもっと酷い状態でバラバラ。

2 国会運営がまずい。とくに国会でボロを出さないでおこうとする為なのだろうか、法案の成立に努力するより、国会の早期閉会を望んでいるが如き態度が垣間見える。最大の失敗は国家公務員給与を平均7.8%削減する臨時特例法案を通す努力が不足していたこと。早々と国会を閉会に持ち込んだ姿は、野党の追及を逃げたと言われても仕方がない。国会の法案成立率が34%、この20年間で最低なのをなんとする。

3 国民に対する総理の発信力が弱すぎる。記者会見もほとんどしない内向きの総理では、国民の大きな支持を得る事はむずかしい。

  そういう態度で内閣や民主党政権の延命を図ることに汲々としている野田政権であるのなら、国民もそろそろ怒りの鉄槌をくだす用意をしなければならない。


第一ステップ どじょう堀り
 俳句の季語の「泥鰌(ドジョウ)掘る」は冬になると泥鰌のいる沼や水田が乾いてくるので、淡水魚の泥鰌はすこしでも水分のある湿った所に集まって潜んでいる。それで田んぼの濡れた土を掘って泥鰌を捕まえるという原始的で野趣のある漁法です。
 民主党の小沢元党首の周辺には臭い水(金)に惹かれた泥鰌が集まっている。泥鰌総裁をはじめ、民主党議員の多くは外国人から違法な内緒の水(資金と選挙協力)を貰っている。また、日教組などの不正な水供給(資金提供)も、これまでにも何度も発覚している。国民はこういう水を断って、湿ったところに集まっている泥鰌を一網打尽にしなければなりません。

畦(アゼ)つひにほろび泥鰌を掘りつくす   栗生純矢

泥鰌掘るだんだん遊びこころかな    有馬朗人



第二ステップ 泥鰌鍋(地獄鍋とも言う)
 捕まえた泥鰌はまず、泥を吐かせ、臭みを抜いてから「泥鰌(ドジョウ)鍋」にしましょう。泥鰌鍋は残酷きわまりない料理です。まず、鍋に水を入れ、生きたままのどじょうを一緒に煮立たせ、そこに豆腐を入れると、熱さに耐えかねたどじょうが冷たいままの豆腐の中に逃げ込み、そのまま豆腐と共に煮え上がって出来あがりです。嘘かまことか知りませんが、 周りからは湯豆腐を食べているようにしか見えず、肉食が許されなかった僧侶が好んで食べていたと言う伝説或る料理なのですが…。

泥鰌鍋二股かけてゐたるかな    広井和之

湯豆腐
第三ステップ 湯豆腐
 大方の日本人はあっさりした豆腐料理が好きですね。口直しに一本つけて湯豆腐で仕上げましょう。翔年は柚子胡椒をいれたポン酢でいただくのが好みです。そして湯豆腐をいただきながら、湿った所が好きな泥鰌ではなく、次はもっと国民に向かって自らの思うところをハッキリと述べ、リーダーシップが発揮できるカラッとした人柄の総理をどうしたら選ぶ事ができるかを議論しましょう。翔年は政界再編が遠いようでその実近道ではないかと見ているのですが、みなさんはどうお思いですか? 時代の変わり目に、政治が動かないことがいちばん由々しきことと思っています。


湯豆腐やいのちのはてのうすあかり   久保田万太郎

湯豆腐に素直なことばかくしけり   米沢恵子



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December 18, 2011

くつろげる場所 −パソコンの前

 男にとって一番くつろげる場所ってどこだろう? それは人によって、家庭であったり、自室であったり、旅行先の旅館であったり、喫茶店であったり、ベッドの上であったり、或いは乗り物の中であったりするかも知れない。場所に加えて、くつろぐには「何時?」がセットになってる必要があると思う。ボンヤリしてる時とかベッドの上でタバコをふかしている時とか好きな音楽を聞いている時とか美しい景色を一人で眺めている時というように。

パソコン前
 最近の翔年のくつろげる場所は自室(書斎兼ベッドルーム)のパソコン前になっている。忙しく働いていたサラリーマン時代は、リラックスするために、「喫茶店+音楽」とか「庭園+静寂」とか「トイレ+黙考」(笑)とか、異空間にそれをを求めていたように思われるが、年金生活者になってそのような必要性は薄れた。そういう緊張を解く必要性が無くなった翔年にとって一番安らげる場所はパソコン前になった。

書斎の本棚
 テーマからはちょっと外れるが、パソコン前は家族や親しい友人関係を除けば、パソコンの窓を通して社会と接している場所でもある。それはバーチャルだ、リアルな世界で無いという見方があるかもしれない。しかし、新聞、雑誌、TV、ラジオから情報はいくらでも取れるけれど、それらはアチラからこちらへ一方的に流れてくるだけ。パソコンは違う。受身になって情報をうけとることの他に、社会に向かって意見を発表することもできるし、その中の見知らぬ誰かと意見を交わすこともできるし、必要ならリアルに会うことだってできる。買い物もできる、貯金も出来る、投資だってできるから、お金を通じて消費市場にも、金融市場にも何がしかの貢献ができる仕組みのなかで生きられる。

 遠くにいる親友、意見を戦わせたり、情報を伝え合うまだ会ったこともない友、耳が遠くなって会話が不自由な友、わけあって会えない友などの中に、Blogを書いている友達もいたりする。Blogに綴られている記事を読むと、思わず膝をたたく意見にであったり、拍手を送りたくなったり、無性に会いたくなったりする。

 歳を重ね老境になって、あらためて情報社会のパソコンの威力を知りましたね。


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December 15, 2011

根本から考える(3) −皇室とは

 本日の読売オンライン等のネット報道によると
藤村修官房長官は14日の記者会見で、女性皇族が結婚後も皇族の身分にとどまれる「女性宮家」創設を含む皇室典範の改正問題などについて、年明けから有識者へのヒアリングを行うと表明した。藤村長官は「常識的な範囲で年明けからスタートしたい」と述べた。一方、正式な検討の場の設置に関しては「審議会や有識者会議を設けるか、専門家に個別に聞くなど、いくつかの方法を検討している」と述べた。
 
 この問題は宮内庁の羽毛田信吾長官が10月、将来的な皇族の減少で皇位継承が不安定化する懸念を野田佳彦首相に伝えたことを受け、首相が今月1日の記者会見で「緊急性の高い課題だ」と突如言い出し、皇室典範の改正を含めて検討する考えをあらかじめ示していた。

※皇室典範では女性皇族が一般人と結婚した場合、皇族の身分を離れると定めている。


 翔年は上の例のように一行政機関の長の進言を受けて、極めて目先の問題にとらわれて、政府があたふたと検討を始めるのはいかがなものかと考える。そもそも、この問題は憲法による皇室の位置づけの議論が根本であり、これを避けて「女性天皇が是か非か」とか「女性宮家の創設すべき」などという短絡的な議論でけりをつけてはならないと思う。

 繰り返しになるが、翔年は皇室問題は憲法問題の一つであるととらえているので、この国の形をどのようにするのか、政治家が議論のタネを播き、広く国民的議論の輪が広がることを期待しています。特に有識者会議などのメンバーはご高齢のお歴々ばかりになりがちであるが、もっともっと若い方々の意見も是非反映してほしいと願う。


 21世紀に相応しい日本国憲法をつくる為に国民的議論を起そう。翔年が参考にしている図書の一部です。
皇室問題002皇室問題001




 いずれ、根本問題を整理して物申したいところですが、今回はとりあえず、今までに皇室問題に関して翔年が物申してきたエントリーを掲げておきます。リンクを貼っいますので、関心のある方は是非読んでいただきたいです。現在の状況と異なるところもありますが、本質的なものは何ら変っていないと思います。

