2009年11月05日

アメリカとドイツからのお客様 −いきいき塾

 アメリカにいる囲碁友達の紹介で、北カリフォルニアにある "Bay Area Go Players Association"の中心メンバー夫婦が2日、3日にいきいき塾に来た。

すっかりくつろぐリサとロジャー(米国)
リサとロジャー

 丁度、同じ時期に碁友のTさんのところにきていたドイツの男女学生を合流させて、2日にいきいき塾で臨時碁会を開いた。



ドイツから来たオルガ(右から二人目)とベンジャミン(右)、 ベンジャミン(左手前)とロジャー(右奥)
オルガとベンジャミンベンジャミンとロジャー

 対局者全員、囲碁三昧の境にはいっているのが、画面から伝わってきますね。強い、弱いに関係なく、何時でも真剣に打つのが塾の特長です。



 
 いつも感じるのは、しゃべる言葉は違っても碁の持つ不思議なコミュニケーション力のお陰で、初対面であっても打ち始めると誰も彼も囲碁に没入してしまって、何人であるなんてことは全く忘れてしまうこと。参加者全員が囲碁の楽しさを満喫できたと思う。



 ドイツの学生二人は14日から東京で行われる「ペア碁」(テニスのミックスダブルスみたいなもの)のドイツ代表であった。そしてドイツでは女学生がハンブルグ囲碁倶楽部の会長、男子学生が副会長として活躍しているそうだ。彼らは自分達の倶楽部はアジア圏以外では最も大きな囲碁倶楽部だと胸を張っていた。

 食事時には、客人同士で囲碁倶楽部の会員へのサービスやイベントのやり方等、有益な情報交換もさかんに行っていた。

(常連の川西市のTさん、今回初参加の神戸市のMさん、いろいろお世話いただきありがとうございました)  
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2009年11月04日

桃栗三年 →モモ膝三年 →乳繰り三年

 最近出た荒谷一成著「囲碁名棋士たちの頭の中」に小林光一九段の前夫人禮子さんが色紙に揮毫された言葉が『桃栗三年柿八年』の囲碁版ともいうべき、『桃栗三年囲棋一念』だったことを知った。(※囲棋(イゴ)は囲碁と同じ意味)
 桃や栗なら三年で実がなるが、囲碁棋士は情熱を一生貫く覚悟がなければ実らないというメッセージだという。さすが、木谷家をついだ人の言葉だけに重みを感じる。

 ただ、人はこういう生真面目な標語に出会うと感心する反面、一方でなんか知らないが反発心もどこかに湧くのではないだろうか?
 例えば、至誠の人、西郷隆盛が残した「誠は天の道なり」に、夏目漱石が「誠は天の道なり、人の道にあらず」とさらりと付け加えたように……。

 桃栗三年のバリエーションでは、かつて吉行淳之介の随筆から、翔年は「モモ膝三年尻八年」を書いた。勉強熱心な方は2005/08/05のこちらを復習していただきたい。

 吉行さんにはとても及ばないが、翔年はどこかでこんなバージョンを読んだ記憶がある。

乳繰り三年ガキ十ヶ月
  
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2009年10月31日

ピン・クッション(pincushoin flower=松虫草)

 時々でかける自宅近くの喫茶店「ギャルソンヌ」の窓際で、今まで見たこともない花を見かけた。ママの話では「ピン・クッション」と言うそうだ。なるほど、ピン・クッションとは針山のこと、花の形状からの命名らしいと納得。

窓際のピン・クッション photo by iPhone
ピン・クッション2

 気に入ったので、帰宅して青木繁伸氏の「植物園へようこそ!」で調べた。南アフリカが原産だ。


ピン・クッション   photo by Shigenobu Aoki
pin-cushion

 「英辞郎」で調べると、英語では"pincushion flower"とあった。園芸界ではピン・クッションでいいかもしれないが、英語の日常語では「ピン・クッション・フラワー」とやっぱり「フラワー」をつけないといけないだろうと納得した。




ジョイ・キング、ジョイ・リボン photo by Shigenobu aoki
joy-kingjoy-ribbon

青木氏によればこれも仲間だという。



松虫草(マツムシソウ) photo by Shigenobu Aoki
matsumushiso

 和名の松虫草も仲間らしい。名前の由来はマツムシの好みそうな草地に生えるからとか、マツムシがなく頃に咲くからとか諸説がある。



紫の泡を野に立て松虫草    長谷川かな女

恋の記憶藪へいざなふ松虫草    加藤知世子

母遅れ松虫草の野に沈む     佐藤琳子



 因みに喫茶店名の「ギャルソンヌ」とは「男みたいな娘」のことだという。最近はギャルソンヌが多いですナ。ご同輩!




  
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2009年10月29日

日本郵政の経営陣 - ひどい老害?

 民主党が主導した日本郵政の経営人事が28日に決まった。新経営陣は9人から18人に増えただけではない。改革とは程遠い、昔に戻ることを企図した布陣に見える。マスコミの報道では全員の年齢が記載されなかったが、翔年が調べた所、恐るべき高年齢の経営陣だ。若い人が取締役会を見学したら、老人ホームと錯覚したとしても許されると思う。
 見識の欠如した政治家が好き放題の人事をした結果、日本郵政は「民」から「官」へ大きく舵を切った。民間会社でありながら、何もかも「政治家」が決めている。(コンプライアンス皆無)

取締役の年代別人数を見ると
70歳代=11名、最高齢は曽野綾子の78歳
60歳代=5名
50歳代=1名
40歳代=1名
平均年齢=67.7歳
この布陣で、21世紀のわが国の郵政事業を描くことができるのだろうか? 

会長 ※西岡喬(三菱重工業相談役)73歳
社長 斎藤次郎(元大蔵次官)73歳

「副社長、4人」 
足立盛二郎(元郵政事業庁長官)65歳、→ こういう経歴の方が必要なの?
坂篤郎(前内閣官房副長官補)62歳、
高井俊成(元日本長期信用銀行常務)63歳、
関根誠二郎(キヤノン情報通信システム本部長)61歳

「取締役、12人」
石 弘光(元政府税調会長)72歳、
井上秀一(元NTT東日本社長)71歳、
入交太郎(入交グループ代表取締役)50歳、
岡村 正(東芝相談役)71歳、
※奥田碩(トヨタ自動車相談役)76歳 →最も留任して欲しくない人物です。
神野吾郎(中部ガス代表取締役)49歳、
小池清彦(新潟県加茂市長)72歳、→ 市長は民間企業の役員になってはならない。
杉山幸一(元三菱重工業常務)72歳、
曽野綾子(作家)78歳、→ 保守的なひと、何といってもご高齢。
原田明夫(元検事総長)69歳、
松尾新吾(九州電力会長)71歳、
渡辺隆夫(西陣織工業組合理事長)70歳
(※印は留任)


 翔年は思う。小沢幹事長の選挙対策が政策とセットになっている。例えば、農家への個別所得補償で、田舎の票を金で買い、今また、郵政を官業に戻して地方の票をごっそりいただくのだろう。「自民党をぶっ壊す」といって郵政民営化を推し進めたことで、田舎の郵便局長を中心とした自民党の集票マシーンが壊れた。小沢民主党はそこにつけこんで、選挙の集票マシーンをそっくり手に入れる腹づもりであろう。
 そうするとかつての自民党がそうだったように、選挙の一票の価値を公平にしなければならないという発想は民主党からは出てこないであろう。(だんだん民主党は昔の自民党に近くなった来ている。)
 この観点は今後もシッカリ監視していきたい。

  
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2009年10月26日

碁の替歌 −コウの先生、他

 碁はいうにおよばず、遊びならなんでもござれの「游の達人」が大勢あつまる「碁吉会」というすばらしい会を主宰なさっている高野圭介氏から、年末の「ボウクリ会」(忘年会とクリスマスを兼ねた催し)の出し物として、替歌を出して欲しいと要請があった。替歌を作って、皆さんに歌ってもらうのは大好きなので請け負った。

 まず、野ばら社の「日本の歌(第4集、昭和40-53年)」をぱらぱらっとめくって、翔年がよく知っている歌で、だれでも歌いやすそうなものを探しました。森昌子が歌った1972年のヒット曲「せんせい」でいこうと決めました。(このとき既に、高野先生が脳裏にありました)歌詞の一番を2回口ずさんで、碁のイメージを頭に描いたら、替歌の歌詞がするする出てきました。慌てて紙に書き留めて、語句をちょこちょこっといじったら、あらら、半日でできちゃいました。できちゃった歌をご覧下さい。


「碁の(コウの)せんせい」    

(元歌)  阿久 悠作詞 遠藤 實作曲  唄 森昌子
淡い初恋 消えた日は
雨がしとしと降っていた
傘にかくれて 桟橋で
ひとり見つめて 泣いていた
幼い私が 胸こがし
慕いつづけた ひとの名は
先生 先生 それは先生