2005年11月24日「有識者会議に異議あり」


2010年1月18日「憲法改正は国の在り方の議論から −皇室(1)」

2010年1月20日「憲法改正は国の在り方の議論から −皇室(2)」


2009年1月31日「改憲論議 −鳩山総理のコメントに思う」


2009年1月6日「ガラスの中の天皇家」


2004年12月28日「皇室典範に関する有識者会議に異議あり」


2006年2月19日「経済の話よりも社会のあり方を話そう」


2004年11月9日「雅子さま,「気持ち整理の時間必要」 -東宮大夫-」


2004年11月15日「OさんのE-Mailへの返事」 


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December 13, 2011

翔年は10Kwの発電所長  ー 太陽光発電設備

 大げさなことを言うようですが、翔年は来春に発電所長になります。たった10Kwの発電所。場所は「いきいき塾」、方式は太陽光発電システム、そのための工事が今日から始まりました。新年には発電開始する予定です。 塾では電気はあまり使わないので、余った電気は関電に売ります。と言うことは、電気に色はつけられないので何処で使われるのか分かりませんけど、ひょっとしたら関西にお住まいの読者が使っていただいているかもしれません。(笑)

シャープの太陽電池モジュール(屋根置型)

太陽光パネル001

発電所の概要
所在地: 南丹市八木町室河原
電気出力: 9.984Kw (10Kwを超えると住宅用と認められないので抑えました)
発電電力量(予想): 9939kwh(南丹市は冬季の天候は曇りが多くて発電に適さない、屋根の東面、西面にも設置している等の要因でやや効率が悪い)
多結晶太陽電池モジュール: (ND156AA 64枚、シャープ製)
附属設備: パワーコンディショナー(JH-G1C4P,JH-L1C3P,シャープ製)
政府より補助金: 約47万9千円(4800円/Kw)
売電単価: 42円/Kwh(法律により10年間関電が購入するという契約)
工事施工業者: (有)住マイル環境サービス

  おおよそ、以上のような計画です。これは机上計算なので、実際に発電をして見ないことには、予想通りの発電量が得られるかどうか分かりません。一年後には実際の発電量、発電コスト等、ご参考迄に、ここにアップ致します。



関西電力のお願い資料(今冬はかなり厳しそう)
節電パンフ001

  翔年は福島第一原子力発電所の事故原因の詳細報告書やその後の検討結果も見ないで、脱原発を叫んだりしません。しかし、世論が自然エネルギー(太陽光発電、風力発電、波力発電、バイオマス燃料発電、地熱発電)を求める気持ちは十分理解してます。ですが、それら自然エネルギーは使い勝手が良くない上に、コストが高くつくことも知っています。更に重要な鍵は電気エネルギーは他のエネルギーに比べて、人間にとってとても使いやすいので、脱原発を叫ぼうが、自然回帰を志向しようが、人々は電気の使用をなかなか止める訳にはいかないのです。ならば、その適正な組合せを冷静に考える事が我が国のエネルギー政策にとって一番肝要なことではないかと考えます。(勿論原子力発電のリスクは不断の努力によって技術的に押さえ込みを図ります)

いずれエネルギー政策についても、地球規模を視野にいれた根本からの議論をしたいと思っています。



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December 08, 2011

「脱北者保護せず」中国に誓約 −バカな政府

 今朝の読売新聞の一面を見てください。この一事で、民主党政権が如何に恥さらしな政府であるかということが世界中に知れわたりました。

脱北保護せず001
 日本政府が今年初め中国政府の求めに応じ、北朝鮮からの脱出住民(脱北者)の保護について「中国国内法を尊重し、脱北者を公館外から公館に連れ込まない」と誓約する文書を提出していたことが7日、分った。複数の日本政府関係者が明らかにした。

 今年初めなら、当時の責任者は菅総理と前原外務大臣になります。
 これは何が何でも酷すぎる。我が国は北朝鮮人権法を制定し、脱北者問題を北朝鮮による人権侵害と位置づけて、保護、支援に当たってきたはずではなかったか。中国は難民条約に加入していながら、生命を脅かされている脱北者を北朝鮮に送還している国であり、このような行為は国際法上許されないことです。何時から、我が国はこのよな中国の属国のような立場になっているのか。日本人の人権意識が問われる事態である。野党は国会で十分内容を質してもらいたい。

 その後の情報です。
読売オンラインより。
 政府は8日、北朝鮮からの脱出住民(脱北者)を公館外から公館に連れ込まないと中国に誓約した文書について確認を拒んだ。
 玄葉外相や藤村官房長官は、中国経由での脱北者保護を継続すると強調したが、自民党は事実関係を明らかにするよう政府を厳しく追及する方針だ。
 この問題は、8日昼の参院外交防衛委員会で自民党の山本一太氏が取り上げた。玄葉氏は「安全とかプライバシーとか色々ある。今こういう場で申し上げるのは差し控える」と、文書の有無を明らかにしなかった。山本氏は「言えないというのは、事実だと言っているように聞こえる」と追及したが、玄葉氏は「日本が中国から脱北者の受け入れをしないということは絶対にない」と強調し、脱北者を日本が受け入れないことを明示したような誓約書の提出は否定した。
 藤村氏も8日午前の記者会見で文書の存在について「具体的には明らかにすることは差し控えたい」と述べた。


TBSNewsより。
 日本政府が中国政府に対し、中国国内で脱北者を保護しないことを約束する誓約文書を提出していたことがわかりました。
 文書は今年春、日本政府から中国政府に提出されたもので、「中国の国内法を尊重して、脱北者を公館内に連れ込むことはしない」と誓約する内容だったということです。
 政府関係者によると、去年12月、北朝鮮との国境地帯で脱北兵士が中国人住民を射殺する事件が起きたあと、中国政府が各国の大使館に「脱北者を保護しないでほしい」と要請したということです。
 これに関連し、藤村官房長官は「中国からの脱北者の受け入れを今後行わないなどと言ったことはない。人道的観点から今後引き続き適切に対処していく」と説明しています。(08日13:02)


 これは非常に重大な問題です。他国民とはいえ、人権を侵され、命を脅かされて出国してきた人々に対して、なんという酷い仕打ちでしょうか? 翔年は中国国内にも目に余る人権侵害が日常的に行われているのを知っている。世界中の心ある人々はインターネットなどを通じて自由や人権意識の高い中国人を何かと支援しているのを知っている。「アラブの春」の次は「北京の春」を期待しているです。「人権」や「自由」という人類が到達した普遍的な価値をないがしろにしているいる中国政府に手を貸すなど、考えられない愚行を我が政府がしているとは、世界に対して顔向けできないほど恥ずかしいことと思わねばなりません。



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December 07, 2011

根本から考える(2) −税金(その2)

 2日のエントリー、税金の続きです。

 2011年度の国民のGDP(Gross Domestic Product)が540兆円、予想税収が41兆円であることを踏まえて、今度はその収めた税が本来の目的である「国家が国民の命(安全)と財産(安心)を守る」ためにどれだけ使っているかか見てみよう。

 税の使い道の第一番は国民の命を守るためです。日本の防衛費はGDPの1%を越えてはならないことになっているので、最大で5,4兆円、実際はこれよりちょっと少なく、世界では第7位の国防費予算レベルです。この予算の半分が自衛隊員の給料、即ち人件費、残りが軍隊の装備(武器)ですね。本当はアメリカとの軍事同盟のために必要な予算をこれに加えなければなりません。(これをキチンと仕分けるのはなかなかむずかしい)

 第二の使い道は安心(財産、人権等)を守ってくれている国家組織への歳出です。まず、官吏の数給料もざっと見ておきましょう。こういう数字は面倒ですが、ここを抑えておかないで税金が高い、安いという議論をしても大抵低いほうが良いという論者が勝つに決まっているのですから。
 日本の官吏(中央と地方の公務員)の数は2011年度約は34万6千人です。これが多いのか少ないのか、翔年は決め手を持ちません。参考に国際比較で労働人口に占める公務員の割合をみてみます。
ノルウェー・スェーデン等  約28% (やっぱりと言うべきか? 大きな政府です) 
米国、英国          約14 (意外ですね、結構大きな政府?)
ドイツ             約10
日本              5.3 (結構小さな政府? これも意外です)
 我が国は意外にも、OECD諸国の中で最低水準です。これは認めなければなりません。日本の組織人は効率的によく働くのは何も民間人に限らないのですね。もし、公務員の働きが悪いとおっしゃるなら、それは民間人と比較した場合のことなのでしょう。とにかく数字で見るかぎり、国際比較では官吏は少人数でやっていることになっていますね。
 これでハッキリしたことがあります。公務員制度改革は大局的に見れば、人員を減らすことではなく、給与引き下げしかないのかもしれません。いや、人が余っている職場があるのなら、足りなくなっているところがないかよくよく精査して、人的資源の再配置を行い配置を適正にするのが優先すると思います。

 翔年は敢えて言います。給与を民間並みに引き下げるのは急務だが、人員削減に手をつけるのはよく考えてからにしようと。例えば、犯罪発生率が上がり、検挙率が下がっている警察などは国民の安心のために増員を考えてしかるべきではないですか? 警察官がいない交番は犯罪抑止力になりません。もちろん、国民がシートベルトをしているかどうか監視したり、指導したりする警察官はいりません。なぜならシートベルト未着用は他の誰に迷惑をかけている訳ではなく、用心して自分の身を守るか守らないかの自己判断、自己責任の問題なのですから。交通違反の精緻な点数制等も、これを管理する警察官が多すぎるのではないかと翔年は疑っています。すべからく警察権力は第一義に暴力的な凶悪犯に対峙すべきで、善良な国民の監視に向けるべきではありません。

 税についてもう二つ、基本的に改善して欲しいことがあります。
 第一は税金の補足率のアンバランス解消です。
サラリーマン   100%
自営業者      50
農家         30
この問題は放置されて久しい。怒りをおぼえます。この不公平がある上に、脱税行為者がいる。民主党の鳩山元総理は贈与税を脱税していたのは記憶に新しい。法を犯していても、知らなかったと方便の嘘をつき、罪を免れていました。脱税者も含めて、税金の補足率を公平にするよう、行政は直ちに行動を起さなければならないと思います。

 第二は収入があれば生活補助や税金の控除が受けられない制度設計を改善することです。一番分りやすい例で言えば、配偶者扶養控除みたいな税の仕組みです。サラリーマンでも自営業者でも(額は違いますが)、所得から控除されて税金をまけてもらえるしくみですね。よく知られているようにこの仕組み、奥さんの所得が103万円をオーバーしたら控除はうけられません。パートで働いている奥さんは103万円越えないように働くことを目指します。いわゆる103万円の壁ですね。
 これと全く同じ力が税金を納めていない低所得者にも働いているのです。家族構成などによって課税最低限の所得額は人によって異なるものの、ある一定の所得額以下なら、所得税とか地方税が0円(無税)なのです。この人たちも働いたら税を納めなければならなくなるので、できれば課税最低限までしか働かずに、社会保障制度による給付を受けようとするでしょう。(失業保険などは職についたら貰えないのでしたね。)
 要するにこれらの制度は働く意欲を減殺し、税を納めるより、社会保障給付を受けるように誘導しているのです。これは智慧を出して何とかしなければなりません。翔年は貧富の格差拡大だとか言う前にこういう制度にメスをいれて欲しいと切に思います。

 この欠点を是正した制度は既に外国にあることを翔年は今まで知りませんでした。「日本の論点」誌上で高橋洋一教授(かつて官吏であられた時、小泉改革で優勢民営化に尽力された人)はこう述べている。
「1975年、米国は、低所得者による労働供給を促進させるとともに、低所得者に関わる社会保障税の負担を軽減するため、勤労所得税額控除(Earned Income Credit)を導入した。この制度は、職に就くことを税額控除のための必要条件としており、もっと所得が低い層では、所得が増加するほど控除額(給付金)が増加するが、所得が一定水準を超えると控除額(給付金Iが徐々に減少するような制度設計が為されている。ただし、控除額(給付金と所得を合計した手取り額は増加するようになっている。」

 ちょっと複雑で一回よんでも頭に入りにくいが、これは「給付つき税額控除制度」といわれている。非納税者に対する給付を、所得税制に組み込んだ素晴らしいアイデアに見えます。この制度は働く方にインセンティヴが働くから良いのです。
 
 ここまでの税の論議は、国民にとって最低限必要な命の安全と生活の安心を支えてくれる国家にたいし、生を営む国民が自ら所得の何パーセントかを税として納めるのが基本であるという考えをのべました。また、その税制には、勤労をするより何もしないで給付をもらえるというようなバカな要素は無い方がよいということでした。

 次回は、我が国の財政の構造はどうなっているのか? 民主党の抜本改革(税と社会保障の一体改革)とはいかなるものか。実現できるのか? どうすれば国民は将来にわたって希望をもって生きていけるのかを皆さんと一緒に考えたいと思っています。


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December 02, 2011

根本から考える(1) - 税金

最近の世界の政治経済問題は相互に複雑に絡み合っており、どれをとっても一筋縄ではいかない。大問題から列挙すれば、地球規模の人口問題、その先に食料、エネルギー、環境、資源、人権抑圧問題がドンと横たわり、国家間には安全保障、文明の衝突、富の配分など、解決の糸口さえもつかむことができない問題が山積している。
 世界第3位の経済大国の我が国としては、人類が抱える地球規模の問題を避けて通るわけにはいかず、一国平和主義や一国繁栄主義がとれるわけもない。かといって、悲しいかな、積極的にコミットする力はない。せいぜい、価値観を同じくする国々と協力することで国際貢献していく他に道はない。(このような難問も根本問題を整理して何時か議論したい)

 さて、そのようなグローバルな問題の次にくるのが我が国の政治課題である。課題は数々あるが、先ずは「税金」の根本問題から考えることにしたい。なぜなら、根本から考えることは必然的に長期視点に立たざるを得ず、いたずらに細かい議論に時間を割かなくてすむ。長期的観点から問題の所在がはっきりすれば、その解決方法は何通りか考えられるはずであるから、それが政策となると信ずる。

またまた、この本にお世話になりました。塩野七生著「ローマ人の物語」
ローマ人の物語14-16001
 「ローマ人の物語」の中にたしかこんなことが書いてあった。国家には生産に携わる国民と生産に携わらない国民とがいる。携わらない国民は兵士と官吏であると。(老人は携わってきた人たちであり、子供はこれから携わる人なので、ここではたずさわるに入れる)
 ウンと単純化してしまうと、国家は国民全員を食べさせていくためには、税金を徴収し、兵士と官吏に配分しなければならないことになる。生産に携わり税を納めた国民は、その見返りに官吏と兵士からなる国家組織から、身の安全と自分の財産を守ってもらって、安心して暮らすことができる。こう考えると安全と安心の対価である税金を少なくしようとするには、効率よく少ない官吏を配置し、兵士を少数精鋭にするのがよいということになる。我が国の場合は軍隊を持たない建前から、アメリカと軍事同盟を結んでいるが、これは傭兵制の近代化したものと一応考えることにして先へ論を進めます。