薄い黒石 死んだ日は
白がチクチク攻めてきた
手入れを忘れて 死んだ黒
石を見つめて 泣いていた
拙い私が 胸こがし
慕いつづけた ひとの名は
先生 先生 碁の先生

2 
力の限りに 考えて
連絡はかるも 無駄なこと
恐い白石 悪い石
放り込み打たれて 死んでいた
何とも言えない 悲しみに
胸をいためた ひとの名は
先生 先生 コウの先生

(くりかえし)
碁を打つことの しあわせを
そっと教えた ひとの名は
先生 先生 高野先生

※囲碁を知らない人のために
コウは囲碁用語。高野氏はコウ争いに強いのは勿論、碁がめっぽう強いステキな先生。


 過去の楽しい「ボウクリ会」の様子こちらにあります。


 ボウクリ会の後は正月の遊びの歌留多、百人一首の替歌とまいりましょうか。

(2 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山   持統天皇)
序盤過ぎて中盤来にけらし白妙の風呂敷ひろげるアマの天狗山  アマの天狗

(5 奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき 猿丸太夫)
深奥の手筋かきわけ聞く石の声聞く時ぞ心うれしき 猿真似太夫

(7 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも   阿倍仲麻呂)
アマの碁の振り変わりみれば悲しなる二、三十目も足らぬ局かも アマの仲好

(10 これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬもあふ坂の関   蝉丸)
あちこちとつけては跳ねて切りまくり死ぬも死なぬもザル碁の局 細川捌輔
三連星打つも打たぬも広げては知るも知らぬも大風呂敷の碁   竹宮太夫


(14 陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに乱れそめにしわれならなくに 川原左大臣)
隅奥のしのぶもぢずりそれよりも乱れそめにし今日の右隅   乱れ星朝臣  

(17 ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれないに水くくるとは  在原業平朝臣)
昔より助言も聞かず大甘碁地をくれないのコミが出ぬとは    無茶門殷

(20 わびぬればいまはた同じ難波なるみをつくしてもあはむとぞ思ふ  元良天皇)
わびぬれば今また同じ形なり技尽くしても生きむとぞ思ふ   悪形天皇
わびぬれば6目半の大ゴミぞ何が何でも出さむとぞ思う   小寄席名人
 

(23 月見れば千々にものこそ悲しけれわが身ひとつの秋にあらねど  大江千里)
那智黒に千々に蛤乱れけり我が身一つの臥所にあらねど  囲碁愛奴

(48 風をいたみ岩打つ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな 源 重之)
切りをいたみ防戦の戦始まりぬ獲られて物を思うころかな  無力の朝臣   

(60 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天橋立  小式武内侍)
大斜がけいく野の道の遠ければまだ勝ちも見ず無理な石立て  力自慢法師

(70 さびしさに宿を立ちいでてながむればいづこもおなじ秋の夕ぐれ  良暹法師)
悔しさに席を立ちいでて盤みればいづこもおなじ屍るいるい  悪力法師 
苦しさに盤を立ち出でて眺むれば煙草の煙目にぞしみいる    弱虫太夫


(77 瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ   崇徳院)
切をいたみ目つくりせかるる中盤の捌きの末は生きんとぞ思う   捌きの輔

(99 人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふゆゑ物思ふ身は   後鳥羽院)
死ぬは嫌殺すはあじきなし接待碁商談願ふ物思ふ身は   接待関白


※多すぎる囲碁用語の解説は無粋なので省略しました。碁をご存じない方、ごめんなさい。

  
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2009年10月25日

財政規律を守れ! −民主党に望む

 わが国の財政状態について、21日の NewYork Times に "Rising Debt a Threat to Japanese Economy" というタイトルの記事がありました。
サブタイトルはこんなでした。
TOKYO — How much debt can an industrialized country carry before the nation’s economy and its currency bow, then break?
「鳩山政権、危機管理能力なし」とか「日本は“失われた20年”に突入」とか「日本は債務不履行に陥るか、通貨価値崩壊」など、結構刺激的な記事ですが、多くの納得させるものを含んでいるように思いました。外国の大方の見方がこのようになってくると、わが国に外資が入ってこなくなる心配が出てきます。


 民主党政権にとって来年度の予算が最初の高いハードル(財源不足)になるので、翔年はちょっと先回りして、財政規律をシッカリ守らないと大変な未来が待っていることを指摘しておきたいと思います。わが国の財政はほとんど破綻といっても言いすぎでない状態なのですから……。


 財政の破綻とは、家計でいえば借金地獄の「自己破産」、企業で言えば借金の返済見込みがない「倒産」と同じようなもので、ハッキリ言えば「国家の破産」でしょう。この危機感が政府にも、政治家にも、マスコミにも、国民にも乏しいことが一番の問題点です。事実認識にもとづく危機意識なくして抜本的な改革など、できっこないですから。


 わが国は2002年に国際通貨基金(IMF)から「数年以内の国家破産の可能性について」勧告(ネバダレポート)を受けています。どれぐらい深刻かというと、世界117カ国中114位の超借金国家、借金大国であるのです。この勧告に関して新聞報道はほとんど騒ぎませんでした。


 改めて数字で見るとびっくりしますが、主用先進国と比べたら唖然、呆然。ここまで悪化しているのに、放置している政治家、それを咎めない識者やマスコミには批判精神はあるのでしょうか?
 しばしばマスコミからアメリカは借金大国と揶揄されていますが、パーセント表示だとわが国の三分の一です。下を見てください。

2008年度債務残高の比較(債務残高/GDP)
※出典:OECD/エコノミック・アウトルック(83号) 
日本      170.9(%)
イタリア    117.1
フランス     71.0
米国       65.8
ドイツ      64.2
英国       49.8



 「戦略経済研究所21」は、日本国の負債は、2005年度末の時点で
(1) 国及び地方の長期債務残高 775兆円
(2) 政府借入金/政府短期証券 142兆円
(3) 財政融資資金特別会計国債他 143兆円
公的債務総額          1,060兆円

この他に
(4) 政府保証債務 58兆円 を加えると、
                 1,118兆円

になると発表しています。

 これに対して、収入の方は税収です。これは45兆円〜40兆円程度ですので、日本政府は、年間収入の20倍以上の負債があることになります。これはいくらなんでも問題だと思います。


 2001年12月にアルゼンチンは財政破綻しました。その時のGDPに対する公的債務残高は
約60%でした。
 アルゼンチンが60%で破綻したのにたいして、わが国は170%でも何とかやっているのは、さすが日本と思いたいですね。何がどう違うのか? それは単純に言えばわが国が対外債務がないからです。日本の国債を外国政府が買わないだけのこと。代わりに国債をせっせと買わされているのは邦銀です。銀行の預金者は個人ですから、日本人の個人資産が国債に投資していることになっています。危ないです。


 最期に財政破綻をしたアルゼンチン(2001年)やロシア(1998年)は、その時どんな状態になったかを記して、このエントリーを終わります。

(1)預金封鎖(預金が引き出せない)
(2)ハイパーインフレ(ロシアの物価上昇は4年間で1800倍)
(3)大増税

 これは最悪のシナリオです。こんなことにならないように民主党には国民に甘い顔を見せないで、やるべき改革を断固遂行して貰いたいと思う。そして長期的視野に立って財政規律をシッカリ守る方針を打ち立てて欲しい。


※このエントリーは元信光人氏の意見とNYTimesの記事を参考にしました。

  
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2009年10月23日

「人生のセームスケール」の出版延期

 玉川和正氏(建築家)が手塩にかけてWeb上で育てられているすばらしいコンセプトの「人生のセームスケール」が、書籍化されて来年一月に出版される予定でした。が、出版社の事情で半年以上の延期となりました。
 延期の事情はわかりませんが、日頃「人セム」を応援している者として残念でなりません。出版界全体の衰退化のあおりを受けた出版延期でなかったらいいのですが……。


 翔年は「人生のセームスケール」(略して「人セム」)のお手伝いをしているので、紹介記事を何回も書いています。関心ある方は是非「人生のセームスケール」を見ていただきたい。もし、時間がおありの時に、このBBSを覗いていただければ楽しいと思います。玉川氏(たまさん)がほぼ毎日皆様にお目にかかります。

2005/11/27「人生のセームスケール −2000人を突破」
2007/05/24 「偉業達成が近い −人生のセームスケール」
2009/06/30「「人生のセームスケール」が本に…」


 ところで、出版とかCDなどで、絶版になってしまったものを、ファンや愛好家が希望者をリストアップし、ある数になったら版元にリクエストして再出版するシステムがあります。
 「人セム」のような今までこの世に存在しなかった様式の本を世に出すためには、人セム支持者が出版されたら何冊買うという予約を入れるのがいいような気がします。
 翔年は20〜30冊は買って、この種の資料本に興味を持つ友人にプレゼントしたいと思っていたけれど、もっと積極的にみなさんから買っていただく部数を積み上げて、出版社に届けるぐらいのことをしなければならないのかな? と思い直したり、もっとよい方法はないのかな? と思案したりして、なんとか出版に持ち込む妙案はないものかと思案中です。