 さて、まず我が国は生産に携わる人が一体どのぐらいの富を生産しているのだろうか? 統計によれば我が国の2011年度の予想
GDPは約540兆円だ。

 それに対して、2011年度予算歳入内訳の税収は
所得税が13兆円
法人税が 8兆円
消費税が10兆円
その他(揮発油税、酒税、相続税、タバコ税、関税、石油石炭税、自動車重量税、印紙収入他)
10兆円
税収合計41兆円である。
単純に税率を計算すると41兆円÷540兆円=7.6%
我が国の総合税率は7.6%ということです。この数字は頭に残しておきましょう。もし、富んでいる人も、そうでない人も、所得のある人は全員7.6%の所得税を納めればよいという訳ですね。

 翔年は何事もシンプルなのが好きなので、税は広く薄く国民から集めるのを良しとする考え方に立って、いろいろ事情があるのを承知の上で、とりあえず10%を徴税(54兆円)すれば、今年度予算の税収は13兆円も余ります。それに所得の10%が税という簡単な計算でよいのなら、税務署の職員や地方自治体の税に関係する職員は大幅な削減が可能になるはずです。納税するほうも訳の分らん書類の作成が不要になる。(納税のための税の計算ほど、つまらない仕事を翔年はしりません)

 夢のような話ですが、かつてこれに近いうシンプルな税制を実施し、大繁栄した国家がありました。これも塩野七生さんに教えて貰ったことですが、その国家とは大ローマ帝国です。「ローマ人の物語、パクス・ロマーナ(文庫本第15巻)」にはこうあります。

ローマ帝国では下の税制が300年間続いたのです。
「ローマ市民」=兵役義務あり
直接税     0%(収入税としてならば直接税はなし)
奴隷解放税  5%
相続税     5%

「非ローマ市民(属州民)=ガリアとか北アフリカなどの属州の住民には兵役義務はありません。そのかわり
直接税収入の 10%(地租税ないし属州税、ただし兵役勤務の属州民は免税)     

ローマ市民も属州民も下の如く同じ間接税であった。
間接税     1.5%〜5%(オリエント産の贅沢品に対しては25%)
売上税     1%

 これを見ると兵役義務=安全保障義務が如何に重視されていたかよく分る。平和維持には金がかかるのですね。命がけで国を守る国民は無税で、ローマ帝国の軍隊とローマ法によって命と財産を守ってもらう立場の属州民は所得税10%を収めるのでした。

 以下続く(長文になって時間がなくなりました。すみません。週末は外泊します。また来週お目にかかりますのでよろしく)

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November 29, 2011

塩野七生さんの真心からの提言

 イタリアにお住まいの作家、塩野七生さんは、「震災・津波・原発事故」の国難に見舞われた我が同胞に対して、「文藝春秋」誌上で「日本人へ」と題して、真心からでた直言と提言を毎号されている。拍手を送りたいと思う意見が一杯あるので、そのうちのいくつかを紹介したい。

「がんばろう日本」はどこに行った?  文藝春秋12月号(クリックで拡大できます)
塩野エッセイ002

(1) 日本は必ず復興する。この先に長い人生が控えている子供達が安心して喜んで住める街にしよう。(6月号)

→ イタリアの週刊誌に被災地の子供三人を写した写真(2歳の男の子、5,6歳の女の子、10歳くらいの少年)、が掲載されて、イタリア人記者がキャプションに『面構えがいい。日本は必ず復興する』と書いているそうです。被災地では泣くになけない被災者が多いのは翔年でも想像できる。この子たちのために復興することは、我々大人の責務ではないだろうか。

(2)指導者に求められる資質は次の五つである。知力。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意志。(7月号)

→ 民主党政権の前の二人の総理は、残念ながらリーダーとして相応しくなかったので、ふるいにかけられて去っていった。野田総理が被災地復興、公務員改革、税制改革、年金改革、TPP参加、一票の格差解消(政治改革につながる)などの難問に、蛮勇を奮って立ち向かってくれるかに注目している。
 一方、野党の政策提言にも国民は目を光らせておかなければならない。例えば自民党の小泉進次郎青年局長は11月17日、党本部で講演し、「民主党によるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)には反対だが、自民党が与党になったら批准する、こんな論理が通用するはずがない」と、党執行部のあいまいな卑しい野党的姿勢を批判した。若いがこういうことをキチンと言ってのける背骨の真っすぐな政治家がもっと出てくることを期待したい。

(3)国難に立ち向かうために、5年間とでも期限を決めて、与野党の壁を取り払って連立政権をつくる。(5月号)

→ 翔年は今でもこれが一番重要なことだと思っている。現時点で最もふさわしいと思える復興を優先した政策のもとに政府を作ったらいい。国会議員はどうもそうではなく、我が身のことや自党のことにご執心なのが腹立たしい。その故もあって政策決定が異常に遅くなっている。

(4)宗教法人への課税をする。未曾有の国難の時期、ゆえに被災者から税金を取るわけにはいかない今こそ、宗教者たちにも応分の負担を願うのは理にかなっている。(5月号)

→ 我が国は多神教の国で、精神の導き手と称する宗教団体の数なら多い。宗教界も我が国が蒙った国難の大きさを思うなら、応分の負担をしても神様はお怒りにならないと思う。我々の社会を実際に動かす原動力は税金なのであるから。
一つ付け加えるなら、政治家からも税金をとったらいいと思う。政治家が政治活動費として集める寄付金?(パーティー券等も含む)は課税されていない。課税されない仕組みなので、当然税務所の厳しい目を免れている。それをよいことに、何だか政治団体の資金は怪しげな金の出し入れをしたり、不正の温床になったりしている。この際、政治家にも応分の税負担を求めるのはどうだろう。国会議員には一人当たり、税金が年間1億1357万円も支払われているのだから。

(5)福島産の食品や生産物(橋桁、花火など)や避難している人々への拒否現象は恥ずべき言動だ。誰かがはっきりと言うべきだろう。(8月号)

→ 塩野さんならではの指摘ですね。よく言ってくれたと思う。理屈に合わない恐れから、最も困難な状態にある同胞に酷い仕打ちをしていることに気がつかない人たちが多い。マスコミもそんな仕打ちに加担していることがある。
 
(6)諸外国から締め出しを食っている輸出向け食品を、日本のデパートで売り出す。(9月号)

→ 「50歳以上は産地表示を気にしない運動」が面白いのではないか。国民の努力で被災地の困難のいくらかでも、なんとか取り除いてあげたいと思う。


(7)農水省は日本食品を締め出している国々を列挙するだけでなく、それらの国に輸出できなくなって困っている製造元の連絡先も列挙してはどうか。(9月号)

→ これも塩野さんならでは指摘です。何とか救える手立てを考えたいという思いから出た提言だと思います。

(8)私(塩野さん)自身、帰国の際に抹茶アイスクリームの素、三陸地方のわかめも大量に求め、群馬産のこんにゃくの素(これも粉状)、神奈川産の納豆、長野産のそば、そして宮城や福島さんの蒲鉾まで買う。それらを満喫しながら、死ぬまでに書きたいテーマをガンガン書く。何で死のうが知ったことではない。少なくとも、作品は残して死ねるのだ。(9月号)

→ 何とも勇ましいおばあさまだ。自分にできることがあったら何でもしようという精神は凄い。日本人に自助努力を迫っている迫力を感じます。我々もこういう時こそ、老人パワーを発揮すべきと思います。

(9)首相と大臣の違いは何か。首相退任後の小泉氏から聞いた説です。
「政策を進める途中で大臣は、あちこちから攻撃されてフラフラになる。その時に首相が出て行って、やはりヤル、とはっきり言う。すると大臣もフラフラから立ち直り、それまで攻撃に熱中していた側も、観念したのか静かになる。」(11月号)

→ リーダーはこうでなくてはならないと思う。あのような明るくてシャンとしたリーダーを待望する。

(10)「がんばろう日本」はどこへいった? 各地で起こっている放射能騒ぎに至っては、醜悪以外のなものでもない。「おしゃもじ」が「放射能測定器」に変った一昔前の主婦連を思い出してしまった。(12月号)

→ 塩野さんは同性に厳しい。特に感情論で動く女性には常に論理的思考で行動するように呼びかけておられる。放射能に絶対安全を求めて、知らず知らずの内に加害者になっている潔癖症の人たちへの警鐘は鋭いと思う。子供の幸せを願う母の心は強くて美しいが、わが子だけに目が行くのではなく、出来れば困難の中で必死に生活している母子がいることにも、思いを致して欲しいと願う。


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November 27, 2011

中国からのサイバー攻撃 −政府は毅然とせよ!