 「人生のセームスケール」に賛同していただいた読者にお願い! 
1 出版にこぎつけるアイデアがありましたら、教えてください。
2 出版されたら買ってみたいと思った方はお名前をそっと教えてください。



 
たまさんからの通知文です。BBS よりコピーっしました。
**************************************** 
(仮称)『人生のセイムスケール(普及版/ダイジェスト版)』が来年1月マガジンマガジン社から世に出る予定でしたが、出版社の事情により、半年ほど延期されることになりました。
残念ですが、企画が『おシャカ」に成ったわけではないのでご理解下さい。
成るようにしか成らないと思います。
  
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2009年10月20日

西川社長辞任?を考える -見苦しい袋の中のネズミたたき

 日本郵政の西川善文社長を政治家どもが「袋の中のネズミたたき」みたいなことをしている。逃げも隠れもできないネズミ(民間人)をたたいているのは、鳩山首相、亀井郵政改革相、原口総務相だ。
 権力を持つ政治家が自発的な辞任をうながす発言を繰り返し、自らの判断で辞任せよと迫っている。見苦しいかぎりだ。翔年はこのやり方が気に喰わない。


 西川社長は2006年1月、当時の小泉首相に請われて郵政の準備会社の社長に就任、以後経営のトップとして今日まで指揮をとってきた経営者だ。翔年の見るところ、「かんぽの宿」の売却をめぐる不手際などの不祥事が相次いでマスコミをにぎわしたとはいえ、政治家が郵政改革のために礼をつくして民間から迎えた社長だ。当時、郵政改革はわが国最大の政治課題であって、国民は郵政改革を望み、その経営をお願いしたのだ。その後、自民党の恥知らずの政治家共は、小泉改革を「悪」とする構図のもとに自分達の延命策を計ったが、それもうまく行かずに政権明け渡しに到ったのだった。

 政治家に礼儀や道徳を説くのはお門違いととは承知しているが、政治家の人気取りの犠牲になった経営者であることは間違いない。郵政の大株主は国とはいえ、れっきとした民間会社なのだから、社長としてふさわしくないと判断するなら、商法の定める所にもとづいて、株主が社長の首をすげかえればいいことだと思う。株主責任は総務大臣が負うのが筋というものであろう。

 さて、翔年は「郵政民営化を後戻りさせてはならない」と考えているので、2009年1月19日のエントリー「簡保の宿は不良債権の処理の筈だ!」 で述べたことのうち、3点を再確認しておきたい。

(1) 郵政民営化の意義は今でもある
 簡単な例で説明できる。「集配郵便局数が合理化されたので不便になった」という類の国民の不満は、満足させようとすればできるが、それには金がかかるということを忘れてはならない。

(2)かんぽの宿は早期処理が最優先の課題である
 今でも年間約50億円の赤字を計上している。民営化に当たって、これを廃止・売却するのは当然のこと。不良債権は早期処理しなければ、会社の存続が危うくなる。一括売却であれ、個別売却であれ、最優先の課題であることはまちがいない。
 民主党は売却を凍結する方針だというから、またまた、国民の負担が増えることになる。

(3)郵便貯金特別会計は大赤字を生むシステムだ。
 かつて、国鉄の「特別会計」で国民は大赤字を蒙ったことを忘れてはならない。
  
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2009年10月14日

英語遊び

 柳瀬尚紀著「英語遊び」にこんなことが書いてあった。英語のアクロスティック(acrostic)を説明するのに、和製アクロスティックともいうべき「折句」の有名な一首が載っている。

最初はみなさまよくご存知の「かきつばた」と句頭においてある在原業平の歌。

「か」ら衣
「き」つつ馴れにし
「つ」ましあれば
「は」るばる来ぬる
「た」びをしぞ思ふ


 ところが、その後に物凄く難しい川柳が引いてあるので驚きました。句頭は小野小町の「こまち」です。

「こ」とわりの
「ま」ことは天も
「地」も感じ


 何のことか分ります? 翔年はちんぷんかんぷんでした。この句、普通の人ではとても鑑賞できないのではないかな? くどくど解説してしまうと謎解きの面白さが大きく減殺されてしまうけれど、意味が分からなくてはどう仕様もない。みなさん、川柳は笑を誘う詩であるけれど、この句は笑うまでに頭が疲れてしまいますぞ。

1 まず、小町さんのこの雨乞いの歌を知らねば始まりません。

ことわりや 日ノ本なれば 照りもせめ さりとはまた 天下(アメガシタ)とは  小野小町
(訳)日の本と言うくらいですから、こんなに日照がつづくのも当然かと思いますよ。でも、天下(アメガシタ、雨が下)とも言うのですもの、雨を降らせて下さってもいいじゃありません?

2 小野小町さんは誰も認める天下の美女(にして才媛)だけど「不感症」とか「無穴」とか、昔から変な噂があります。(下世話なこと書いて申し訳ない)

3 ここまで理解して来て、はじめて川柳を鑑賞する資格が整いました。
「ことわりの…」の句の解釈はこうなります。
 道理(コトワリ)というものには天も地も感じるんだぜ。なのに小町さんは感じないのかねぇ。男を「ことわり」づづけてさ。


 「なんでこれが英語あそびやねん?」と言われるかも知れない。申し訳ないですが、英語のアクロスティックのこともここに書くと、このエントリーが全て柳瀬氏の受け売りになってしまう。それは避けたい。で、ここから翔年独自の下ネタ脱線を試みます。

Many a true word is spoken in jest.(多くの真(マコト)の言葉は冗談として語られる)

 という名言があります。冗談めかした名言に出会うのも本を読む楽しみの一つだといえましょう。
"The big book of SEX quotes"という本は、その手の真の言葉が数多く集められている。そこから抜いてみましょう。
 真の言葉なら、冗談めかしてあっても、たとえ下ネタであろうと、かまわないという方は「続きを読む」をクリックしてお進みください。(そうでない方はここまで)


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2009年10月12日

タカラジェンヌの芸名と年寄り名の由来 −百人一首−

 この「もの言う翔年」は政治や裁判のような堅苦しい話から、詩歌やことば遊びのようなちょっと柔らかいものまで、さらに、時々男性読者から要求のある下ネタまで、上下左右、ジャンルを問わず、翔年がいいたい事、書きたいこと、記録に留めておきたいことなどを書きつないで、早7年が過ぎようとしている。

 今年は更新が時々遅れて読者の皆さんにご心配をおかけしているが、ネタがなくなって困っているわけではありません。自治会長(534世帯)という役をおおせつかったお陰で、ネタをあれこれ考える時間はあるのですが、書く時間の制約を受けているだけのことです。(自治会の仕事は来年3月で終わります)

 さて、今日のエントリーでは、丸谷才一さんの随筆で面白いことを教わったので少しおすそわけしたい。

1 昔のタカラジェンヌの芸名のつけ方は百人一首に由来するものが多い。(鳩山首相の奥さんの芸名はどうだったかしらん?)

天津乙女 → あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよ乙女のすがたしばしとどめん
有馬稲子 → ありま山ゐなの篠原風ふけばいでそよ人をわすれやはする

 翔年は「風」にちなんだ芸名を持つと大女優になれるジンクスがあるのではとも思うが、宝塚歌劇は良く知らないので確かめようがありません。

 ただし、この芸名の発案者、宝塚歌劇の創始者小林一三のことなら、少しは知っている。何で経済人がこんなことを発案できたのかと言うと、小林一三は若い頃、小説を書いているのです。翔年は読んだことはないが、丸谷さんは「なかなかの腕ですよ。花柳小説ばかりですが、おもしろかった」といっている。


2 面白いのは、相撲の親方たちの名前も王朝和歌から取っているのです。いや、こっちの方がずっと古くて伝統があるのです。

歌ことばなぜかせつなや年寄り名   丸谷才一


高砂、尾上 → 高砂の尾上の上の桜咲きにけりとやまの霞たたずもあらなん
田子の浦、富士ケ根 → 田子の浦に打ち出てみれば白妙の富士の高根に雪はふりつつ

 なるほど、時津風とか三保ケ関とか伊勢ケ浜とか他にもたくさんありそうですナ。

 ふんどしを締めたいかつい力士名と楚々とした風情のタカラジェンヌの芸名の由来が同じ和歌の世界にちなんでつけられているのは面白いと思いました。
 
  
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2009年10月09日

正しい判断 −ウィニーの大阪高裁判決

 ファイル共有ソフト(Winny)の開発者で、著作権違反のほう助罪に問われた元東大大学院助手・金子勇被告(39)に大阪高裁は無罪の判決を言い渡した。

 この件について翔年は2004年9月2日

「京都地裁のファイル共有ソフト開発者の刑事責任を問うウィニー事件は『開発者は無罪』だと信じる。違法コピーが簡単にできるソフトを開発したそのことをもって罪に問うことは出来ないのではないか。技術開発をした者とその成果物で不法な行為を実行した者とは違う。
分りやすい例えで言えば、コピーが簡単にできるテープレコーダーを開発したのはソニーだ。そのテープレコーダーで不法な録音をした者がいても、ソニーが罰せられることはない。ノーベルはダイナマイトを発明したが、そのダイナマイトを使ったテロリストが何人いようと、ノーベルが罪に問われることは無いんだ。この一点だけはハッキリしているのではないだろうか?」
と今度の高裁の判決に近い予想をしている。