 本日の「共同通信」ニュースから。
 大手防衛産業の三菱重工業がサイバー攻撃を受けた問題をめぐり、日本政府が9月下旬、中国国内に発信元がある可能性が大きいとの見方を強め、中国政府に捜査協力を要請していたことが26日、分かった。

→ 操作協力要請? 我々庶民は暴力団員から悪質な嫌がらせや盗みの被害を受けた時、その組長に調べてくれと要請するだろうか? そんなマヌケなことをする人はいない。  以前、毒入りのギョーザ事件で中国政府が如何にいい加減な捜査をしたか、まさか忘れた訳ではないだろうに。
日本政府よ、この問題では毅然とした対応をせよ!

 中国側は「関係当局に連絡する」と応じたものの、約2カ月にわたって実質的な返答がない状態が続き、日本側の捜査が行き詰まっている。

→ ナシのつぶて? だから、いわないこっちゃない。最初からこうなることは日本政府も分っていた筈。相手に非のあることを卑屈に下手に出て協力要請すること自体が間違った交渉術ではないのか? 日本政府の本気度が見えませんね。 
 こちらの手に内を全て見せる必要はないが、少なくとも相手の一番痛いところを突く用意をしてから、交渉に臨むべきであろう。同盟国と情報を共有して強く当たる必要がある。機密を盗まれてポカンとしているだけでは、同盟国からみたら頼りにならない子供みたいな国に見えるだろう。

 日本政府は中国側の非協力的な姿勢を問題視。野田佳彦首相が来月、中国を初訪問する機会を捉え、遠回しに捜査協力を促す案が浮上している。

→ 情報の盗み出しは犯罪行為である。国家機密を犯す不法行為はスパイ行為である。国家機密組織を擾乱させる行為は相手国の政治決断の判断を不能にさせる行為であるが故に、戦争行為に極めて近いと考えよう。パワーポリティックスに卑屈な「遠まわし」は不要。
 先に野田総理は米国との間で「言った、言わない」の事件を起した。あのような恥ずかしいことは二度と起して欲しくない。

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November 25, 2011

塩野語録満載の「ローマ人の物語」 −文庫本完結

 塩野七生さんの長い長い「ローマ人の物語」が終わった。というよりか、正確には歴史巨編の文庫本(1巻〜43巻)が完結したと言うべきか。翔年は平成15年から文庫本が出るたびに購入して読み継いできた。文庫本は3冊ぐらいずつ間歇的に発刊されたので、長編とはいえ、読むほうにとってはとても楽で、次の発刊が待ち遠しく思えることもしばしばでした。

「ローマ人の物語」文庫本全43巻 −タイトルを見ているだけでローマ史が蘇る
ローマ人の物語全巻
 次の巻の刊行を待っている間に、折にふれて塩野語録をこのBlogでも取りあげてきました。それは「ローマ人の物語」が塩野さん独特の歴史観によって書かれている魅力とともに、現在を見つめている目、特に我が日本を見る塩野さんの慧眼が感じられたからです。



9月刊行の「ローマ世界の終焉」3巻
ローマ人の物語41,41,43
 例えば41巻「ローマ世界の終焉」では
亡国の悲劇とは、人材の欠乏から来るのではなく、人材を活用するメカニズムが機能しなくなるがゆえに起こる悲劇、ということである。」

と書いてある。 
→ バカな民主党の間違った政治主導が脳裏に浮かんできますね。

 また43巻にはユスティアヌスの甥で皇帝を継いだユスティヌス二世は帝国の滅亡直前の財政を自らの言葉でこのように言明している。
「『わたしの前で開けられた国庫には、多くの借金の証書以外には何もなかった。帝国の財政の現状は、絶望的とするしかない。軍資金が欠ければ軍事力を欠くことになり、このままでは蛮族に蹂躙されるしかなくなる。』
 これが、最大に領土を拡張し、最高の権勢を誇り、最も反映したと言われるユスティニアヌス時代の、東ローマ帝国ないしビザンチン帝国の姿であった。」

→ 自民党時代から始まって、民主党に政権交代してからますます酷くなっている放漫財政の現状に想いが至らない人っているのでしょうか。
これは古代ローマを語りながら、日本国へ警鐘をならしている塩野さんからのメッセージそのものでしょう。

 次のエントリーでは、イタリアにお住まいの塩野さんが「文藝春秋」誌のコラムで、直接我々に提言されていること等について書きたいと思っています。


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November 23, 2011

謎の巨大人工物 −中国の砂漠に存在

これは一体何なのでしょうか?
中国の砂漠の真ん中にあります。Google Mapsで見ることがができます。
※この情報は”GIZMODE"  というサイトで詳しく知ることが出来ます。
謎の巨大人工物jpg

アメリカの軍事衛星は既にこの正体を見破っているのかもしれませんが、我々日本人には知らされていない情報なのではないでしょうか。(もし、お分かりの方がいらっしゃったら教えていただきたい)

〇 秘密の軍事基地か?
〇 秘密の実験場か?
〇 宇宙探査施設か?
〇 はたまた、人類が幸せになれる凄い研究施設か?(笑)


GIZMODEによりますと、
1 このエリアは中国は甘粛省酒泉市敦煌市(チベット高原を横切りクムタグ砂漠に続く疏勒河の北方)
2 広さは、南北に約1.5km、東西に約1km
3 白い線の巾は約20m、(道路でいえば4車線ぐらい)
だそうです。

翔年は何かの実験施設ではないかと想像していますが、どうなのでしょうか? 
いずれにしても、不思議な巨大人工物です。 読者の皆様も情報を集めて推理していただき、その結果を是非教えていただきたいです。

中国は偵察衛星を破壊する人工衛星を持っていますから、アメリカの軍事衛星を打ち落とすことが可能です。
また、コンピュータシステムをハッキングするだけでなく、システムの正常な機能をマヒさせる技術ももっています。(専門の技術者は3万人以上を有しているとか) ですから、いざ鎌倉ということになれば、アメリカの軍事機能を相当程度低下させ、混乱させ、正常な判断をできなくする力を既に持っています。
日本政府の情報収集能力と情報分析力が試されていると思います。


  
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November 09, 2011

東日本大震災被災者への支援を継続しよう −具体例

 3月11日のあの三陸沖地震に起因する大災害被災の皆さんは、厳しい冬の到来を前にしてどんな気持ちでお過ごしであろうか。想像するだけで胸が痛みます。

 以下は阪神・淡路大震災語り部と称して東北に脚を運んで際限のないボランテァ活動に取り組んでおられる磯田昇氏(ペンネーム桂木俊介)の現地からのメールの一部をご紹介します。