 情けないことに一審の京都地裁は「著作権侵害を認識しながら開発、改良を重ね、不特定多数に公開した」として有罪としている。こんな馬鹿な判決をする裁判所もあるのだから嫌になる。

 当時、裁判所だけでなく、政府も、官庁も、自衛隊も、マスコミもコンピューターソフトに関するキチンとした認識ができていなかったと思う。
(NHKの記者がウィニー開発者に「無罪主張は悪あがき」と手紙を送っている事件あり)

 この度の大阪高裁の正しい判断を示した判決には敬意を表したい。
  
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2009年09月25日

裁判員制度の一抹の不安

 裁判員制度にもとずく裁判が何件かあり、最初だから、マスコミは逐一詳しく報道した。翔年はこの制度に反対するものではないが、次の2点について一抹の不安を今も抱いている。

(1)市民から選ばれた裁判員が、被害者家族の心情や世論に大きく左右されずに判断を下すことはとても難しいことであるということ。既に報道された裁判でも、その兆候は現れている。

(2)裁判員が知りえた事件の真相や人間の心の秘密、隠されている人間関係などについて、キチンと秘密保持ができるのかどうか? 
 世の中には「ここだけの話ですが……」で始まる会話に満ち満ちているので、いずれ秘密が暴露される事件が発生するのではと危惧する。

 
 裁判の歴史に「フリューネ裁判」という記録がある。
 フリューネは古代ギリシャの有名な高級娼婦だった。ちなみにフリューネとは「蛙」のことで、彼女の美しい肌が青白いことからこう呼ばれていたのだ。彼女はその道でたいそう成功し、大金を稼いだので、テーバイの城壁を再建しようと申し出たこともある。
 ただ、ホリエモンもそうだったように、あくどく稼ぐと「庶民感情」とやんわり表現されるがその実、「庶民の妬み心」が許さない。フリューネの行為は色々と物議をかもし、紆余曲折の末、ついには「神を冒涜した罪」に問われることになった。

 これは大罪だった。だが、さすが「蛙」ちゃん。全くの形勢不利を悟った彼女は大芝居にでた。世界の百科事典「ブリタニカ」によれば、フリューネは衣服を引き裂き、「胸をあらわにした。それを見て感動した陪審員は彼女を無罪にした」と書いてあるという。これは「おっぱいを見せたら釈放された!」と笑ってすませられない問題を含んでいる。
 想像していただきたい。フリューネの乳房はそれほど凄かったのか? よく分らんけど、何しろ蛙色だ。平均的な男は興味津々だったはず。それに古代ギリシャの陪審員は一年間その義務に服すことになっていたから、アメリカ国民や日本国民と同じように「変化」を求めていたのかもしれない。

 ことほどさように、大衆の判断力は知性以外の何かに大きな影響をうけて歪む。

 ともあれ、公正な裁判はたいへん難しい。


※A・J・ジェイコブズ著「驚異の百科事典男」を参考にしました。  

  
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2009年09月24日

小咄の快楽

 翔年は小咄がすきだ。それも短くて切れ味のいいものを好む。雑誌「フォーサイト」10月号に載った名越健郎氏の ”Current Anecdotes”が好みにピッタリ。なので、無断拝借してお眼にかけたい。

(その1)
 退陣した麻生前首相の自宅に電話がかかってきた。
「麻生総理と話したいのですが」
「私はもう総理ではありません」
 しばらくしてまた電話があった。
「麻生総理と話したいのですが」
「私はもう総理ではない」
 同じ電話が3度かかってくると、麻生氏がきれた。
「何度言ったらわかるんだ。私はもう総理ではない」
「それを聞くのがなんとも耳に心地よいので」


 自民党支持の読者の皆さん、怒らないで下さい。
冗談にも歩道と車道がありますからね。


(その2)
 民主党の若手政治家が女性にプロポーズした。
「僕と一緒になってくれたら、出産、子育て、雇用すべて安心だ。老後の年金も心配いらない」
「でもお金は大丈夫なの?」
「それは結婚してから考える」




 翔年は危惧する。自民党政権の時は、政府のお金に政治家や企業が既得権益で裏口に群がっていた。鳩山政権になって、こんどは地方自治体や国民大衆が、表口に金をくれ、金をくれと群がってくるようになりそう。

 八っ場ダム問題を注目して見守りたい。
 政府はダム建設という大きな無駄を中止するために、地元に大きな金をふんだくられてはならない。そういうことになったら、財政は完全に破綻する。
 無駄な投資を中止して、浮いた資金を必要なところに回すというのが民主党の政策の根幹なのだから、前原大臣は地元エゴに毅然とした態度でことに当たっていただきたいと思う。なんのかのと反対を唱えて、最期は金をふんだくろうとする輩を太らせてはならない。それは改革の名に値しない。

人事を尽くさず、フリコミを待つ人ばかりの国になったらたいへんです。  
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2009年09月22日

自殺幇助クリニック −ディグニタス

「海を飛ぶ夢」の一場面
海を飛ぶ夢

 2年ほど前にスペイン映画「海を飛ぶ夢」を見たとき、大いに考えさせられたことがある。映画の大筋は『海の事故で、首から下が不随となったラモン・サンペドロが、26年間をベッドの上で過ごし、ついに自ら命を絶つ決断をする。人権支援団体で働くジェネは、ラモンの死を合法にするため、弁護士のフリアの協力を仰ぐ。紆余曲折があって、最後はペドロは希望通り自らの命を絶つことが実行できた』というものだった。ペドロは自殺しようとしても首以外は動かすことができないから、誰かの助力がどうしても必要だったのだ。(これは実話に基いたいい映画だった)


 今年の夏、英国で似たような出来事があった。(フォーサイトの記事による)
 英国の著名指揮者エドワード・ダウンズ氏(85)と妻のジョーンさん(74)は、夏の初め、スイスを訪れてチューリッヒの小さなクリニックで致死量の睡眠薬を服用し、ともに人生の幕を下ろした。
 二人は音楽家として、バレリーナとして輝かしい経歴と幸せな結婚生活を共におくっていたが、老いと病と障害が二人の人生を徐々に蝕んでいたのだった。

 今回のスイスへの旅に付き添い、妹とともに最期を看取った息子さんの話。
「二人並んで最期を迎えることが両親の望みだった。父と母は隣同士のベッドで手を繋いだまま、わずか数分で眠りに落ち、十分とたたずに息を引きとった」
 
 自殺幇助クリニック「ディグニタス」は尊厳と平安の中で自死を決意した人々を支援する非営利団体である。「ディグニタス」では入会金を払い、自殺の意思表示を表明すれば、誰でも会員になれるという。

 先のイギリスの指揮者夫妻はなぜスイスまで足を運んだのか? スイスでは1942年以降、自殺幇助クリニックの運営が法的に認められているからだ。(ベルギーやオランダ等でも、自殺幇助は合法だが、外国人に対しては行わない)

 わが国にはこういう法律も制度もない。誰も彼も生きることは善と信じており「自らの生死を決定する権利」が最も基本的な人権の一つとする議論はまだ始まっていない。
 本質的な「死」の議論ができないくせに、自殺をすぐ社会のせいにする甘ったれた考えの持ち主も含めて、国民的議論を望む。

尊厳死協会

 翔年は14年前に日本尊厳死協会(Japan Society for dying with Dignity)の会員になった。これは単に傷病が不治でかつ確実に死に向かっているときに、無用の延命措置を拒否するだけのもの。いわば自分のためでなく、自分がそういう状況になった時、家族や医者に難しい判断をさせるよりも、前もって自分でその判断をしておいて、実行を医者に委ねるという宣言をしているだけ。「ディグニタス」はその先を行っている。
 

 
 翔年は自分のために「ディグニタス」のような団体がわが国でも活動できるように法整備をするべきと思う。微妙な問題も含んでいるので、老人自らが考えて制度設計ができなければいけない。


(参考)
 世界の自殺率(人口10万人当たり)
1 リトアニア   38.6人
2 ベラルーシ   35.6

8 日本      23.7

  
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2009年09月21日

オランダからお客さま −タイメン君が塾に

 19日のいきいき塾にオランダからタイメン君(Tymen Von Wettum)が遊びに来た。同行のTさんの情報ではヨーロッパの1級ということだった。若い人はすぐに強くなる。それを考慮して日本の四段相当として、塾のポイントシステムで対戦した。ちょっと荷が重かったようで成績は1勝3敗、四段は寸前の実力者だった。

タイメン君(右から四人目)を囲んで
Tymen


 彼は「太陽物理」を学んでいるそうだ。が、理系の知識だけでなく、日本語でも日本文化でも何でも広く興味を示し、聞いた知識をすばやく吸収するのには驚いた。もう、20代の後半なのに、頭の柔軟性が翔年の孫(2歳児)と同じような感じで、翔年は強い感銘を受けた。勉強も囲碁もまだまだ伸びていくことは間違いあるまい。

 碁を打たない友達二人と一緒に来たが、「いきいき塾」は碁がメインなので、申し訳ないと思いつつ、二人はほったらかしにしておいた。彼らは村を探索したり、昨日おぼえたばかりの囲碁を二人で打ったりして、少しもタイメン君の碁の邪魔をしなかった。

 彼らに幸あれ!
  
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2009年09月19日

鳩山内閣−脱官僚政治実践−が発足(2009年9月16日任命)

 9月16日に任命された民社国の鳩山連立内閣の顔ぶれは次のとおり。一覧すれば分るとおり、オールスター内閣で、鳩山総理の意気込みは買える。自民党内閣にあったような「えっ、あの人が?」というような変な閣僚はいないみたい。ただし、「官僚依存の政治システムからの脱却」をめざして、大臣、副大臣、大臣政務官が中心の「政務三役会議」を設置するらしいので、この人選を見て、実際に意思決定するところを見ないことには、この内閣の本当の実行力は分らない。


 例によって、翔年独自の期待度マーク、◎、○、△、×、? をつけ、3ヶ月間はよく見守っていきたい。


総 理
鳩山由紀夫 はとやま ゆきお(62) ◎
党代表、官房副長官(スタンフォード大院=衆院8回、北海道9区)民主党 鳩山グループ
→ 人物は信用できる。ウソをつくのはヘタ。グローバルな視点に期待する。評価は鳩山政権の結束、民主党内部の結束を持続させることができ、改革の道筋がつけられた時にきまる。最初の半年が勝負。

副総理・国家戦略相=経済財政政策、科学技術政策
菅 直人 かん なおと(62)  ◎
党代表代行、党代表、厚相(東工大=衆院10回、東京18区) 民主党 菅グループ → 大臣での見事な実績あり。国家戦略のグランドデザインを早く描いていただきたい。その際、蛮勇を奮ってほしい。

総務相=地域主権推進
原口一博 はらぐち かずひろ(50) ○
党「次の内閣」総務相、衆院財金委理事(東大=衆院5回、佐賀1区) 民主党
→ 未知数の魅力あり。
就任後、日本郵政の社長の辞任をもとめると発言。ちょっと問題が目先すぎて小さいと思う。


法 務
千葉景子 ちば けいこ(61) ?
党総務委員長、参院決算委員長(中大=参院4回、神奈川) 民主党 旧社会党グループ→ 知らない。


外 務
岡田克也 おかだ かつや(56) ◎
党幹事長、党副代表、党代表(東大=衆院7回、三重3区) 民主党
→ 中国に対して毅然とした外交ができるかみまもっていきたい。
就任後、アメリカとの密約を解明すると発言した。外交に国民の知らない密約があってはならない。例えアメリカとギクシャクしても解明しなければならない問題と思う。
ただし、核の存在、非存在が明らかになるので、結果として、安全保障上、わが国も米軍も核のプレゼンスの秘匿が保たれなくなることを覚悟する必要がある。

財 務
藤井裕久 ふじい ひろひさ(77) ◎
党最高顧問、蔵相(東大=衆院7回、比例南関東、参院2回) 民主党
→ 予算に大胆なメリハリをつけていただきたい。それなくしては財源不足に陥る。
就任後、「来年度予算案の概算要求基準は、役所内部同士の話で、何ら対外的な意味はない。取っ払って当たり前」と発言したが、その通りである。この調子でやっていただきたい。

文部科学
川端達夫 かわばた たつお(64) ?
党副代表、党幹事長(京大院=衆院8回、滋賀1区) 民主党 旧民社党グループ
→ 知らない。 
就任後、「高校の無償化は、例年4月から実施する」と発言。家庭に金をばら撒く政策には反対する。私立高校に対しては干渉すべきでないと思う。

厚生労働相=年金改革
長妻 昭 ながつま あきら(49) ○
党「次の内閣」年金担当相(慶大=衆院4回、東京7区) 民主党
→ 山積する年金問題に道筋がつけられるだろうか? 「ミスター年金」の未知数に期待するしかありません。
就任後、「後期高齢者医療制度は廃止する」と発言した。スムーズに廃止できるか試金石になると思う。

農林水産
赤松広隆 あかまつ ひろたか(61) ×
党選対委員長、衆院外務委員長(早大=衆院7回、愛知5区) 民主党 旧社会党グループ
→ 細川政権の時のこの男の動きを思い出してほしい。本当に改革者か? 力量があるのか?

経済産業
直嶋正行 なおしままさゆき(63) ?
党政調会長、自動車総連副会長(神戸大=参院3回、比例)民主党 旧民社党グループ
→ 知らない。

国土交通・沖縄北方相=防災
前原誠司 まえはらせいじ(47) ◎
党副代表、衆院外務委理事(京大=衆院6回、京都2区)民主党 前原グループ
→ 問題が山積している。道筋がつけられるか、期待して見守りたい。
就任後、八ツ場ダムは中止、日本航空の有識者会議はいったん白紙に戻すと発言している。具体的方法論を早く聞きたい。

環 境
小沢鋭仁 おざわ さきひと(55)  ? 
党国民運動委員長、衆院環境委員長(東大=衆院6回、山梨1区) 民主党 鳩山グループ
→ 知らない。
就任後、地球温暖化対策税(環境税を4年以内に導入すると発言。財界の協力ナシでやり遂げる覚悟が必要である。

防 衛
北沢俊美 きたざわ としみ(71) ?
党副代表、参院外交防衛委員長(早大=参院3回、長野) 民主党 羽田グループ
→ 知らない。

官 房
平野博文 ひらの ひろふみ(60) ?
党役員室長、幹事長代理(中央大=衆院5回、大阪11区) 民主党 鳩山グループ
→ よく知らない。
就任後、事務次官会議の廃止と次官の記者会見を廃止を明言した。「政治主導を履き違えていないか?」というような一部の意見にキチンと反論して、後退しないことが大切と思う。


国家公安・拉致問題
中井洽 なかい ひろし(67) ?
党常任幹事会議長、法相(慶大=衆院11回、三重1区) 民主党 小沢グループ
→ 知らない。

郵政・金融
亀井静香 かめい しずか(72) ×
党代表、建設相、運輸相(東大=衆院11回、広島6区) 国民新党
→ 問題発言の連発を危惧する。市場との対話がうまくできるだろうか? できまい。
就任後、3年間返済猶予制度を10月の臨時国会に法案を提出すると明言した。民間銀行の融資の細部に政府が強権を発動していいのか? 大いに疑問がある。政権内部の不協和音発生器みたいなものになるかも。

消費者・少子化相=食品安全、男女共同参画
福島瑞穂 ふくしま みずほ(53) ×
党首、党幹事長、弁護士(東大=参院2回、比例) 社民党
→ 鳩山政権と基本政策が違いすぎる。鳩山政権の足を引っぱるのは間違いない。

行政刷新相=公務員制度改革
仙谷由人 せんごく よしと(63) ?
党幹事長代理、党政調会長(東大中退=衆院6回、徳島1区) 民主党 前原グループ
→ 論客ではあるが、公務員制度改革に手腕を奮えるのだろうか?


正直なところ、以下については良く分らない。

官房副長官
政務 衆 松野 頼久
政務 参 松井 孝治
事務 ? 滝野 欣弥
首相補佐官
中山 義活
小川 勝也

法制局長官
宮崎 礼壱=再任

それよりも、副大臣、大臣政務官がまだ決まらないのは遅すぎると思う。
一刻も早く政治主導体制を作り上げるべきだ。
  
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2009年09月09日

ミツバチの減少、携帯電話の電波が原因か?

 携帯電話の電波がミツバチを混乱させ、死に追いやっている。自然界のバランスは微妙なものだから、こういうことは十分ありうるのではないか? 元の記事はここにあります。


 今年の春、ミツバチの大量死が読売新聞に載った。その記事では原因が不明ということだった。
 今回、インドの研究者によって携帯電話に使われるギガヘルツ帯の電波がミツバチに悪影響があることが明らかになったという。電波は電磁波である。ミツバチは飛行方向の認識に何らかの地磁気を利用しているはずだから、ミツバチが巣に帰る方向がわからなくなることは起りうると思う。この研究は注目に値する。

 ミツバチが減少すると蜂蜜が高騰するだけではない。草花や果物の花にはミツバチの助けで受粉している種がある。この影響は想像を絶するほど大きいのではないか?