岩手県遠野市(地震災害だけで、津波被害はない)を中心に活動しています。今からは医療関係の専門家達と仮設住宅なども周り、住人の心理相談やマッサージ等も出来る体制を計画しています。

現在は専ら文化活動支援の名目で、全国から寄せられた厖大な図書などを整理して(学芸員・図書館司書などの仕事)被災地から1時間位の場所に仮設図書館を設置(済み)し、子供たちが授業に使う副教材としての地図・辞書などを夫々の学校で使うときに、送ったり集めたりするそのような図書館です。

体制を整えるのに後1年は確り掛るでしょう・・・役立てばよいのですが。。。。

マスコミ報道とは裏腹に全く復旧も進まず(一部にきざしもありますが)、特に小さな市町村で力のないところは、原状回復すら儘ならぬ状態です。
時間的にも阪神の数倍は掛る感じがしますね・・・被災者にはお気の毒ですが。


→ 復興に阪神淡路大震災の数倍がかかるとすれば、被災地の皆さんにはまだまだ大きな困難が立ちふさがっているということです。思うにこのような大災害の支援活動を効果あるものにするには、一時的な募金活動やボランテァでは不十分で、長期に亘って物心両面の心のこもった支援活動を続けていくことが求められているのではないでしょうか? 


1 地域に入り込んでの長期のボランテァ活動
 磯田氏は夏休みには学生を引き連れて東北でボランテァ活動をしたり、実現の為の体制つくりというか組織つくりまで継続して活動されているので頭がさがります。
※関心のある方は氏のレポート「東北被災地巡回レポート 4」を翔年がお送りします。


2 被災地グループと手をつないだ長期支援
 知人の浅野小夜子さん(ニードル・アート作家)のグループの活動はご本人から語ってもらい、熱い想いをじかに受け止めてあげましょう。

ハートがいっぱい❤東北支援チャリティ展
❤作る人と買う人の気持ちをひとつにして❤


 
3月、東北を襲った未曾有の大災害を目の当たりにしてしばらくは呆然と何も手に付かない日々を過ごしておりましたが、被災した皆様が再起に向けて頑張られている様子を見て私達も何か出来ることをしたいと思うようになりました。
 生徒さん達や友人に声を掛けると快く賛同してくださり、皆で手作りの小物をたくさん作り9月末に第一回のチャリティ展を開催いたしました。その売上金を手渡し出来る、出来れば手芸・クラフト関連の個人か小さいグループへ継続して応援していきたいと思い支援先を探しておりましたところ朝日新聞で「東北グランマプロジェクト」のことを知りとても共感いたしました。
 震災で仕事を失った女性達がクリスマスオーナメントを作ることで仕事を得てしかも、針を動かすことに生きがいと喜びを見出されてるとのこと。材料がオーガニックコットンの残布だというのもいいですね。
 私達、大阪のグランマ達は商品を買うことと寄付の二本立てでこの東北のグランマ達が本来の仕事が出来るようになるまで支援して行きたいと考えています。
  先日早速、第一回のチャリティ売上金で商品の購入と寄付を致しました。11日〜15日の作品展でクリスマスオーナメントの販売を致します。ちょうどクリスマスシーズンに入りますしたくさんの方にこのプロジェクトを知って頂くいい機会にもなればと思っています。



「布と糸で描く絵」
第5回 浅野小夜子手芸教室作品展

2011年11/11(金)〜15(火)
11:00〜18:00(最終日17:00まで)

GALLARY 4匹の猫
大阪市北区茶屋町5-2  Tel 06-6359-6516


→ この手芸展は明日からです。大阪の便利な場所にありますので、関西の方はこの支援活動にご協力いただければうれしいです。


3 学童、学生への10年間の育英資金
 建築家の安藤忠雄氏の発案で始められた有名な「桃柿育英会」です。同じ名前で阪神淡路震災の時に初めて作られ、4億9千万以上の資金を子供達の学資に共うされました。やり方は極めて簡単、寄付は一口一万円、それを10年間続けるという会です。
→ 熱しやすい人は是非この会に入ってください。自動口座引き落としを希望すれば、毎年決まった日にちゃんと銀行から引き落としてもらえるので忘れても大丈夫です。(笑) 経済的困窮に陥った学生はこの長期資金によって生活設計が可能になるのですから、このような援助を受けた学生は勇気を与えられ、感謝する気持ちが湧き、心があたたかくなるというとても素晴らしい支援方法だと思います。

 読者のみなさん どうかもう一度3月11日を思い出して、このような長期に亘る支援活動に是非ご支援ください。よろしくお願いします。

  
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November 06, 2011

福島第一原発で今一番知りたいこと、肝心なこと −事実と原因分析

 翔年は原子力平和利用(発電を含む)賛成派である。今回のエントリーではその理由と原子力平和利用のシンボルともいえる原子力発電所が悔やみきれない大事故を起した原因を知るために、今なお伏せられている一番知りたいことについて書く。なぜなら、ここが政府から明らかにされない限り、原発を推進するにしろ、脱原発を目指すにしろ、科学的な根拠をもたない判断になるからである。


「原子力平和利用推進に賛成する根拠」
 振り返ってみると翔年の人生は原子力平和利用の歩みとほぼ重なっている。
1 1945年: 第二次世界大戦敗北後、我が国は連合国から原子力に関する研究が全面的に禁止された。
→ 敗戦国の悲哀、エネルギー資源の無い国故、将来展望が描けない辛さ。

2 1952年4月: 連合国と我が国との平和条約 (サンフランシスコ講和条約) が発効したため、原子力研究は解禁された。
→ 資源の無い小国にやっと光が差し込んできた。

3 1955年: 原子力基本法が成立。その心は、機密をなくしてすべての情報を「公開」すること、軍事機密が日本に入るのを防ぐため外国人に依存しない「自主」を貫くこと、政府や産業界などの独占的選考を防ぐ「民主」的であること、この三原則だった。
→ 今でもこの三原則は大事であると信じる。守られていない現状が問題である。

4 1956年: 世界初の商用原子力発電所、イギリスのコルダーホール発電所が運転開始。
→ 新しいエネルギー時代の到来であった。

5 1956年6月: 日本原子力研究所(現・独立行政法人日本原子力研究開発機構)が特殊法人として設立され、研究所が茨城県東海村に設置された。
→ 大学は原子力工学がもてはやされ、電力業界では原子力の人材育成がはじまる。

6 1963年10月26日: 我が国で最初の原子力発電が行われた。東海村に建設された実験炉であるJPDRが初発電を行う。
→ これを記念して毎年10月26日は原子力の日となっている。

7 1970年: 9電力のトップをきって関西電力の美浜発電所一号機が運転開始。発電した電気は大阪の万博会場へ送られた。
→ 当時「原子の火」が点ると称された。我が国の輝かしい未来を約束すると国民は希望を抱いた。


 発電に限定して原子力平和利用の歴史を振り返ると我が国は着実に原子力の技術力を高めてきたことがわかる。ただし、物には二面がある例え通り、平和利用とはいえ、原子力利用には負の部分が必ずあり、国内では絶えず推進派と反対派の対立があった。当時、政党左派の反対派はイデオロギー闘争をしかけ、お世辞にも科学的な理論闘争とはいえない戦いであった。翔年と同世代の方は感慨深いものがあるに違いない。

 上に概観した平和利用の膨大な技術とノウハウを、事故の原因も分析しないうちに、全て捨てようとしたのが元総理の菅直人だった。翔年は判断をするには徹底的な原因究明が先であるべきと信じるが故に、現在のところ、脱原発の風潮に真っ向から反対する。