 とはいうものの携帯を手放すわけにはいかない。どうする?
 この研究の先が早くしりたいですね。


情報の追加(9/10)
コメント欄にhayashi toshioさんから「ウイルス説もある」と情報を寄せていただきました。
いろんな説があるので、情報の整理をしておきます。

○ 正式な名称は「ミツバチの群崩壊症候群(colony collaps disorder)」

○ ミツバチの減少が報告されている国
1 北アメリカ
2 スイス
3 ポーランド
4 日本

○ 原因説は多数あって、今のところ不明
1 ダニ
2 ウイルス
3 除草剤
4 気候変化
5 電磁波

(翔年の考え)
 ミツバチが巣箱に戻らないという観察に注目します。ミツバチは病気ではなく、方向感覚が何らかの原因で擾乱されているのではないかと思いました。この解釈にピッタリな研究結果は「電磁波説」です。

 もう一つ、除草剤も疑わしいですね。
 この二つは人間が自然界にないものを持ち込んだので、絶滅まで行く心配がありますね。

ダニ説やウイルス説だったなら、ミツバチの個体があるところまで減少すると、個体数は自然に回復するのではないかと考えて、今のところ重視していません。

気候変化説は何ともいえませんね。「なんでも気候変動のせいにする」説は翔年は取りたくありません。

○農水省は「みつばちの減少に関する調査研究」の募集をしています。

もっと情報を集めておいて、新しい研究結果を待ってまたご報告したいと思います。


※電磁波に関心を持った方のために
1 電磁波(でんじは)は、空間の電場と磁場の変化によって形成された波(波動)のこと。電界と磁界がお互いの電磁誘導によって交互に相手を発生させあうことで、空間そのものが振動する状態が生まれて、この電磁場の周期的な変動が周囲の空間に横波となって伝播していく、エネルギーの放射現象の一種である。電磁放射とも呼ばれる。

2 空間そのものがエネルギーを持って振動する現象であるため、波を伝える媒体となる物質(媒質)が何も存在しない真空中でも伝わっていく。電磁波の電界と磁界が発生する振動方向はお互いに直角であり、また電磁波の進行方向もこれと直角である。基本的には空間中を直進するが、物質が存在する空間では、吸収・屈折・散乱・回折・干渉・反射などの現象が起こる。さらに、重力場などの空間の歪みによって進行方向が曲がることが観測されている。

3 真空中を伝播する電磁波の速度は、観測者がどのような方向に、どのような速度で動きながら測定したとしても、一定の値 299,792,458 m/s(約30万キロメートル毎秒)になるため、真空中の光速度と呼ばれて、最も重要な物理定数のひとつになっている。
 この光速度不変の原理を基にしてアインシュタインが特殊相対性理論を構築し、それまでの時間と空間の概念を一変させた。

4 一方、物質(媒質)中を伝播する電磁波の速度は、真空中の光速度を物質の屈折率で割った速度になり、例えば、屈折率が2.417のダイヤモンドの中を伝播する光の速度は、真空中の光速度の約41%に低下する。ところで、電磁波が、異なる屈折率の物質が接している境界を伝播するとき、その伝播速度が変化することから、ホイヘンスの原理により屈折が起こる。これを利用したものにレンズがあり、メガネやカメラなどに大量に使われている。なお、物質の屈折率は、電磁波の波長によって変化するのが普通で、これを分散と呼ぶ。虹が7色に見えるのは、太陽光が霧などの微小な水滴を通るとき、波長が長い赤色よりも、波長の短い紫色の方が、分散によってより大きく屈折するためである。

5 最近、NHKのTV番組で年寄り(眼球が濁っている)は読書などをするとき、暖色系の光(赤に近い)の方が、寒色系(青に近い)よりもよりくっきりと見えるという経験を放映していた。これは寒色系の光だと、眼球の中の濁り(不純物)による乱反射が起こって、文字が読みづらくなるのである。光の波長を理解しないとわけのわからない現象に見える。


  
Posted by mtmt0414 at 19:19Comments(4)TrackBack(0)Environment

語源の快楽(23) −てこずる

 民主党は「民社国」の連立政権合意について、社民党に大分てこずっていたが、本日、どうやら決着するらしい。

 ネットの速報によると
 重野安正・社民党幹事長は記者団に「連立政権の中で、沖縄問題で一歩でも前進させるのが大事であって、現地の思いに100%答えるかというとそうではないかもしれないが、われわれとしては着実に前進させるという点において、連立に参加する時期は1つの大事な時期だという時間認識でこういう内容になった」と説明。岡田幹事長は「時間がかかったが前向きの合意ができた」と評価した。


 今日午後5時半から党首会談を持ち、正式に合意するようだ。それにしても社民党の重野幹事長の上のコメントは何という不自然な日本語であることか。連立政権を組む以上、この国の形をどうするかが問題なのに、小党の社民党は声高に「原理原則」を叫んでばかりいて、議論は如何に自分達の意見が合意文に入るかどうかが大問題らしかった。
 こういう姿勢の小党と連立を組んで、本当に次々と改革に着手できるのだろうか? 果たして民主党の「五つの約束」が実現するのか、大きな危惧を感じる。


連立政権樹立前に民主党の「五つの約束」を再確認しておこう。

1【ムダつかい】
国の総予算207兆円を全面組み替え
税金のムダづかいと天下りを根絶
議員の世襲と企業団体献金は廃止し、衆議院定数を80削減

2【子育て・教育】
中学卒業まで、一人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給
高校は実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充

3【年金・医療】
「年金通帳」で消えない年金
年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現
後期高齢者医療制度は廃止し、医師の数を1.5倍にする

4【地域主権】
「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やす
農業の個別所得保障制度の創設
高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にする

5【雇用・経済】
中小企業の法人税率を11%に引き下げ
月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援
地球温暖化対策を強力に推進し、新産業を育てる



 さて、「てこずる」の語源のことを書くつもりだったのに、民主党の「てこずり」につきあって、「あの娘(コ)をウンと言わせるのにてこずった」という類の快楽話を書くスペースが無くなってしまった。ごめん。


 杉本先生の「語源海」から「てこずる」関連を引いて終わりにします。

「てこずる」(手古摺る、手甲擦る)= あつかいかねて困る。もてあます。英語では "do not know what to do with."

江戸生れの江戸語である。テコは梃子のこと。重いものを梃子で移動させるのに、スムーズにいかず、梃子も磨り減ってしまうほど難儀すること。


 民主党さん、重いものを移動するのに「梃子摺る」のは仕方ありませんが、軽い社民党に「梃子をすり減らす」のは考え物です。これからはシッカリ政権運営に当たってくれるよう希望します。
  
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2009年09月04日

民主党のお手並み拝見

 今回の衆議院議員選挙は地すべり的民主党圧勝に終わった。この流れを作ったのはかつて「自民党をぶっこわす」といった小泉元首相の功績であると思う。その後を受け継いだ安倍、福田、麻生内閣は小泉改革から後退に後退を続け古い自民党に戻し、その体質丸出しの麻生総理が、自ら自民党に止めを刺して仕上げをしたと見てよい。麻生総理の決断力の無さは眼を覆うばかりで、自身の身の引き方さえ誤ったと思う。自民党は負けるべくして負けた。惨敗の自民党は茫然自失で党総裁の人選すらできない状態らしい。

 一方、308議席を獲得した民主党は政権作りを始めている。現段階では何も決まっていないので、我々はお手並みを拝見するしかないが、鳩山民主党の最近の動きから、賛同できることと危惧することなどを、若干記しておきたい。

1 鳩山代表の言葉で特によかったもの(8/31)
○ 人事の決定時期について
「一気に決めなければならない。首相指名と同時に決めるようなスピード感をもって決めたい」

○ 
「人事は代表の専決事項で、党三役の中で議論することはない。私一人で決めて結論を出す。(特別国会での)首相指名選挙後に一気にやりたい。それまでは外に漏れない形で行いたい」

→ 久々に歯切れのいい人事に関する正論を聞いた。麻生前総理の組閣の際は情報がダダ漏れで、バカバカしくて見ておれなかった。大臣になりたい人や子分を大臣にしたい人に猟官運動をする余地を与えてはいけない。


2 日米関係の基本 −外交がアキレス腱になる?
 民主党は選挙期間中から少しずつ現実的な政策にシフトしていた。3日未明の米国、オバマ大統領との10分間の電話会談は挨拶程度としても、発言から今後を占うことができる。
「建設的に未来志向の日米関係を築きたい。大統領は気候変動問題や核廃絶でリーダーシップを発揮しておられる。我々も同じ気持ちで考えている政党だ。経済でも緊密に協力し、(景気を)改善したい」

「日米同盟が基軸だということを確認した」

→ 「建設的未来志向」は中国共産党がよく使う常套句だ。ここでは使って欲しくなかった。そもそも民主党の外交政策は危なっかしいものを含んでいる。今後どれだけ現実的路線をとることができるのか、見守っていきたい。
 例えば、先の通常国会では審議拒否した対北朝鮮制裁目的の貨物検査特別措置法案を秋の臨時国会では政府として提出側に回る。


3 不可解な連立協議 − 現実的な対応策がとれなくなる恐れあり
 民主党は社民、国民新党に呼びかけて2日に連立政権樹立に向けて協議を始めた。衆議院で308議席の大政党ではあるが、参議院では社民、国民新党の協力がなければ過半数に達しないから、安定した政権運営のために必要だという判断らしい。
→ ちょっと安易な判断ではないかと思う。中身に問題がありすぎる。社民党の福島党首は「私は自衛隊の海外派兵反対、沖縄の基地問題、憲法改正案作り反対を訴えてきた。連立協議のなかでもしっかり主張してまいりたい」と2日の全国代表者会議で明言している。理想論としては理解できるけれど、現実の世界情勢、政治状況とはかけ離れている主張だ。誤解を恐れずに言えば子どもの論理だ。
民主党は政権を取った以上、今まで以上に「現実路線化」が必要となるはずで、社民党と組んだが最期、内外に山積する課題に迅速に対応できなくなるのは火を見るよりも明らかだ。
 例えば、あれだけ反対したアフリカ・ソマリア沖での自衛隊による海賊対策も認める立場に立つのだから。

上の危惧の他に、小党が連立政権を組めば、必ず独自の理屈を立てて目立つことをするに違いない。いわゆる自己主張だ。これにいちいち対応して時間を取られたり、妥協したりしていれば、国民から308議席も与えられて何もできない政権になってしまう。

4 民主党鳩山代表の舌禍が心配
 鳩山さんは育ちも人柄いい。むしろ良すぎる。白々しいウソは言えない。今までにもなんどか、本音がポロッと出たことがある。野党の党首ならそれでもよかったが、一国の首相になればそれではすまない。舌禍事件をひき起こす心配は否定できない。

5 新しい国つくりの道筋をつけよ
 とにもかくにも、308議席の力で新しい国つくりのための道筋をつけて欲しい。半年以内にその手順が示されなければ、結局何もできないで終わってしまうだろう。スピード感のある意思決定を望む。


 惨敗した自民党は首班指名選挙で「麻生」と書くとか書かないとか、内向きで低レベルの議論をしている。野党となって、まったくだらしのない党であることを天下に知らしめている。「党総裁を誰にするか」、「この国をどうするか」の議論なくして、政府をチェックする野党の役目は果せない。相変わらず意思決定の遅い党ではある。


  
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2009年08月29日

アメリカからちびっ子のお客さま −いきいき塾

 T氏ファミリー4人が突然アメリカからやってきて、26日、27日といきいき塾で過ごした。ご両親にとっては20年ぶりの日本、子どもさんは初来日とのことだった。


笑顔がすばらしいT氏ファミリー
H氏ファミリー

 翔年とT氏一家とは5年前に”US Go Congress”で知り合い、その後ほとんど毎年、Congressで一緒に遊ぶ仲間である。ただし、ご両親はノンプレーヤー、子どもさんが二人とも碁を打つという珍しいファミリー。

 せっかくの機会だからと碁友のT氏、H氏、Tさんにも来てもらって、臨時の碁会となった。いきいき塾例会は年寄りばかりだが、この日は50も年齢差のある小さい子どもが相手とあって、誰も彼も何時もより楽しそうだった。




Keiju君とH氏(左)、Yukinoちゃんと翔年(右)
keiju君とH氏yukinoちゃんと

 12歳のKeiju君の棋力は三段、10歳のYukinoちゃんは2級というなかなかの腕前。翔年との対戦では、Keiju君が3子で3敗1持碁、Yukinoちゃんは7子で1勝2敗だった。結果はともかく、他の仲間たちとの碁も全て元気一杯、随所に勝負どころが出現して、大人もタジタジとなる場面が続出して楽しかった。

 両親が碁を打たないので、必ずしも囲碁環境に恵まれているわけではないが、二人ともインターネットで勉強しているそうだ。最近はこのようにインターネットで碁を学んでいる若い人は多い。T氏が自分の蔵書をたくさん彼らに贈呈したので、環境のハンディを乗り越えて、 このまままっすぐ、育ってくれることを期待したい。

 アメリカ生れでアメリカ育ちの二人は、ご両親が日本人だから当然バイリンガル。日本語の会話もなんら不自由はないが、丁寧語が使えないので、母親からその都度なおされていたけれど……。(最近は丁寧語を使えない日本の子どもが多い)

 そうそう、一度こんなことがあった。Yukinoちゃんが助手席に座っていた時、アメリカの車生活のことを聞いていたところ、眼の前のカーナビに興味をもったので、ナビの目標到達時間の話題に移った。彼女は自然にestimateと英語を使った。予測時間とか推定時間というような日本語は知らないか、あるいは会話では使えない言葉なのだろうと思った。 彼女が長じていくにつれ、日本語の抽象語の習得がだんだん難しくなることだろう。これは彼女の頑張りに期待するしか方法はないが…。

T氏ファミリーに幸あれ!

  
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2009年08月21日

マニフェストは本当に政権公約なのか?

 読売新聞朝刊の大見出しが「民主300議席超す勢い」、小見出しが「自民激減、公明は苦戦」だった。選挙はやって見ないと分からない部分があるものの、どうやら帰趨が見えてきたようだ。だが、このことはもう少し選挙戦が進むのを待って、選挙直前に論じることにしたい。

 さて、翔年は民主党のマニフェストを丹念に読んでみたが、「5つの約束」が本当にできるのかと言う疑問を持った。自民党のマニフェストも一応読んだ。こちらは「安心」、「活力」、「責任」だと言うが、ちょっと待てと言いたい。
 
 政権を担ってきた政党(自民党、公明党)は前回の選挙で国民の前に示したマニフェストが達成できたのか、できなかったのか、自ら評価をまずするべきであろう。その反省の上に立って、今回のマニフェストが作られてしかるべきだと思う。
 ところが、自民党のHPの何処にもそれがない。達成できたのはこれ、できなかったのはこれとこれ。そして、達成できなかった政策の原因分析がされていなければならないのに、何を勘違いしたのか、小泉元首相の政策(前回選挙のマニフェスト)を批判する文言が溢れている。バカバカしくて読めない。
 政権党(自民党)が国民の前に約束したマニフェストの自己評価もせずに誤魔化し、今また新しくマニフェストであれこれ、国民に餌をばら撒いている現状を見るとき、わが国のマニフェストによる選挙は「まったく馬鹿げた書きもの」を国民に示しているにすぎないと思ってもそんなに間違いではない。

 なぜ、こういうことになるのか? 自民党も民主党も政策で党が結束していないから、党として国の将来像を示すことがかなわず、その代わりに国民の身の回りの身近なことばかり、それも細かいことばかり訴えることになる。そういうくだらない議論が多すぎる。 内政しか議論しない政党であってはならない。もっとグローバルな視点で国を守る気概を持ち、世界に発信できる政治家、政党を望む。

 翔年は自民党も民主党も党を解党して二大政策集団(政界再編)ができることを願うものである。最近、みんなの党の渡辺喜美が記者に語ったこの談話に期待する。
「理想は自民も分裂、民主も分裂だが、世の中理想通りにいかない。選挙結果を踏まえて現実的な判断をしたい。政権交代の起爆剤になりたい。最短だと来年の参院選で(政界再編が)完成することもあり得るが、長引くこともある。政界再編は早ければ早いほどいい。」
  
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2009年08月11日

「人セム」書籍化!

 「人生のセイムスケール」(略して「人セム」)の普及版が来年一月に書籍になります。「人セム」というこの壮大な試みを始められた玉川和正氏(仲間は親しみを込めてたまさんと呼んでます)の作業を、翔年はささやかではありますがお手伝いしています。他にもたくさんの仲間がいて、それぞれが勝手に自分のできることをして、たまさんを支援しています。
 これが書籍化されて、世に受け入れられたら、たまさんをはじめ僕たち、たまさんの周りに集まっている中間はどんなにうれしいことか。
 
 下記はたまさんがご自分のBBSに書かれたお願い文です。読者のみなさんにも、翔年から書籍化の暁には、どうかこの本を買ってくださるよう、切にお願いします。もし、手元不如意で本が買えないけれど関心があるとおっしゃる方は翔年までご一報ください。翔年が「人セム」本を無料でプレゼントします。それでPRして下さったら、翔年は本望です。どうかよろしくお願いします。


たまさんのBBSより転載します。

(仮称)『人生のセイムスケール(普及版/ダイジェスト版)』が来年1月マガジンマガジン社から世に出る予定です。
皆さんの投稿やイラストも含めた理想とする年代別の分冊化は、普及版が5万冊以上売れたなら実現すると担当の園田さんと「男の約束」を交わしました。
友人や自分の誕生日、父の日や母の日のプレゼント、人生の転換期や人生のハローワーク、人名検索としても使えるような本になるはずです。
「人セム」する、あるいは「人セムる」を流行語大賞に!が大きな野望です。
5万部はかなり高いハードルと聞き及んでおります。どうか口コミ等、ご支援を下さいな。