「今一番知りたいこと」
 11月1日に東電は2号機の格納容器内から半減期の短いキセノン133と135が微量に検出されたと発表した。これは燃料が再臨海にに至ったのではないかとの疑念を抱かせる事態である。
ところが、3日、検出されたキセノンが極微量なことなどから、東電は核分裂反応が連鎖的に進む臨界は起きていないと結論づけた。
 原子炉内では、運転時に生成した放射性物質キュリウムが自然に核分裂する「自発核分裂」が散発的に起きており、極微量のキセノンはキュリウムの分裂で説明できると発表した。一方、経済産業省原子力安全・保安院は「局所的な臨界の可能性は否定できない」との見方を変えておらず、東電から分析結果の報告を受け、改めて評価するらしい。
→ よく事実を吟味して、正しい判断を発表して欲もらいたい。判断が覆ってはならないし、両者の見解が一致することがより望ましい。

 翔年はメルトダウンした燃料について次のようなことをもっともっと知りたい。
1 メルトダウンした燃料は現在何処にあるのか? 格納容器の底なのか? 底が抜けているとしたら、何処にとどまっているのか? 原子炉建屋内にとどまっている保証はあるのか?

2 メルトダウンした燃料はドロドロに溶けたものが、水で冷やされ塊になっていると思われるが、大きさはどのぐらいか?
 
3 塊が大きいとすれば、外部から水で冷却しても中心部にはその効果が十分及ばないはず。計算では中心部の温度はどの程度と推定しているのか?

4 もし、塊が相当大きいのならホウ酸の注入など、単なる気休めに過ぎないのではないか?(中性子の減速に何の効果も生まないはず)

5 今後これ以上放射性物質が空気中や地下水や海水中に漏れ出すおそれはないのか? あるならどの程度か? その対策は打っているのか?
→ これは国際的にも大きな関心事である。

6 キュリウムが自然に核分裂する「自発核分裂」が散発的に置きているというが、その根拠を詳しく説明すべき。
→ 翔年はこれは東電に随分都合のよい理屈に見える。

7 原子力建屋の中へは現在人間は何処まで入れる状態なのか? 近づくことの出来ない場所は発電所内のどこに存在するのか。建屋内と敷地内の放射線量を等高線のように平面上に示して明らかにし、公開されたい。

8 東京電力と政府の発表はメルトダウンにしろ、高濃度放射性区域の存在にしろ、今回のキセノン133と135の発表にしろ、情報が小出しで全体を見通した発表がなされない。意図的か意図的でないかは分らないが、もっと原子力発電所の全体的状況の把握ができるような発表の仕方にすべき。
→ 現状は原子力基本法の「公開」の原則に反しているといわざるを得ない。

9 過去においても、今回の大地震によっても、全ての原発が一旦は正常に停止(スクラムダウン)している。その後の津波による被害によって事故に差が生じたと思われるが、我が国の発電所別、号機別に全てのサイトの状況が知りたい。
→ 技術力のレベルが把握できる。立地条件や号機の原子炉タイプの差異から、学ぶべきことがらがあるはずである。

10 東電はBWR(沸騰水型原子炉)のマーク機▲沺璽供△修硫良型等の差異、さらに政府はBWR(加圧水型原子炉)とPWR型の差異(優劣)について、技術的にキチンと評価して国民の前に示すべきである。
→ 十把ひとからげに「脱原発」を唱えるほど馬鹿げたことはない。冷静な考察と評価は最低限必要であろう。それを怠って短絡的な判断を下すとしたら、必ずや後世に禍根を残す。



 現状で福島原発の状況を技術的に説明してくれる資料は大前研一氏のグループがまとめた「福島第一原子力発電所事故から何を学ぶか」(全186ページの報告書PDFファイル)に優るものはない。翔年は必ずしも、この見解に全て同意するものではないが、関心のあるかたは是非お読み下さい。 多くの疑問が解消できることを請け負います。

 上に述べたような技術的考察を全て終えてから、政府は初めて将来の基本的なエネルギー政策を出すべきであろう。地震国の我が国は世界に先駆けてこれらの作業を冷静沈着におこない、真摯な反省を込めた報告書を提出すれば、原発に対する世界中の不安を和らげ、将来に対するエネルギー政策の正しい方向性を導き出す手掛かりを提供できることは間違いない。それはとりもなおさず、我が国の技術力と社会の民度の高さを、改めて世界に知らしめることになるだろう。

 このエントリーの続きは全ての原発に対する事実が包括的に発表された後に、書きたいと思う。それは当然、我が国のエネルギー政策の中に原子力発電を如何に位置づけるかを検討し、冷静に結論を引き出す試みになるはずである。
  
Posted by mtmt0414 at 01:25Comments(2)TrackBack(0)Technology

October 27, 2011

南イタリヤの旅 −ポンペイ遺跡他

 南イタリアの旅(11日〜20日)をしてきた。旅程は10日間でした。

一日目 関空からイスタンブールへ(13時間)
二日目 イスタンブールから南イタリヤの玄関口ナポリへ(2時間半)、ポンペイ遺跡(世界遺産)、ナポリ歴史地区(世界遺産)
三日目 カプリ島、青の洞窟
四日目 アルベロベッロのトゥルリ地区(世界遺産)、マテーラの洞窟住居(世界遺産)
五日目 アマルフィー海岸(世界遺産)、エメラルドの洞窟
六日目 カゼルタ王宮(世界遺産)
七日目 ローマ歴史地区(世界遺産)スペイン広場、トレビの泉、コロッセオ、
バチカン市国(世界遺産)ヴァチカン博物館、システィーナ礼拝堂、サンピエトロ寺院
八日目 サンタンジェロ、フォロ・ロマーナ、パンテオン
九日目 パラティーノ博物館、 ローマからイスタンブールへ(2時間半)
10日目 イスタンブールから関空へ(11時間)  
 どこもかしこも興味深かったけれど、何と行ってもポンペイの遺跡が一番興味をそそられました

ポンペイの街(1900年前)の大通り     photo by iPhone
ポンペイの遺跡
 港町として栄えていたポンペイの街は、紀元79年、ヴェスヴィオス山の突然噴火で一瞬のうちに灰の下に埋もれてしまったのでした。三日間で4メートルの灰の下に埋まってそのまま1900年間、地下に眠っていたのですが、18世紀になってナポリ王が発掘して古代の街が遺跡として蘇ったのです。それも街全体の構造のみならず、円形劇場、アポロン神殿、野外劇場、音楽堂、公衆浴場、大邸宅、娼館までがその姿をとどめているのに眼を見張りました。1900年前の街を歩いた時、この街を造り住んでいた人々の技術力の高さが偲ばれて、思わずメモに留めたのが以下の項目です。

1 ティレニア海に開けた街は碁盤の目に造られている。
2 道路は車道と歩道に分けられている。車道には馬車の轍の跡が敷石が磨り減ってハッキリ残っている。
3 碁盤目なので、交差点があり、横断報道が設けられている。
4 広場には車が入れないように「車止め」が設けられている。(中は歩行者天国)
5 歩道に水道管(鉛管)が埋設されている。(歩道に埋設されているのをこの目で確かめました)
 車は馬車だったと思われますが、街としての構造は現代とそう変わらないのに驚きましたね。