空間のセイムスケール
空間のセイムスケール

(なじみのない方に、たまさんからちょっと説明してもらいましょう)
1 建築の世界では、新しい建物を計画する際、よく知られた古今東西の建物の平面図や立面図を同じサイズ、スケール(縮尺)で並べて空間の大きさや高さ、そしてコンセプトを比較するセイム スケールというプレゼンテーションの方法がある。
ボク(玉川和正氏のことです)も処女作「仙録苑」が竣工したとき、その処女作とサンピエトロ寺院やコルビジェのサヴォア邸など古今東西の名建築とのセイムスケールのドローイングを記念に作成しました(左図)。これから建築の世界で生きていくささやかな宣言でもあったかもしれません。25歳の時でした。

2 ならば時間のセイムスケールを作ってみようと考えた。人生のセイムスケールである。時、あたかも2001年7月9日。
 古今東西・老若男女の「存在と精神の系譜」を編年体でも、アイウエオ順でも、概念別でも、分野別でも、地域別でもなく、かといって恣意的な序列や順序、ランキング形式(ベストテンとか千夜千冊とか)でもない、この世に存在した生涯日数のみで再配置してみるというもの。それによって絶対的歴史年やジャンルの枠を飛び越えるのではないか。複雑な全人類史を単純な法則で再構築する。あらゆるヒエラルキーに抗する意味あるフラットな分類を目指して---。 

 

たまさんへ
 たまたま囲碁を通じて知り合ったアメリカ人やヨーロッパ人で、日本文化に造詣の深い人たちや人類の文化に対して造詣の深い人たちに、これからPRしようと思っています。
 「人セム」を世界遺産にするための第一歩が「普及版の書籍化」で、第二歩が「年代別人セム」ですね。
 英語バージョンのネット化を第三歩にしたいと思います。賛同者が現れるように頑張ります!
       − NYにて(現地時間㏪午前0時)−

  
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2009年08月09日

US Go Congress 終わる −3勝3敗

Mr. Jonathan Buss (六回戦)
JonathanBuss

 大会最終日。6回戦はやや年配のアメリカ人との対局だった。
 布石は互角と感じていた。40手目で相手は定石をはずして戦いを挑んできた。おだやかに打つ手も考えたが、この左下隅はわが方の石数の多い所。断固戦うことを決心した。せっかく大きくなりそうな自分の地は減るけれど、戦いの中で上辺の相手の模様への侵入を狙うのが、ここでは妥当という判断だった。
 戦いをはじめてみると、物凄くアグレッシブな石運びで、わけの分からない戦いが続いた。一進一退だった。ただ、相手は好戦的で手強いけれど、やや攻めにはやりすぎで、ディフェンスが甘いと感じ取っていた。

 150手ぐらい進んだところで、転機がやってきた。相手の猛烈な攻めを凌ぐとき、振り変わり策がひらめいた。相手は猪突猛進で16目の石をもぎ取ったけれど、翔年はその代償に20数目の石を得て戦いは治まった。相手の攻めの効果はあがらなかった。

 相手は熱くなっているのが分った。振り変わりの結果、お互いの弱い石が双方とも強くなったことにより、盤面は一転、大ヨセに入った。局面は翔年が相手の地をうまく減らせば、勝てる局勢になっていた。そういう大ヨセの攻防の中で、翔年は相手の地を減らす手と大石の切断を見合いにする手段が見えた。
 相手は地を死守したため、別の大石の切断に成功し、相手の投了となった。

 このような訳で、今年のUSコングレスは3勝3敗の成績で終了しました。

ランチ
本日の昼食
 昼食はこんなものをいただきました。菜食主義ではありませんが、野菜と果物をタップリ食べているので、寝不足以外、体調は何の問題もありませんでした。



さよならパーティ前の演奏、楽しいパーティ(左から ippon氏、Mさん、chanoyu氏、翔年)
パーティのはじまり深山さんを囲んで

 エベントの最後はいつものようにサヨナラパーティです。参加者が親交を深め、またの再会を約すいい機会となります。


(追記)
 ippon(一本)氏は柔道三段、以前「あなたはこわーい人です」というエッセイーに書かせてもらった人です。この秋、日本を再訪する約束をしてくれました。いきいき塾にも来るので、事件が起らないことを祈っています。
 chanoyu(茶の湯)氏は「淡交」というお茶の雑誌も読んでいる日本通です。袴姿が日本人よりも決まっていますね。

   
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2009年08月08日

US GO Congress 五日目と六日目

Mr.Patrik Allen(四回戦)
 John Stephenson

 四回戦の相手はPatrik llen。翔年の白番。 お互いに懸命に打った。緊迫したシーソーゲームだった。ヨセでうまい手を打たれて痺れた。コミにかからず、3.5目負け。


Jean Sebastien Lechassear(五回戦)
Jean Sebastien Lechasseur
 五回戦の相手はjean Sebastien Lechassear。昨日と同じく翔年の白番、一進一退の展開。12時半になっても終わりそうになかったので、打掛を提案。ランチを摂って、13時15分再開。一局を4時間近くかけて打った。今日は昨日と全く逆のコミかかりで3.5目の勝ち。




 通算成績は2勝3敗となった。

 レポートで翔年は勝敗の結果ばかりを報告していますが、実際の気持ちはそれとは別のところにあります。
 昨日と今日の相手は、思考のタイミングが合うというのでしょうか、お互いが考えていることが理解できるし、その上に自分の主張を貫こうと頑張ることもできて、そのプロセスが大変楽しいのです。けだし、「手談」とは名言です。碁の醍醐味と申せましょう。勝敗とは別の至福の時間を共有できることが幸せです。

 
 

  
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2009年08月06日

US Go Congress 三日目と四日目

Mr.John Stephenson(三回戦)
Mr.JohnStephenson
 三日目の相手はジョン氏(Mr.John Stephenson)。比較的順調に打てていて、これは間違いなくいただきと思ってた。ところが、好事魔多し。信じられないことが起った。初級者でも分るところを打ち忘れて、好局をフイにしてしまった。


 しばらくは茫然自失、自分が信じられませんでした。碁が嫌いになりました。2,3時間の間、碁を打っている人たちも嫌いでした。ようやく立ち直れたのは夕方にある男に会って、話したことがきっかけでした。(これは後日、書きたいと思います)


 四日目は公式戦はありません。観光に出かける人、残って碁を打つ人とさまざま。翔年はスミソニアン博物館にいきました。(主に航空宇宙博物館を見ました)


 博物館をでてから、付近をぶらぶらしている時、ふときれいな花に誘われてガーデンに入り込みました。いつの間にか、珍しい花達にカメラを向けて、名前をメモしていました。花の形が珍しくて、名前が面白いものをアップします。
  
Peace Candles(左)、Moon Beam(右)
PeaceCandlesMoonBeam
ピース・キャンドルは別名をパイナップル・リリーとも言うとかいてありました。花も名前も素敵ですね。

ムーン・ビームは月の光と言われれば納得です。




Lobster Claw(左)、 Flag Bush(右)
LobsterCrawFlagBush
カニの爪は花の形状がカニのハサミに似た花がつながって咲いていました。アルゼンチン、ペルーが原産地。
フラッグ・ブッシュは確かに白旗のように見えました。が、翔年には日本のハンゲショウのように見えました。帰国してから調べてみたいと思っています。



Egiyptian Papyrus(左), Easter Basket White(右)
EgiptianPapyrusEasterBasketWhite
エジプト紙は蚊帳吊り草にそっくりでした。この草から紙たできるのでしょうか?
イースター・バスケット・ホワイトはかわいいバスケットに花をつんだイメージでした。




Diamond Frost(左), 雀の水浴び(右)
DiamondFrost雀の水浴び
ダイヤモンド・霜とはよく言ったものですね。そのように見えました。
花壇の隅に水場があり、雀たちが嬉々として水浴びをしていました。



哀しみの顔(ロダン作)(左)、丸見え(右)
HeadofSorrow丸見え
美術館も少し覗いて見ました。ロダン作のブロンズに出会いました。ライトに照らされていたブロンズは「恍惚の顔」かと思いましたが、近寄ってみると小さく "Head of Sorrow" とありました。哀しみの顔だったようですが、恍惚と悲しみは皮膜の間なのでしょうか?



もう一つの塑像には名前がついていなかった。便宜上「丸見え」と名づけました。


今回、博物館、美術館、庭園などを巡りましたが、これはすべて入場料は無料でした。これは驚きです。それともう一つ、美術館で写真撮影も禁止されていませんでした。日本では考えられません。作品に厳重な柵もないし、無粋な「手を触れてはいけません」などの表示もないのは、翔年の好みです。


  
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