ポンペイの娼館
 それに、この街には娼館が25もあったのです。繁栄していた港町なので、大儲けをした商人達の需要があったのでしょうね。もう少し掘り下げて読者のために調べてきましたよ。
 まず、娼館は馬車一台が通れる狭い裏通りにあります。そしてそのありかを外国の商人達に報せるために、大路の敷石に目印が設けられていたのです。
 その目印とは? 歩道の敷石に男性器の絵が彫ってあり、それが娼館のある方向を指示していた(笑)のです。金をしこたま儲けたそのころの商人になったつもりで考えてください。次に必要なのはどんなサービスが受けられるかではないでしょうか。それもポンペイは抜かりはありません。チャント壁面に写真に示すようなエロチックな絵がズラッーと並んでいたので、あなたはその絵を指差すだけでOKだったのです。あなたが金持ちなら二階の大きな部屋に案内されるでしょうし、そうでなければ窓もない小さな部屋に案内されるはずです。ハイ。ここから先はご想像にお任せいたしましょう。


 イタリヤにも少し慣れた頃、レストランで食事をしながら流しのカンツォーネ(4名)を聴いた時には、みんなリラックスして一緒に歌うやら踊るやら、梅田新地のどこかの夜と何ら変わらない夜が更けていきました。


ローマの松
ローマの松
 ローマの松は何故かどれもこれも写真のような姿をしていました。天女が羽衣をかけたくなるような枝がないのです。公園などでは上空を松の枝が覆ってまるで天幕を張ったようでした。

 最後にレスピーギの交響詩「ローマの松」で映像(50秒で変ります)とともに音で古代のローマのイメージをお楽しみください。彼はこの曲で単に松のことを描こうとした訳ではなくて、松という自然を通して古代ローマへ眼を向け、ローマの往時の幻影に迫ろうと意図したそうです。
ではクリックしてyoutubeで どうぞ!   http://youtu.be/XemYkEZ0IX8


追記
イタリアのインターネット事情
ナポリ、アルベロベッロ、ソレント、ローマのホテルは全てWiFiで接続可。ただし、
部屋によっては電波が弱く、ロビーホールのみ接続可、また、アルベロベッロのホテルは有料(1ユーロ/2時間)
街の広場、駅などの公共施設もネットのインフラは貧弱なようで、無料のWiFiはキャッチできませんでした。

追記2(11/3)
今日朝のTVで、佐渡裕の「題名のない音楽会」で、レスピーギの「ローマの松」が放映されました。また、Eテレでは10月はマキャベリの「君主論」が4回に分けて放映されました。今まで見逃していたものが目に止まるようになったのは今回の旅行の影響です。

  
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October 11, 2011

天神さんの古本まつり -囲碁はボケの予防の妙手

 今年も天神さん(大阪天満宮、南森町)の古本まつりに行ってきました。翔年の最近の傾向としては、新刊本を買うのと古本を買うのが半々ぐらいになってきたように思います。古本屋さんの方が懐かしい作家の本に出合えるし、新刊がで出たとき店頭で手にとって「読みたいな、でも時間がとれないかな?」とパスした過去の本にたいてい再会できるからすごく楽しいです。
 
 今回の収穫はそういう3冊でした。

辻邦生著「銀杏ちりやまず」 1,300円
銀杏散りやまず
 若い頃、この作家の「背教者ユリアヌス」をよんでギリシャの歴史に強い関心が湧き、無理してギリシャを訪問しました。同じ作家の「春の戴冠」と塩野七生さんの「ローマ人の物語」(文庫本43冊)とを読んで、ローマへの感心がまたまた高まりました。それで、翔年は明日から20日まで、南イタリアへの旅にでます
 そういうわけで古本まつりでローマ関係の本を注意して探しましたが、気に入った本は見つかりませんでした。日本の読書人はギリシャ、ローマに関心が薄いのでしょうか? それとも歴史学者や専門家しか興味を持てないような専門書が多いのでしょうか? とにかく、関連本が少なすぎと感じました。



金子満雄著「囲碁はボケ予防の妙手」 300円
囲碁はボケ予防の妙手

 痴呆の定義
「一旦、脳が完成された後に、脳全般の機能(左半球も右半球も前頭葉から後頭葉まで)が何らかの原因で軽度広範に障害されて、その結果、社会活動、家庭活動に支障を来たす程度に理解力、判断力、機転、発想、記憶などが低下してきた状態である」


 金子先生は
これまで長い間、軽度、中度痴呆を野放しにしておいて、どうしようもない重度になって、初めて「介護、介護」と叫んでいたのは、あまりにも「能が(脳が)なかった」
とおっしゃっている。予防に取り組まなくちゃいけないということらしいです。
 翔年は「囲碁教育研究会」の会員と一緒に、この先生の「脳の働きのテスト」を受けたことがあります。この本をよく読んでから、われわれが参考になりそうなところをピックアップして、みなさまにご報告できるといいなと思っています。



長嶺超輝著「裁判官の爆笑お言葉集」 100円
裁判官の爆笑お言葉集
 スナック乱射事件」で4人を射殺した暴力団幹部の被告人に、求刑どおりの死刑判決を言い渡した裁判官がこんなことをのたまっています。
「死刑はやむを得ないが、私としては、君にはできるだけ長く生きていてもらいたい。」

 これは裁判官の「訓戒」というものだそうです。翔年はこのようなやさしげな裁判官に好感はもてません。





  
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October 02, 2011

毅然とした態度は素晴らしい  −サッカーの川島永嗣

 スポーツには応援がつきものだけど、サッカーのサポーターや野球の応援団はしばしば目に余る行動をする。これはちょっと旧聞に属することながら、書かずにはいられないちょっと複雑な国際的事件です。

川島永嗣選手 by Wikipedia
Eiji_Kawashima
 それはベルギーの一部リーグリールセで活躍する川島永嗣選手が主役。対ゲルミナル戦(8/19)で,熱戦に興奮したゲルミナルのサポーターが「カワシマ!、フクシマ!」と連呼して川島を挑発した。この野次に福島原発事故に心を痛めていた川島は堪えられなかった。怒り心頭に発しサポーターと審判に対して猛抗議を行ったので、審判は試合を一時ストップしたのです。

 試合の経過の一部がこのyoutube にありますからご覧下さい。5分過ぎに卑劣な野次が聞こえます。
どうそ。 http://youtu.be/bdbpgURYA8E

 翔年は悪質な野次に対して猛抗議をした川島選手はあっぱれだと思います。たいていの日本人はこういう悪質な許せないヤジに対しても「バカなサポーターはどこにでもいるもんだ。子供よりレベルの低いサポーターなんか無視しよう。」と自分から矛を納めてしまいがちですもの。
 試合を止めた審判の判断も流石だと思います。鈍い審判なら、猛抗議している川島選手にイエローカード出したかもしれない場面ですね。

 さて、この事件にはまだ後日談がありました。
1 ベルギーでこの卑劣な野次について国民的議論が沸き起こったのです。勿論、さまざまな意見があったのですが、どうやらベルギー国として恥ずべきことだというところに世論が落ち着いたのです。
2 ベルギーサッカー協会は騒ぎを起したゲルナミルに対して罰金と川島選手と日本大使館への謝罪を申し渡しました。
3 ゲルナミルは公式HPに日本語で謝罪文を掲載し、9月に入ってからゲルナミルのファノペン会長が直接川島に謝罪してようやく騒ぎは落着したのです。

 卑劣な野次が起した騒動ではありますが、翔年は何か心に深く感じるものがあります。それは川嶋選手の毅然とした行動、ベルギー国民の冷静な議論による世論形成、ベルギーサッカー協会の適切な指示など、この事件にかかわった方々が正しい行動をとられたために、後味の悪くない結末にホッとするだけではなく、むしろ関係者に敬意を表したい気持ちになっています。ベルギーだからこんなさわやかな結末に落ち着いたのです。ベルギー国民に感謝申し上げます。これが民度の低い国だったなら、こうはまいりますまい。

 
 




  
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